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酒井法子、松山千春のデビュー50周年ツアーでダブルアンコールに登壇 インスタで報告

酒井法子、松山千春のデビュー50周年ツアーでダブルアンコールに登壇 インスタで報告

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

歌手で女優の酒井法子(55)が11月6日までに自身のインスタグラムを更新し、松山千春(70)のデビュー50周年記念ツアーを訪れてダブルアンコールでステージに上がったと報告した。松山とはこの日が初対面。舞台袖から見た姿を「神様みたいだった」とつづり、松山から受けたエールに感謝した。

関係者として訪問、ダブルアンコールで呼ばれた

投稿は「デビュー50周年記念『松山千春コンサート・ツアー2026秋』に伺わせて頂きました」という一文で始まる。添えられた写真には、松山と並んで笑顔を見せる酒井の姿があった。

酒井は関係者として会場に入り、楽屋裏の控室まで案内されたという。投稿には「まさか、ご挨拶を出来るとは思っていなかった私」とあり、控室にいた自分を「借りてきた猫のように大人しくなっていた」と書いている。

流れが変わったのは本番が始まってからだった。アンコールで松山が代表曲「長い夜」を歌い、客席が総立ちになると、スタッフが酒井の席まで来て、ステージに上がってほしいと声をかけた。思いもよらない誘いに戸惑いながらも、松山からの呼び出しを断る選択肢はなかったと酒井はつづる。舞台袖で出番を待つ間も言葉は浮かばず、「カティンコティンなまま、ダブルアンコールの時に呼んで頂いた」と、緊張しきったまま登壇した様子を明かした。

ダブルアンコールは、アンコールが終わった後に観客の拍手に応えてもう一度行われる2度目のアンコールを指す。酒井が呼ばれたのは、その2度目の場面だった。

酒井がどの公演を訪れたのか、投稿を伝えた記事は会場名を示していない。報道が出始めたのは11月6日の午後で、同じ日に東京国際フォーラム ホールAで開かれた東京公演(18時30分開演)よりも前だった。

本番前の控室、初対面の松山が語った福岡の思い出

ステージの前に、もう一つの出来事があった。本番を控えた松山が、酒井のいる控室を自ら訪ねてきたのだ。

松山は「君は福岡出身だろ?」と声をかけ、福岡が好きで楽しい思い出ばかりだと笑顔で話したという。初対面の酒井に、恋の思い出話まで聞かせたとも投稿にある。酒井は福岡県福岡市の生まれ。北海道足寄町出身の松山は、後輩の出身地を話の糸口にした。50周年ツアーは10月29日に福岡サンパレスホテル&ホールでも公演しており、松山にとって福岡は今回のツアーでも足を運んだ街だ。垣根を感じさせない人柄にふれ、ありのままの姿に引きつけられたと酒井は振り返っている。

第1部が終わった後の休憩時間に物販コーナーで50周年の記念パーカーを買い、ステージにはそれを羽織って上がったことも、酒井は投稿で明かしている。

「悲しみがなきゃ歌えない」と受け取ったエール

酒井は、自分は気の利いた言葉が何一つ言えなかったとつづっている。それでも松山は気づかいを見せ、酒井へのエールを送った。

その言葉を、酒井は「人生色々あるけれど、頑張れよって。歌を歌うなら悲しみがなきゃ歌えないんだよって」と書き残している。続けて、だから歌えるのだと松山が言ってくれたとつづり、舞台袖から見た松山について「スポットライトを浴びて神様みたいだった」と表現した。松山の気づかいとエールが涙が出るほどうれしかったとも書き、投稿を「本当に素敵なステージだったなぁ」と結んでいる。

酒井は1987年2月に「男のコになりたい」で歌手デビューし、「のりピー」の愛称で人気を集めた。1995年には主演ドラマ「星の金貨」の主題歌「碧いうさぎ」がヒットし、女優としても歌手としても第一線を走った。2009年に芸能活動を休止し、2012年に復帰した。2026年で歌手デビューから39年になる。

投稿のコメント欄には、2人が並んだ写真を喜ぶファンの書き込みが相次いだ。松山を大スターと呼ぶ書き込みや、「のりピー」との組み合わせを素敵だとたたえる書き込みが目立つ。

デビュー50周年イヤー、全国23公演を回る

松山は1955年12月16日生まれで、北海道足寄町出身。1976年にSTVラジオの番組内のコーナー「千春のひとりうた」でメディアデビューし、翌1977年1月25日にシングル「旅立ち」でメジャーデビューした。2026年は、そのデビューから数えて50年目の「デビュー50周年イヤー」にあたる。1978年の「季節の中で」の大ヒットで全国に名前が広まり、「大空と大地の中で」「君を忘れない」など、世代を超えて歌われる曲を数多く残してきた。

酒井の登壇のきっかけになった「長い夜」は、1981年4月21日に発売された10枚目のシングルだ。オリコンの週間チャートで1位を取った松山の代表曲で、酒井が訪れた公演でも、この曲で会場が総立ちになった。

秋のツアーは10月8日に神奈川・クアーズテック秦野カルチャーホールで始まり、12月24日、25日の札幌・カナモトホールまで、全国22会場23公演を回る。所属レコード会社の日本コロムビアは、公式サイトで「デビュー50周年記念 松山千春コンサート・ツアー2026」の名前で日程を案内している。6月3日には春のツアー「デビュー50周年記念 松山千春コンサート・ツアー2026春」として東京国際フォーラム公演を開いており、酒井の投稿にある「2026秋」は、10月に始まった秋の公演を指す。

11月の残りの公演は次のとおり。いずれも18時30分開演と案内されている。

公演日会場(都道府県)
11月10日(火)とうほう・みんなの文化センター(福島県)
11月12日(木)仙台サンプラザホール(宮城県)
11月17日(火)羽生市産業文化ホール(埼玉県)
11月19日(木)新潟県民会館(新潟県)
11月25日(水)四日市市文化会館 第1ホール(三重県)
11月27日(金)一宮市民会館(愛知県)

50周年の記念企画はステージの外でも続く。11月4日には、2001年6月16日に横浜アリーナで開いたデビュー25周年記念コンサート「松山千春の原点~春・夏・秋・冬~」の映像が、Blu-rayとDVDで発売された。日本コロムビアの発表によると、弾き語りにキーボード、ツインギター、サックスとパーカッションを加えたアコースティック編成の公演で、当時はWOWOWで放送されただけだったという。ファンから商品化を望む声が多く、25年越しで映像作品になった。

ツアーに話を戻すと、12月は1日の大阪国際会議場を皮切りに奈良、鳥取、広島、岐阜、愛知と続き、地元・北海道の札幌2公演で締めくくる。

控室でのあいさつから、ダブルアンコールでの登壇まで。初対面の大先輩と過ごした一夜の出来事を、酒井は長い文章で丁寧に書き残した。

[文/構成 by Webライター 榊原 透]

寄稿者

榊原 透
映画・ドラマ担当のWebライター。物語の展開だけでなく、俳優の演技や制作陣の工夫に目を向けています。

配信作品、原作のあるドラマ、アニメや漫画の映像化などを担当。あらすじを読む人と、作品を観終えて考えを深めたい人の両方に届くよう、ネタバレの範囲を分けて書きます。

映画を観たあとは、しばらく感想を寝かせるタイプ。帰り道でふっと思い出す場面に、その作品らしさを感じます。

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