紀平梨花さんがアイスダンスで国際大会デビュー 西山真瑚さんとのRDは61.37点で8位

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フィギュアスケートの紀平梨花(24)=鹿島建設=と西山真瑚(24)=オリエンタルバイオ=によるアイスダンスペア“りかしん”が9月5日、チャレンジャー・シリーズ(CS)木下グループ杯のリズムダンス(RD)に、国際大会として初めて臨んだ。結果は61.37点で8位。日本勢では3番手だった。結成2季目でつかんだ手応えを、2人はそれぞれの言葉で語った。
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RD61.37点で8位発進 国際大会は結成後初めて
大会は国際スケート連盟(ISU)公認のチャレンジャー・シリーズ(CS)の一戦で、9月4日から6日にかけて東京・田中貴金属アイスアリーナ(東京辰巳アイスアリーナ)で行われている。アイスダンスのRDは5日に組まれていた。
紀平と西山の“りかしん”は61.37点をマークし、8位。日本勢の中では3番手の順位だった。“りかしん”としての国際大会出場はこれが初めてで、結成2季目に入って迎えたコンビとしての国際舞台の初陣がこの結果になる。要素別ではリフトとツイズルがともに最高評価のレベル4。ステップシークエンスではレベルを一部取りこぼす場面もあった。
紀平にとっては、シングル時代の2022年11月にフィンランドで行われたグランプリ(GP)シリーズ・エスポー大会以来、約3年10カ月ぶりの国際舞台でもあった。
故障からの転向、結成1年での国際大会デビュー
紀平はシングル時代、2018年のグランプリ(GP)ファイナル優勝、四大陸選手権と全日本選手権をそれぞれ2019、2020年と2年連続で制した実績を持つ。だが2021年に右足の距骨疲労骨折を発症し、2022年2月の北京五輪出場を断念した経緯がある。回復は思うように進まず、2023-24、2024-25の両シーズンを全休した。右足のつま先をつくジャンプが影響するシングルでの本格復帰は難しいと医師とも相談した末に判断し、アイスダンスへの転向を決めている。
西山は2025年2月、中国・ハルビンで開かれた冬季アジア大会で、当時のパートナー田中梓沙とアイスダンスの銅メダルを手にした実績を持つ。ただ同年7月、カップル解消と田中の競技引退が発表され、新たな相方を探すことになった。西山は早稲田大学の通信教育課程に在学しながら競技を続けている。
紀平と西山がカップル結成を発表したのは2025年9月29日。わずか1カ月後の11月1日には、全日本選手権のアイスダンス予選を兼ねた西日本選手権でデビューし、合計136.74点で3位に入った。続く12月20日の全日本選手権ではRD57.44点で3位につけている。国内の実戦を重ねたうえで迎えたのが、今回の木下グループ杯での国際大会デビューだった。
紀平は8月20日、鹿島建設と所属契約を結んだと発表したばかりだった。2020年11月から所属していたトヨタ自動車との契約は3月末で終えており、アイスダンスでの再出発は新天地での初陣にもなった。
“落ち着いて楽しく” 紀平と西山が語った手応え
演技を終えた紀平は「今日は落ち着いて滑ることができた。ツイズルもすごく良いものが出せた」と振り返った。続けて「初めての国際大会で60点に乗せることができて、私にとってはすごく大きな収穫だったなと思います。良い緊張感で、落ち着いて楽しく滑れたのは良かった」と話した。駆けつけた観客やファンへの感謝も伝えている。
西山も手応えを口にした。「紀平、西山組としての初めての国際大会なので、お互いすごいワクワクしていた。今自分たちができる最大限のことは出し切れた。まずはうれしく思っている」
フリーダンス(FD)へ向けては、西山がプログラムの変化を予告した。「ガラッとキャラクターの変わったプログラムになる。そういう表現、見せ方の違いを見ていただきたい。リフトも多いので、よりアクロバットな部分も見せれたら」
成長ぶりにSNSも反応
演技の映像がSNSで広がると、結成からわずか1年でここまで完成度が上がったのかと驚く投稿が相次いだ。初めての国際舞台にもかかわらず息の合った演技を見せた点を評価する反応が目立ち、シングル時代を知るファンからも歓迎する投稿が寄せられている。
同じ木下グループ杯では、女子SPで中井亜美が自己ベストを更新して首位に立つなど、各種目で熱戦が続いた。
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フリーダンスは6日 目指すのは2030年五輪
木下グループ杯は6日、アイスダンスのFDで全日程を終える。りかしんにとっては、国際大会での初めての総合成績が決まる一戦になる。
2人が目指すのは、2030年にフランス・アルプスで開かれる冬季五輪だ。国際舞台での経験はまだ始まったばかりで、まずは国内での立ち位置を固める必要がある。今回の初陣で示した60点台という数字は、その一歩目としては十分な結果だった。
[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]







































































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