舘ひろし、芸能生活50周年で初のファンクラブ設立を発表 10月スタート、入会方法は?

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俳優の舘ひろし(76)が2026年9月21日、芸能生活50周年を祝うトークディナーショーで、デビュー以来初となるファンクラブを10月21日に開設すると発表した。会場は東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテル、集まったファンは620人。入会方法や会費は、9月23日の時点でまだ公表されていない。
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台風25号の夜に出た「立ち上げます」の一言
舘ひろし(76)が9月21日、東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで、芸能生活50周年を記念したトークディナーショー「HIROSHI TACHI 50th ANNIVERSARY PARTY 2026」を開いた。開場は午後5時、食事が午後5時30分、開演は午後6時30分。関東へ接近した台風25号はこの日、千葉・神奈川で土砂崩れを相次いで発生させ、のちに7人の死亡が確認された。交通の乱れも心配されたが、所属事務所の舘プロは当日、公式サイトで「予定どおり開催」と告知し、会場のホテル内に着替え用の部屋とクロークを用意して客を迎えた。
舞台に立った舘は、まず足元の悪さをねぎらった。
「これで私も(石原)裕次郎さんを超えて『嵐を呼ぶ男』になると思います」
大先輩の代表作になぞらえたあいさつに、客席から拍手が起きた。この夜の目玉は、そのあとに続く発表だった。デビューから50年、舘にはこれまで公式のファンクラブがなかった。それを10月21日に開設する。開演前の取材で、舘は「立ち上げます」と宣言したうえで「何したらいいの?」と苦笑いし、ファンと会う機会が増えるかもしれないと聞くと「頑張ります」と応じた。別の場面では「どうしていいか分からないけれど、頑張ります」とも語っている。
76歳での船出になる。1950年3月31日生まれなので、この日はちょうど76歳と5カ月あまり。芸能界の節目としては遅い部類に入る。
入会方法と会費は? 今わかっていること
読者が知りたいのはここだろう。結論から書くと、入会の受付開始日、申し込み先、会費、特典のいずれも、9月23日の時点で公式には出ていない。
事務所の公式サイトのニュース欄は、9月21日のディナーショー開催告知を最後に更新が止まっている。ファンクラブの案内ページも、入会フォームも見当たらない。この日の発表は、会場で来場者にお知らせを配る形で行われた。つまり、620人の来場者以外がまとまった情報に触れられる場は、まだ用意されていない。
名称についても同じだ。会場での発表では「TACHI Members」という名称が明かされたと報じられているが、事務所や公式サイトからの告知はまだなく、表記や正式名称が確定した情報として扱える段階にはない。年会費に至っては、どの発表にも金額が出ていない。
はっきりしているのは開設日だけ。開設日の10月21日は、ディナーショーからちょうど1カ月後にあたる。受付がその日に始まるのか、事前の先行受付があるのかも、現時点では示されていない。公式サイトと事務所のSNSでの告知を待つ形になる。
同じ俳優のファンクラブでも、開設前に会費まで公表される例はある。
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チケット4万5000円、倍率14.5倍 620人が見た一夜
ディナーショーは9年ぶりだった。チケットは1人4万5000円から最高6万円。それでも約620席に対して申し込みが殺到し、抽選倍率は14.5倍に達した。会場に入れたのは、その狭き門を通った人たちだ。
ゲストも顔ぶれが濃い。刑事コントで前座を務めた柳沢慎吾(64)が花束を渡し、石原プロモーション時代の後輩である石原良純(64)とは石原裕次郎さん、渡哲也さんと過ごした日々を振り返った。「あぶない刑事」で港署の後輩刑事・町田透を演じた仲村トオル(61)は、舘と名コンビを組んだ柴田恭兵(75)からの手紙を代読。舘に直談判して舘プロに入った黒川想矢(16)も駆けつけた。開演前の取材では、仲村から「舘さんはどんどん前に行って、光り輝いて、遠くに行ってもよく見える」と言われ、舘は肩に手を置いて「ありがとう」と返す場面もあった。
高市早苗首相からも祝電が届き、司会が代読した。「半世紀にわたり俳優として第一線で活躍され日本のコンテンツ産業、映画、テレビ文化の発展に多大な貢献をされてきたことに敬意を表します」。さらに「若い時期には伝説的なバイクチーム、クールスを率い、オートバイとともに青春を駆け抜けられた舘さんの姿は多くの若者の憧れの的でした。私自身もその1人であり、舘さんに憧れてオートバイに乗ったことを懐かしく思い出します」と続いた。舘は「本当にありがたい」と応じた。
そして、予定になかった歌があった。当初は歌わないトークショーとして案内されていたが、舘は「お話だけでいいのかなってずっと考えていました」と気にしていたという。カラオケで練習を重ね、1984年に自身が作曲したヒット曲「泣かないで」をサプライズで歌う。人前で歌うのは9年ぶりだった。「こんなにお金を頂いて申し訳ない」と繰り返しながら、最後は「舘ひろしは、幸せ者です」とあいさつして締めくくった。
会場では50周年を記念し、舘が自ら選んだカリフォルニア産の赤ワインも限定販売された。
9月21日は、レコードデビューと同じ日付
9月21日という日付にも意味がある。モーターサイクルチーム「クールス」の初代リーダーとして、1975年のこの日に「紫のハイウェー」でレコードデビューしたからだ。ちなみに今回の「50周年」が指しているのは、1976年の東映映画「暴力教室」で果たした俳優デビューからの50年。歌手としての出発点である1975年から数えると51年になる。
本人が語る出発点は、かなり控えめだ。「デビューした当時は3、4年で辞めようと思っていたはずが、ダラダラと50年やっていました。皆さんのおかげだと思います」。芝居にも歌にも自信がなく、周囲が温かく見守ってくれたおかげだと、この日も繰り返した。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1950年3月31日 | 愛知県名古屋市に生まれる |
| 1975年9月21日 | モーターサイクルチーム「クールス」の初代リーダーとしてシングル「紫のハイウェー」でレコードデビュー |
| 1976年 | 東映映画「暴力教室」で俳優デビュー(今回の「50周年」の起点) |
| 1982年 | テレビドラマ「西部警察」(テレビ朝日)に出演 |
| 1983年2月8日 | 石原プロモーションに入社 |
| 1984年 | 自ら作曲した「泣かないで」を発表、NHK紅白歌合戦に初出場 |
| 1986年 | 36歳で主演した「あぶない刑事」(日本テレビ)が大ヒット |
| 2012年 | アルバム「HIROSHI TACHI sings YUJIRO」で第54回日本レコード大賞企画賞、28年ぶり2度目の紅白出場 |
| 2018年 | 映画「終わった人」で第42回モントリオール世界映画祭・最優秀男優賞 |
| 2019年 | 同作で第61回ブルーリボン賞主演男優賞、第42回日本アカデミー賞優秀主演男優賞 |
| 2020年11月 | 旭日小綬章を受章 |
| 2021年4月1日 | 石原プロモーション終業(同年1月16日)を経て舘プロを設立 |
| 2024年 | 映画「帰ってきた あぶない刑事」が公開74日目に興行収入16億2700万円となり、前作「さらば あぶない刑事」の最終興収を上回る |
| 2026年9月21日 | 芸能生活50周年のディナーショーで初のファンクラブ開設を発表 |
映画製作の夢、12月のBS放送、そして宝塚
今後について、舘は「これからもなるようになるの考えでいきます」と自然体を強調した。そのうえで、石原プロ時代からの念願だという映画製作に触れている。「いつか作りたいという映画が出てきた。それに向かって進んでいきたい」。この一言が、50周年の夜で最も先を向いた言葉だった。
節目の翌年も動きが続く。宝塚歌劇団は9月18日、星組の公演ラインアップとして「あぶない刑事」の舞台化を発表した。主演は暁千星と詩ちづる、脚本・演出は齋藤吉正。宝塚大劇場が2027年5月8日から6月20日まで、東京宝塚劇場が7月10日から8月22日までの上演となる。舘は開演前の取材で、この初舞台化について「通行人とかで出していただきたい」と笑わせた。
ディナーショーの模様は12月にBS10プレミアムで放送される。会場に入れなかったファンにとっては、この放送が一夜を追体験できる機会になる。
そしてファンクラブは10月21日に動き出す。名称も会費も入会方法も、発表はこれからだ。50年かけて初めて用意された窓口がどんな形になるのか、公式サイトの告知を待ちたい。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]






































































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