落合福嗣さんが両津勘吉役に決定 解禁前の朝8時に父・落合博満さんから確認の電話

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
声優の落合福嗣さん(39)が9月5日、2027年に放送予定のアニメ「新こちら葛飾区亀有公園前派出所」で主人公・両津勘吉役を演じることが決まった。父は元中日監督の落合博満さん(72)。発表当日の朝8時には博満さんから確認の電話がかかり、情報解禁前だった落合さんは事情を知らないふりで何とか切り抜けたという。
浅草花劇場でキャスト発表、両津は落合福嗣さんに
発表会は9月5日、東京・浅草花劇場で「新こちら葛飾区亀有公園前派出所 新キャスト発表会〜始動!令和こち亀大作戦〜」として開かれた。フジテレビの佐野瑞樹アナウンサーが司会を務め、主要4キャストが顔をそろえた。
両津勘吉役には落合福嗣さんが決定。中川圭一役は蒼井翔太さん、秋本麗子(カトリーヌ)役はM・A・Oさん、大原大次郎役は活動弁士の坂本頼光さんがそれぞれ担う。原作は秋本治さんの漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」で、アニメは2027年にフジテレビ系列と各配信プラットフォームで放送・配信される。
落合さんはオーディション合格の連絡を受けたときの心境について、公式に次のようなコメントを寄せている。
「子供の頃に読んだはじめての漫画が『こち亀』でした。アニメも大好きで観ていたので、オーディションに受かったと連絡が来た時は『こち亀』の世界で呼吸ができる幸せに胸がいっぱいになりました!」
中川圭一役の蒼井さんは驚きを口にしつつ、嬉しさと光栄さを率直につづった。秋本麗子役のM・A・Oさんは、長年愛されてきた作品に参加できる喜びをコメントしている。大原大次郎役の坂本さんは、部長の貫禄や哀愁をどう表現するか頭がいっぱいになったと明かした。
連載50周年で始動、旧作アニメから一新したキャスト陣
原作漫画は1976年、週刊少年ジャンプで連載を開始した。単行本は200巻に達し、2016年には「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録に認定された記録も持つ(2021年に『ゴルゴ13』が更新)。2026年に連載開始50周年を迎えたことを記念し、今回のアニメ化プロジェクトが動き出した。
旧作アニメは1996年から2004年までフジテレビ系列で放送された長寿番組。全344話(テレビスペシャルを除く)を数えた。両津はラサール石井さん、中川は宮本充さん、秋本麗子は森尾由美さん、大原大次郎は佐山陽規さんがそれぞれ演じており、今回は主要4役すべてが新たな顔ぶれとなった。
監督は「おじゃる丸」「ギャグマンガ日和」などで知られる大地丙太郎さんが務める。大地さんは旧作アニメの第1〜12話を手がけた初代監督のやすみ哲夫さんについて、自身にとって”監督の師匠”だと明かした。アニメーション制作はぎゃろっぷ、音楽は佐橋俊彦さんが担当する。
関連記事:こち亀、新作読切がジャンプ36号に掲載 両さんが2026年の儲け話に興味を持つ描き下ろし
守秘義務下でも見抜かれた父、会場に響いた笑い
落合さんは1987年8月20日生まれの東京都出身、青二プロダクション所属。落合博満さん・信子さん夫妻の長男で、2015年ごろから声優活動を本格化させた。2019年には第13回声優アワードで新人男優賞を受賞している。声優を志したきっかけは、幼いころ父が見せてくれた映画「ターミネーター」の吹き替えだったと以前明かしている。代表作には「灰と幻想のグリムガル」のモグゾー役、「グラゼニ」の凡田夏之介役、「火ノ丸相撲」の小関信也役などがある。
父の博満さんは1979年にロッテでプロ入りし、3度の三冠王を含む数々のタイトルを獲得した”オレ流”の愛称で知られる名選手だった。2004年に中日の監督に就任すると就任1年目でリーグ優勝、2007年には53年ぶりの日本一に導き、2011年には球団史上初のリーグ連覇を達成した。
今回の役決定を巡っては、発表会当日の朝8時、会場へ向かう道中で博満さんから電話が入った。用件は単刀直入で、こち亀で両津を演じるのかとただされたという。だが情報解禁前だったため、落合さんは事情を知らないふりをしてやり過ごした。妻や子どもにも出演を明かしていなかっただけに、なぜ父が知っていたのかは分からないままだったといい、このエピソードは会場の笑いを誘った。
放送は2027年、声優人生の新たな一章に
原作者の秋本治さんは新キャストの声を聞いた感想を次のように寄せた。
「絵は今風に進化しつつも、相変わらずのインパクトのある映像で面白いですね、今度はどんな事件が起こるのかとワクワクしてます。両さん、中川、麗子、部長達の声を聞き、変わらず賑やかな派出所メンバーが帰ってきたと、僕も楽しい気持ちになります。放送を楽しみにしています。」
放送開始は2027年で、詳しい時期は今後の発表を待つことになる。2015年ごろから声優として歩み始めた落合さんにとって、国民的キャラクターの主演は大きな節目となる。父・博満さんとの朝の電話も、発表会を彩るエピソードとなった。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]







































































コメントはこちら