名城大附、愛知県高校駅伝の女子で初優勝し初の全国へ 男子は豊川が2連覇

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
12月の全国高校駅伝の出場権をかけた愛知県高校駅伝が11月7日、一宮市で行われた。女子は名城大学附属高等学校が1時間12分04秒で初優勝し、初めての都大路行きを決めた。前回まで4連覇していた豊川は49秒差の2位。男子は豊川が2時間5分57秒で2年連続11回目の優勝を果たした。
1区から首位を守った名城大附、1年生4人を並べたオーダーで県の頂点へ
大会は一宮市の大野極楽寺公園を発着点に、木曽川沿いのサイクリングコースで行われた。女子は5区間21.0975km、男子はフルマラソンと同じ7区間42.195km。今大会は男子第77回・女子第38回全国高校駅伝の愛知県予選を兼ね、女子には38チームが出場した。
女子のコースは1区が6km、2区が4.0975km、3区と4区が3km、アンカーの5区が5km。名城大附は1区から4区までを1年生、5区を2年生でつないだ。5人中4人が1年生という若いオーダーながら、一度も先頭を譲らなかった。
1区の卜部桃花が競り合いから抜け出し、首位でたすきを渡す。2区(4.0975km)の是枝愛香は13分27秒で区間賞を取り、3秒だったリードを34秒まで広げた。前回大会の2区の区間1位は豊川の藤田紅良の14分08秒で、それを41秒上回る走りだった。是枝は昨年の全日本中学校陸上競技選手権の1500mを制し、今年の滋賀インターハイでは7位に入った選手だ。
3区の居沢清美も区間トップで走り、差は48秒に開いた。4区では豊川の神谷早紀(3年)が区間トップの走りで追い上げ、差は32秒まで縮まる。だが、最終5区の市川紗帆(2年)が区間1位で再び突き放し、2位に49秒差をつけて1位でフィニッシュした。
| 順位 | 学校 | 記録 |
|---|---|---|
| 優勝 | 名城大附 | 1時間12分04秒 |
| 2位 | 豊川 | 1時間12分53秒 |
| 3位 | 中京大中京 | 1時間13分53秒 |
3位の中京大中京では、インターハイ女子800mを制した今枝瞳(3年)が3区を走り、区間賞と5秒差の区間2位だった。
名城大附の1時間12分04秒は、2025年11月3日の前回大会で豊川が4連覇を決めたときの1時間12分26秒を22秒上回る。豊川は前回、5区間のうち4区間で区間1位を占め、4年連続16回目の全国大会出場を決めていた。その王者を、松澤監督の就任2年目、高大連携1年目のチームが1区から一度も前に出さずに破った。
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高大連携で本格強化、成田高校から来た松澤監督と「チーム名城」
名城大学附属高等学校は名古屋市中村区新富町にある私立高校で、学校法人名城大学が運営する。
指揮を執るのは、千葉県の成田高校で監督を務めた松澤誠監督。昨年度に就任し、今年度からは系列の名城大学女子駅伝部と組んだ高大連携の強化が始まった。大学の米田勝朗監督の提案によるもので、高校から大学までの7年間を通して選手を育てる構想だ。
連携の中身は具体的だ。高校生は毎週火曜と土曜に大学生と合同で練習し、火曜は天白キャンパスで合流して大学女子駅伝部の寮に泊まる。翌朝は大学生と早朝練習をこなしてから登校する。夏合宿にも高校生が参加した。一方で、高校の練習は週4日にとどめ、勉強との両立と自主性を大事にしている。
松澤監督は10月13日に公開された大学のウェブマガジンの取材に「高校、大学という区切りではなく、『チーム名城』のジュニアチームという位置づけでやっています」と語っていた。同じ取材では、周囲から1年目での全国出場は難しいと言われていることにも触れ、「やるからには行きたいですね」と話している。その言葉どおり、高大連携1年目で県の頂点に立った。
レース後、松澤監督は「タイムより勝負に徹した」と振り返り、都大路での健闘を誓ったという。主将の市川は、大学の先輩たちの全日本大学女子駅伝での優勝に刺激を受けたと話している。
系列の名城大学は10月25日に仙台で行われた全日本大学女子駅伝で、大会新記録の2時間2分21秒をマークして3年ぶりに優勝した。2017年から2023年にかけて7連覇した女子駅伝の強豪で、附属高校の選手たちは、その大学生と同じ競技場で練習を重ねてきた。2026年は学校法人名城大学の開学100周年にあたる。節目の年に、附属高校の女子が初めて都大路への切符を手にした。
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男子は豊川が中盤から独走、2年連続11回目のV
男子は豊川が2位の愛知に2分41秒の大差をつけた。
序盤は愛知がリードした。1区で稲垣諒也(3年)が区間賞を取り、3区の途中まで先頭を走る。豊川は首位と30秒差の3位で2区へたすきをつないだ。
流れを変えたのは豊川の2区・藤田翔蒼(2年)だった。区間賞の走りで2位に浮上し、先頭の愛知に12秒差まで迫る。続く3区の吉村竜友健(3年)が区間1位で逆転し、28秒のリードを奪った。
4区(8.0875km)の永嶋駿樹(3年)は24分16秒の区間トップで、区間2位に45秒差をつける快走。リードは1分13秒に広がった。5区の服部凉大(2年)、アンカーの中川拓海(3年)も区間1位でまとめ、独走のままゴールした。
吉村と永嶋は前回大会も走った3年生だ。前回の豊川は7区間すべてで区間1位を取り、2時間6分23秒で2年ぶり10回目の優勝を飾った。このとき吉村は3区を24分37秒、永嶋は6区を14分53秒で走り、ともに区間1位だった。今年は永嶋が8km台の4区に回り、吉村は同じ3区で再び区間1位。優勝記録は前回より26秒速くなった。
| 順位 | 学校 | 記録 |
|---|---|---|
| 優勝 | 豊川 | 2時間5分57秒 |
| 2位 | 愛知 | 2時間8分38秒 |
| 3位 | 名経大高蔵 | 2時間9分08秒 |
豊川の都大路出場は地区代表としての出場を含めて4年連続13回目となる。昨年12月の全国大会では2時間3分36秒で8位に入り、入賞を果たした。2位の愛知は、昨年の全国大会に10年ぶり6回目の出場を果たしている。
女子の豊川は5連覇を逃し、2位だった。昨年は県大会で男女とも優勝し、12月の全国大会に男女そろって出場していた。
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全国高校駅伝は12月20日、たけびしスタジアム京都発着
男子第77回・女子第38回全国高校駅伝は12月20日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。女子は5区間21.0975km、男子は7区間42.195kmで、各都道府県の代表校が都大路を走る。
名城大附にとっては初めての全国の舞台になる。今回の県大会を走った5人のうち4人が1年生で、来年以降も主力が残る。大学と一体で選手を育てる取り組みが全国でどこまで通用するのか、12月20日のレースで最初の答えが出る。
男子の豊川は昨年の8位入賞に続き、上位進出を狙う。愛知県の男女代表が、そろって京都に向かう。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 南條楓]















































































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