浦井健治、『ブラック・ジャック』主演「人生そのものに関わるメッセージ」 2027年4月上演

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俳優の浦井健治(45)が、手塚治虫さんの漫画を原作にしたReading Musical『ブラック・ジャック』-朝陽に墜ちる空-で、主人公のブラック・ジャックを演じる。上演は2027年4月23日から28日まで、東京国際フォーラム ホールCで行う。朗読と歌で物語を進めるリーディングミュージカルで、原作の一編「人間鳥」をモチーフにする。
2027年4月23日から東京国際フォーラム ホールCで6日間
上演決定は2026年11月3日、公式サイトで発表された。作品名はReading Musical『ブラック・ジャック』-朝陽に墜ちる空-。期間は2027年4月23日(金)から28日(水)までの6日間で、会場は東京・千代田区の東京国際フォーラム ホールCだ。ホールCは最大1502席で、1階から3階まで客席がある中規模のホールだ。発表の時点で、東京以外の公演は告知されていない。
形式はストレートプレイでも通常のミュージカルでもなく、朗読劇に歌を組み合わせたリーディングミュージカルとなった。公式サイトは作品を、ブラック・ジャックの内面に光をあてるReading Musicalと説明している。
制作陣は次のとおりだ。
| 担当 | 名前 |
|---|---|
| 原作 | 手塚治虫『ブラック・ |
| 脚本 | 末原拓馬(おぼんろ) |
| 演出・振付 | 桜木涼介 |
| 音楽 | 関向弥生 |
キャストとして発表されたのは、ブラック・ジャック役の浦井ひとりだけ。公式サイトのキャスト欄は「浦井健治 ほか」となっており、ほかの出演者やチケットの発売日・料金などは、11月4日時点で発表されていない。続報を待つ段階だ。
原作は1973年の第5話「人間鳥」、翼を得た少女の物語
『ブラック・ジャック』は、無免許の天才外科医ブラック・ジャックを主人公にした手塚治虫さんの医療漫画だ。手塚治虫公式サイトによると、週刊少年チャンピオンでの連載は1973年11月19日号から始まり、1983年まで続いた。高額の手術料を求めながら、患者の命と向き合う姿が描かれる。手塚さんは1989年2月9日に60歳で亡くなったが、作品は今も舞台や映像の原作として読み継がれる。
舞台のモチーフになる「人間鳥」は、手塚治虫公式サイトのサブタイトル一覧で5番目に並ぶ作品だ。掲載は1973年12月17日号で、連載開始からわずか1か月ほどの時期の作品だった。
物語の舞台は人力飛行コンクール。その上空に、翼を持った少女イカルが現れる。車椅子の生活が続いていたイカルは「鳥になりたい」と願い、ブラック・ジャックは補助筋肉を移植して彼女に翼を与えていた。公式サイトは、数ある作品群の中でも「人間鳥」が「ダークな童話」とも評されると紹介する。公式サイトのトップには「人間はだれでも空を飛びたい夢を持っている・・・」という一文が掲げられた。
医術で願いをかなえた先に何が残るのか。
副題の「朝陽に墜ちる空」が、この一編をどう読み替えるのかは、上演を待つことになる。
浦井健治「限りある命をどう生きるのか」
浦井は公式サイトに長文のコメントを寄せた。冒頭で「世界的に愛されるキャラクターと、このように向き合える贅沢さ。とても光栄に思います!」と喜びをつづり、手塚作品への思いに話を進める。
「手塚治虫さんの作品は、名言や物語の感動を超えた、人生そのものに関わるメッセージが詰め込まれています」。浦井はそう記し、作品が投げかける問いとして「命とは何か。人間とは何か。そして、限りある命をどう生きるのかという問い」を挙げた。
コメントは、ブラック・ジャックという人物にも踏み込む。どんなに困難な手術にも挑むが、どれほど優れた医術を持っていても救えない命がある、と浦井は書いた。そのうえで物語を「目の前にある命と向き合う、人間の存在そのものを問い続ける物語」と表現している。
締めくくりは、役との向き合い方だった。人間は不完全で過ちも犯すが、命の尊厳を忘れずに生きることには意味があるという考え方を、ブラック・ジャックと向き合うたびに学ばせてもらっている気がする、とつづっている。
脚本・末原拓馬、演出・桜木涼介、音楽・関向弥生の思い
脚本の末原拓馬は、2006年に旗揚げした劇団おぼんろの主宰で、作・演出・出演を自ら手がけてきた。コメントでは、幼少期に手塚さんに心酔していたと明かしている。きっかけは、父親が「宝物」と大切にしていた、セロテープでの補修だらけの漫画だった。会って話してみたいと願ったときには、すでに手塚さんは亡くなっていた。今でも締め切りが重なってめげそうになると、「手塚先生ならやってのける」と自分を奮い立たせるという。
その末原が、ブラック・ジャックのせりふを書く側に回る。「畏れ多いと思いながらも誇らしく、天国のパパにも胸を張りたい」とつづり、ミュージカル要素について演出の桜木と打ち合わせを重ねている日々の楽しさにも触れた。
演出・振付の桜木涼介にとっては、初めてづくしの仕事となる。ブラック・ジャックの作品に関わるのも、朗読劇を演出するのも初めてで、しかも朗読劇ミュージカルだ。現段階は妄想ばかりが膨らむ一方だとしつつ、どんな空間になるのか楽しみだと記した。桜木は手塚作品が好きな人にも、初めてブラック・ジャックと出会う人にも楽しんでもらえるよう、「けんちゃん始め素敵なキャストの皆さんと共に」作品づくりをしたいと書いた。
音楽の関向弥生は、ブラック・ジャックの持つ「鋭さと温かさ、緊張感と人間味」という相反する魅力をどう描くかを課題に挙げ、この舞台ならではの音楽を生み出したいと書いている。関向は、リーディングミュージカルという形で新たな舞台作品として立ち上がることを、自身もとても楽しみにしているとも書いた。朗読劇は俳優が台本を手に、言葉で場面を立ち上げる舞台だ。そこへ歌が加わる。
キングアーサー再演の翌月に開幕、続報はキャストとチケット
浦井は2000年放送の『仮面ライダークウガ』で俳優デビューし、2004年のミュージカル『エリザベート』でルドルフ役に起用され、ミュージカルを中心に活動の幅を広げ、『王家の紋章』などで主演を務めてきた。2026年6月には舞台『鬼滅の刃』其ノ陸 柱稽古・無限城 突入で上弦の弐・童磨を演じている。
2027年は、年明けから出演作が続く。2023年の日本初演でも主演したミュージカル『キングアーサー』の再演で、主人公アーサー役をビョン・ヒサンとのWキャストで務め、2月に愛知と大阪、3月に東京・新国立劇場 中劇場で上演する予定だ。東京公演を終えた翌月に、ブラック・ジャックとして東京国際フォーラムの舞台に立つ。
開幕までは約5か月半。共演者の顔ぶれは、まだ明らかになっていない。チケットの先行受付や一般発売の日程も含め、続報を待つことになる。
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[文/構成 by Webライター 真柴 ことね]








































































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