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小林匠、ACNチャンピオンシップで決勝ラウンドへ 大阪学院大学4年アマチュアのゴルフ経歴

小林匠、ACNチャンピオンシップで決勝ラウンドへ 大阪学院大学4年アマチュアのゴルフ経歴

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男子ゴルフの国内ツアー「ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント」は11月6日、兵庫県の三木ゴルフ倶楽部で第2ラウンドを行い、アマチュアの小林匠(22)=大阪学院大学4年=が70で回って通算7アンダーの15位タイで決勝ラウンドに進んだ。首位の前田光史朗とは3打差。出場したアマチュア6人の中で最上位につけ、9月にはプロテストに合格しており、アマチュアとして臨む最後の試合になる。

初日は5連続バーディーの65、2日目も1つ伸ばして15位タイ

大会は11月5日から8日までの4日間、7004ヤード、パー71の三木ゴルフ倶楽部で行われている。出場は108人。小林は主催者推薦で出場した。

11月5日の初日は10番からスタートした。前半の9ホールは13番、14番でバーディーを奪いながら、17番と18番で続けてボギーをたたき、36のイーブンで折り返す。流れが変わったのは後半だった。2番でバーディーを奪うと、5番から9番まで5連続バーディー。後半を29で上がり、6アンダー65をマークした。

JGTOの記録では、初日のパット数は26。大会コース新の61を出した前田に4打差をつけられたものの、2位タイの7人に名を連ねた。

翌6日の第2ラウンドは1番から出た。3番と7番でバーディーを奪い、8番でボギー。後半も10番のバーディーと15番のボギーで出入りがあったが、3バーディー、2ボギーの70でまとめた。通算135ストローク、7アンダーで15位タイ。順位は下げたものの、首位との差は4打から3打に縮まっている。

2日目を終えた時点の順位は次のとおりだ(JGTO公式リーダーボード、11月6日の第2ラウンド終了時点)。

ラウンドスコア通算順位
第1ラウンド(11月5日)656アンダー2位タイ
第2ラウンド(11月6日)707アンダー15位タイ

予選は通算2アンダーまでの64人が通過した。アマチュアは6人が出場し、決勝ラウンドに進んだのは小林と、通算2アンダーの54位タイで滑り込んだ石口寛樹の2人。首位は通算10アンダーの前田で、1打差の2位に小平智ら6人が続く。

関連記事:前田光史朗、ACNチャンピオンシップ2日目も首位キープ 通算10アンダー、出身高校と経歴

同じ主催者推薦枠からは、2001年と2003年の賞金王・伊澤利光の長男、伊澤丈一郎もツアー初出場を果たしたが、予選通過はならなかった。

関連記事:伊澤丈一郎、ACNチャンピオンシップでツアー初出場は予選落ち 初日86から2日目73、父は2度の賞金王・伊澤利光

1年前は首位発進から後退、2日目に伸ばせた手応え

小林にとって、この大会は2年続けての出場になる。

大学3年だった2025年は、9月に三木ゴルフ倶楽部で行われた予選会「U-22チャレンジ」を1位で通過して出場権を手にした。初日は第1組から出て64をマークし、プロを抑えて単独首位に立つ。だが2日目に73と崩れ、3日目は72。最終日が悪天候で中止となって54ホールの短縮競技となり、24位タイで大会を終えた。

1年後の同じコースで、初日の好発進は再現した。違ったのは2日目だ。

報道によると、ラウンド後の小林は、初日が良くても2日目に落とすのがこれまでの自分の流れだったと振り返り、2日目に1つでもスコアを伸ばせたことを「進化」と表現した。2つのボギーはあったものの、簡単なところでスコアを落とさなかったことが好スコアの要因だと分析したという。

週末の2日間に向けては「アマチュアとして最後の試合なので」と前置きし、優勝を目指すと語った。

11月7日の第3ラウンドは、李尚熹(韓国)、嘉数光倫と同じ組で、10時40分に1番からスタートした。アマチュアがツアーで優勝すれば、2023年のダンロップフェニックスを制した杉浦悠太以来で、史上8人目となる。

会場には大阪学院大学ゴルフ部の卒業生も多い。2日目を終えて、大堀裕次郎と木下稜介が通算5アンダーの28位タイ、大学の3学年先輩でツアー1勝の下家秀琉が3アンダーの45位タイで予選を通過した。大阪学院大学出身の若原亮太は、通算9アンダーの2位タイにつけている。

大阪学院大学高等学校から大阪学院大学へ、1年で日本学生を制覇

小林匠は2004年8月23日生まれ、京都府の出身。身長は173センチ。10歳でゴルフを始めた。父と初めて行った練習場で空振りしたのが悔しかったことがきっかけだったという。

高校は大阪学院大学高等学校に進んだ。3年だった2022年7月には、宝塚ゴルフ倶楽部で行われた関西ジュニアゴルフ選手権の男子15〜17歳の部で、2日間通算135ストロークで優勝している。

卒業後は大阪学院大学の経営学部に進学し、ゴルフ部に入った。頭角を現すのは早い。1年生だった2023年8月、鳥取県の大山ゴルフクラブで行われた日本学生ゴルフ選手権に初出場し、通算18アンダーで優勝。最終ラウンドを単独首位で出ると、早稲田大学の中野麟太朗に1打差で逃げ切った。

主なアマチュア戦績は次のとおりだ。

年大会成績
2022年関西ジュニアゴルフ選手権(15〜17歳の部)優勝
2023年日本学生ゴルフ選手権優勝(初出場)
2024年日本学生ゴルフ王座決定戦優勝
2025年日本アマチュアゴルフ選手権3位

2024年11月の日本学生ゴルフ王座決定戦は、予選のストロークプレーを通過した16人によるマッチプレーで争われ、2年生の小林が決勝で早稲田大学の竹原佳吾を3アンド2で下した。同じ2024年には日本ゴルフ協会(JGA)のナショナルチームに入り、2026年に2年ぶりにメンバーへ戻っている。大学4年の今季は、ゴルフ部の副キャプテンも務める。

学生最後のシーズンは日程が詰まっている。8月上旬から大学の合宿、国民スポーツ大会の合宿、ツアーのISPS HANDAの大会、日本学生、プロテストと日程が続き、8月だけで26ラウンドをこなしたという。本人は、数をこなす中で自分なりのスコアの出し方がつかめてきたと話していた。

プロツアーで5位タイ、プロテストは2位で合格

アマチュアのまま、プロの試合でも結果を残す。2026年のレギュラーツアーの成績は次のとおりだ(JGTO公式記録、ACNチャンピオンシップは2日目終了時点)。

大会通算スコア成績
関西オープンゴルフ選手権7オーバー予選落ち
ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディー取れるんだトーナメント26アンダー5位タイ
ドラッグストア・コスモスカップ9オーバー56位
ACNチャンピオンシップ7アンダー(2日目まで)15位タイで決勝ラウンドへ

8月の「ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディー取れるんだトーナメント」では、10位タイで迎えた最終日に65をマークし、通算26アンダーの5位タイに入った。最終日は22歳の誕生日で、前半の29は自身のハーフベストだった。この日同じ組で回ったのが、2025年にツアー初優勝を挙げた先輩の下家秀琉。小林は以前、下家のキャディーを務めたこともある間柄で、4日間の合計でも先輩を上回った。

9月には日本プロゴルフ協会(PGA)の最終プロテストに初めて挑んだ。栃木県の烏山城カントリークラブで行われた72ホールの競技で、通算15アンダーの2位。合格した52人の中で、トップの鈴木隆太に次ぐ成績だった。合格者は所定の研修を経て、2027年1月1日付でPGAに入会する。

目標に挙げるのは、大学の先輩で米ツアーを主戦場とする平田憲聖だ。安定したプレーを手本にし、いずれは米国のツアーで戦いたいと話している。ツアーの出場権をかけた予選会(QT)には、3次から挑む予定となる。

プロとして戦う来季の前に、アマチュアで出る最後の大会。首位とは3打差で、週末の36ホールに挑む。

[文/構成 by スポーツ担当ライター 南條楓]

寄稿者

南條楓
学生時代に陸上の中距離を続けていたこともあり、記録で勝負が決まる競技に惹かれてスポーツを書くWebライターに。執筆歴は8年。陸上や水泳、体操、フィギュアスケートなど、記録と採点が結果を左右する競技を中心に、国際大会の速報から選手の歩みをたどる記事まで担当してきた。タイムや得点の意味、予選から決勝までの流れを、初めて観る人にも伝わる言葉で書くことを大切にしている。

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