TOTOジャパンクラシック、出場選手発表 天本ハルカが日本ツアー枠の繰り下がりで出場権

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日米両ツアーの選手78人が戦う「TOTOジャパンクラシック」の出場予定選手がそろった。大会は11月5日から8日まで茨城県小美玉市の太平洋クラブ美野里コースで開かれ、日本ツアー枠35人の最後の1人に天本ハルカが入った。阿部未悠が米ツアーの予選会を優先して出場を見送り、メルセデス・ランキング38位の天本まで枠が繰り下がった。
日本ツアー枠35人の最後に天本ハルカ
大会事務局は公式サイトで、10月13日に米ツアー(LPGA)の出場予定選手43人、10月26日に日本ツアー(JLPGA)の出場予定選手35人を公開した。日本ツアー枠のリストの最後に並ぶのが天本ハルカ(28)=明治安田=の名前だ。
日本ツアー枠は、10月18日に終わった富士通レディース終了時点のメルセデス・ランキング(年間の成績をポイントにした国内ツアーの順位)上位35人に与えられる。ただ、米ツアーのメンバーとして出場する選手はこの計算から外れるため、上位35人がそのまま出られるわけではない。
天本は富士通レディースに35位で臨んだが、予選落ちして38位に後退した。この時点で日本ツアー枠は37位の佐藤心結までで、天本は圏外。出場権は、ほかの選手の欠場を待つしかない状況となった。
流れが変わったのは10月22日だった。
ランキング上位の阿部未悠が、米ツアーの来季出場権を争う予選会の2次予選に出ると表明し、TOTOジャパンクラシックへの出場を見送った。これで枠が1つ空き、天本に出場権が回ってきた。
| ランキング | 選手 | 扱い |
|---|---|---|
| 35位以内 | 阿部未悠 | 米ツアー予選会を優先し欠場 |
| 20位 | 山下美夢有 | 米ツアー枠で出場 |
| 36位 | 古江彩佳 | 米ツアー枠で出場 |
| 37位 | 佐藤心結 | 国内枠で出場 |
| 38位 | 天本ハルカ | 繰り下がりで国内枠に入る |
※ランキングは富士通レディース終了時点のメルセデス・ランキング
予選会の延期が重なり、阿部未悠は欠場を選ぶ
阿部が出場を見送った背景には、予選会の延期がある。米ツアー予選会の2次予選は、10月13日から米フロリダ州のプランテーション・ゴルフ&カントリークラブで開かれる予定だった。ところが大雨でコースが使えなくなり、開幕直前に延期が決まる。会場は変わらず、新しい日程は現地時間の11月3日から6日。日本時間の11月5日に始まるTOTOジャパンクラシックと、ちょうど同じ週に重なった。
阿部は7月の明治安田レディスで今季優勝し、国内ツアー通算2勝。マスターズGCレディース初日の10月22日、取材に「セカンドを通過してTOTOにも出て、頑張れたらいいなっていうふうに思っていたので、ちょっと残念ではあります」と明かした。2次予選を通過すれば、11月19日から米アラバマ州で最終予選会に進む。
天本ハルカは福岡県出身の黄金世代
天本は1998年7月23日生まれの福岡県出身で、「黄金世代」と呼ばれる1998年度生まれの選手の一人だ。8歳でゴルフを始め、第一学院高等学校(福岡県)を経て、5回目の受験となった2021年11月のプロテストに合格した。日本女子プロゴルフ協会の94期生にあたる。師匠は伊澤利光と近藤元治。
ツアー初優勝は2024年4月のパナソニックオープンレディースだった。最終日に5連続バーディーを含む66をマークし、通算19アンダーで黄金世代15人目の優勝者となった。同じ年のTOTOジャパンクラシックにも出場し、競技が短縮されるなか通算6アンダーの26位タイで終えている。
今年の富士通レディースは、出場権がかかる一戦だった。初日は76と出遅れたが、2日目は17番までに5つ伸ばし、カットラインの通算1アンダーまで戻す。しかし最終18番パー4で2打目をバンカーに入れ、ダブルボギー。通算1オーバーで予選落ちとなった。それでも天本は2打目を攻めた判断を「ナイスチャレンジ」と前向きに語り、久しぶりにバーディーを重ねられた手応えを次の試合につなげたいと話していた。その予選落ちから10日ほどで、TOTO出場が決まった。
米ツアー勢は日本人10人、前回覇者の畑岡奈紗も
米ツアー枠43人は、8月30日に終わったFM選手権の時点のCMEグローブポイント(米ツアーの年間ポイント)で選ばれた。日本勢は10人で、海外勢ではジーノ・ティティクル(タイ)、キム・ヒョージュ(韓国)、ハナ・グリーン(オーストラリア)、ミンジー・リー(オーストラリア)らが出場予定となっている。
| 日本勢(米ツアー枠) | 大会との関わり |
|---|---|
| 畑岡奈紗 | 2018年、 |
| 竹田麗央 | 2024年優勝 |
| 古江彩佳 | 2021年優勝 |
| 吉田優利 | 10月25日に米ツアー初優勝 |
| 山下美夢有 | 国内ランキング20位でも米ツアー枠 |
| 岩井明愛 | 出場予定 |
| 岩井千怜 | 出場予定 |
| 勝みなみ | 出場予定 |
| 原英莉花 | 出場予定 |
| 渋野日向子 | 出場予定 |
吉田優利は10月25日、韓国で行われたBMW女子選手権で米ツアー初優勝を挙げたばかりで、勢いに乗って日本の大会へ戻ってくる。
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日本ツアー枠のリストの先頭は桑木志帆だ。8月に全英女子オープンを制し、10月25日のマスターズGCレディースで国内今季4勝目を挙げた。日本ツアー枠ではほかに佐久間朱莉、荒木優奈、小祝さくら、2019年大会を制した鈴木愛、2008年、2010年、2020年と3度優勝している申ジエも名を連ねる。
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52回目の大会は3年ぶりに美野里へ
TOTOジャパンクラシックは、1973年に「LPGAジャパンクラシック」として始まった米ツアーの公式戦で、2026年が52回目となる。その後はマツダジャパンクラシック、ミズノクラシックなどと名前を変え、2015年から今の大会名になった。2001年から2005年にはアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が同じ大会で5連覇している。日米の両ツアーから選手が集まり、賞金総額は210万ドル。72ホールのストロークプレーで予選カットはなく、出場した78人全員が4日間を戦う。優勝者には31万5000ドルと、米ツアーの年間ポイントであるCMEグローブポイント500点が与えられる。2007年に勝った上田桃子は、この優勝で得た出場権で翌年から米ツアーに本格参戦した。
会場の太平洋クラブ美野里コースは、パー72の6598ヤード。2023年大会もここで開かれ、稲見萌寧が4日間を64、68、65、69で回り、通算22アンダーで優勝した。会場へはJR常磐線の石岡駅からギャラリーバスが出る。2024年と2025年は滋賀県の瀬田ゴルフコース北コースが舞台で、どちらもプレーオフで優勝が決まっている。2025年は最終ラウンドが雨で中止となり、首位に並んだ畑岡と荒木優奈のプレーオフを畑岡が制した。
放送は、CSのGAORAが4日間、ゴルフネットワークが11月7日と8日の1番ホールを中継し、MBS・TBS系列は11月7日と8日に地上波で全国放送する。大会公式サイトとスポーツナビでも配信がある。
繰り下がりで出場権を手にした天本にとっては、2024年以来2年ぶりのTOTOとなる。日米のトップ選手が並ぶ78人の中で、38位から滑り込んだ黄金世代がどこまで順位を上げるか。初日は11月5日に始まる。
[文/構成 by MediaDogs編集部]












































































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