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イチロー氏が2位、大谷翔平は選外 海外出身MLB選手ベスト10の顔ぶれと記録

イチロー氏が2位、大谷翔平は選外 海外出身MLB選手ベスト10の顔ぶれと記録

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スポーツメディア「スポーツキーダ」が選んだ、MLBで成功した海外出身選手のベスト10が11月6日に日本で紹介された。1位はアルバート・プホルス氏で、日本の選手ではイチロー氏が2位に入った。大谷翔平は10人に含まれなかった。

1位プホルス氏、2位イチロー氏 選ばれた10人の顔ぶれ

スポーツメディアのスポーツキーダが、MLBの歴史で活躍した米国以外の選手から10人を選んだ。11月6日に日本で紹介された内容では、1位がドミニカ共和国出身のアルバート・プホルス氏、2位がイチロー氏だった。元の記事の公開日や選考基準、一人ひとりを選んだ理由までは確認できていない。

順位と出身、米国野球殿堂の公式ページなどで確かめられる主なMLB実績は次のとおりだ。

順位選手出身主なMLB実績
1アルバート・プホルスドミニカ共和国通算703本塁打、MVP3回
2イチロー日本通算3089安打、2004年に262安打
3ペドロ・マルチネスドミニカ共和国サイ・ヤング賞3回
4マリアノ・リベラパナマ通算652セーブ
5ミゲル・カブレラベネズエラ通算3174安打、首位打者4回
6エイドリアン・ベルトレドミニカ共和国通算3166安打
7デビッド・オルティスドミニカ共和国ワールドシリーズ優勝3回
8ロッド・カルーパナマ首位打者7回、通算3053安打
9フアン・マリシャルドミニカ共和国オールスター選出10回、通算243勝
10ファーガソン・ジェンキンスカナダ1971年サイ・ヤング賞、通算284勝

目立つのはドミニカ共和国の多さだ。プホルス氏、マルチネス氏、ベルトレ氏、オルティス氏、マリシャル氏と、10人のうち半分の5人を占める。パナマが2人で続き、ベネズエラ、日本、カナダが1人ずつ。

10人のうち8人は、すでに米国野球殿堂に名を連ねている。入っていないのは1位のプホルス氏と5位のカブレラ氏の2人で、どちらも引退から間もなく、まだ殿堂入りの資格を得る前の段階だ。

トップのプホルス氏は通算703本塁打、3384安打を積み上げ、2005年、08年、09年とナ・リーグMVPを3度受賞した。現役を退いたのは2022年シーズン限りで、703本塁打はバリー・ボンズ、ハンク・アーロン、ベーブ・ルースに次ぐMLB歴代4位だ。

2位のイチロー氏、殿堂入りは394票中393票

2位に入ったイチロー氏の記録で、まず挙がるのが2004年の262安打だ。ジョージ・シスラーの257安打を5本上回り、MLBのシーズン最多安打となった。MLBでの通算安打は3089本。守備でもゴールドグラブ賞を10回手にしている。

殿堂入りは2025年。記者投票では394票中393票を集め、得票率は99.7%に達した。満票まで、あと1票だった。日本の選手が殿堂入りしたのは、イチロー氏が初めてだ。

メジャー挑戦から殿堂入りまでの歩みは、本人の言葉でもたどれる。スポーツジャーナリストの石田雄太氏が、四半世紀にわたって雑誌「ナンバー」に載せてきたイチロー氏へのインタビューを全て収めたのが、2026年3月に刊行された『イチロー・インタビューズ 完全版』(文春文庫)だ。

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大谷翔平や野茂英雄氏の名前はなし

10人の中に入った日本の選手はイチロー氏だけだった。日本からメジャーへ道を開いた野茂英雄氏も、現役の大谷翔平も、名前はない。

大谷はこれまでにMVPを4度受賞している。2021年と23年にア・リーグで、24年と25年はナ・リーグで選ばれ、4度とも満票だった。その大谷が選外となった理由は、確認できた範囲では分かっていない。順位の付け方そのものを確認できていないため、MVPの回数や通算成績だけを並べて、どちらが上かを判断することもできない。

「米国以外」はどこで線を引いたのか

このリストには、もう一つ読み方の難しい点がある。「米国以外の選手」を、生まれた国で数えたのか、国籍で数えたのかが分からないのだ。

1位のプホルス氏は、現役中の2007年に米国の市民権を取得している。国籍で厳密に分けるなら、米国籍を持つ選手も含まれていることになる。10人とも出身は米国外の国として紹介されている。ただし8位のカルー氏が生まれたのは、当時米国が管理していたパナマ運河地帯だった。

米国の自治領プエルトリコ出身の選手は、10人に入っていない。プエルトリコを選考の対象に含めたのかどうかも、確認できなかった。

10人は全員がすでに現役を退いた選手だ。1960年にメジャーデビューしたマリシャル氏から、2023年まで打席に立ったカブレラ氏まで、活躍した時代は大きく離れている。海外から来た選手たちが半世紀以上にわたってMLBの記録を積み上げてきたことが、10人の並びから見えてくる。

関連記事:鈴木誠也、シルバースラッガー賞の最終候補に 受賞者発表はいつ?日本時間18日、大谷翔平も候補

[文/構成 by スポーツ担当ライター 高瀬翔吾]

寄稿者

高瀬翔吾
Webメディアでスポーツ、エンタメ、時事ニュースなど、累計数千本の記事制作に携わってきたスポーツ系ライター。野球分野では、プロ野球の試合結果や選手の記録をはじめ、MLB、高校野球、ドラフト、移籍、契約更改などの記事を継続的に担当。数字や公式記録を基に情報を整理する記事を得意としており、結果を伝えるだけでなく、その記録が持つ意味や、選手・球団を取り巻く背景までわかりやすく解説することを心がけている。主な執筆分野は、プロ野球、MLB、高校野球、侍ジャパン、ドラフト、移籍情報。

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