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レッサーパンダ風太くん、11月6日からリハビリの放飼へ 左後肢に不調も「食欲はあり」 23歳の現在と全国に広がる子孫

レッサーパンダ風太くん、11月6日からリハビリの放飼へ 左後肢に不調も「食欲はあり」 23歳の現在と全国に広がる子孫

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千葉市動物公園(千葉市若葉区)は11月5日、10月29日から展示を休んでいたレッサーパンダの「風太」(オス、23歳)について、6日からリハビリのための放飼を始めると公式サイトで発表した。左後肢(左の後ろ足)の不調は続いているが、食欲はあり、体調は安定しているという。展示場の一部に柵を設け、午前9時30分から11時ごろまで外に出す。健康状態や天候によっては休む場合がある。

11月6日から午前中だけ、柵を設けた展示場へ

園が5日に出したお知らせの本文は次のとおりだ。

「レッサーパンダの「風太」について、依然として左後肢に不調が認められるものの食欲はあり、体調は安定しています。今後につきましては、展示場内の一部エリアに足への負担を軽減するため柵を設置し、当面の間リハビリのための放飼を行います。なお、健康状態、天候等によっては放飼を休止する場合がありますのでご了承ください。」

放飼は、動物を展示場に出すこと。開始日は11月6日(金)で、期間は「当面の間」とされ、終わりの日は示されていない。時間は9時30分から11時ごろまでの午前中に限られるため、風太に会いに行くならこの時間帯が目安になる。

柵を設けるのは展示場の一部で、足への負担を軽くするためだと園は説明する。当日の健康状態や天気しだいで放飼が休みになることもあり、出かける前に公式サイトや公式Xを確かめておくと安心だ。

左後肢の不調について、病名や原因は公表されていない。

10月29日に展示を休止、1週間あまりでリハビリへ

風太の展示が止まったのは10月29日だった。前日の28日、園は公式サイトで休止を知らせ、理由を「健康管理のため」、展示再開の予定日を「未定」とした。飼育員のコメントでは、左後肢に不調がみられるため29日からしばらくの間展示を中止すると説明し、「風太の健康を優先するため、ご理解のほどよろしくお願いします」と呼びかけている。

日付園の発表と風太の動き
10月28日展示休止を公式サイトで告知
10月29日展示を休止(再開日は未定)
11月5日リハビリのための放飼を発表
11月6日午前中の放飼を始める予定

5日のお知らせは、左後肢の不調が「依然として」認められると書きつつ、食欲があり体調は安定しているとも伝えた。そのうえで示されたのが、柵を設けた展示場での午前中の放飼だった。

23歳、人間なら100歳を超すとみられる現在

風太は2003年7月5日生まれのシセンレッサーパンダで、2026年7月5日に23歳になった。共同通信は誕生日の記事で、人間なら100歳を超すとみられると伝えている。

年齢の位置づけは、報道によって表し方が分かれる。千葉日報は7月5日、飼育されているレッサーパンダとして世界最高齢の23歳になったと報じ、ORICON NEWSも11月5日の記事で、飼育下のレッサーパンダとして世界最高齢と紹介した。一方、共同通信の記事は、国内の最高齢記録である24歳まであと1年としている。

その誕生日。園は動物科学館のレクチャールームで誕生日会を開き、飼育員の手作りケーキを風太に贈る様子を寝室からYouTubeで生配信した。共同通信によると、暑さなどを考えて屋内の様子を中継する形にしたといい、ケーキには好物のサツマイモなどが使われた。この時点で、風太は元気に過ごしていると伝えられていた。

この日は風太の展示を行わない予定だった。ところが千葉日報によると、急きょ扉を開けると、風太は元気に散歩する姿を見せたという。誕生日のセレモニーには約460人が集まった。

担当飼育員の伊藤泰志さんは共同通信の取材に「来年もこの場所で皆さんとお祝いできれば」と話していた。

2005年、「立つレッサーパンダ」で全国的なブームに

風太は静岡市の日本平動物園(静岡市立日本平動物園)で生まれ、2004年に千葉市動物公園へ移ってきた。2026年6月の千葉市動物公園の記者発表資料でも、帰属園は日本平動物園と記されている。

転機は来園の翌年、2005年だった。後ろ足ですっと立ち上がる姿が注目を集め、園の資料の言葉を借りれば「立つレッサーパンダ」として日本全国で一大ブームを巻き起こした。

文春オンラインは、2歳で立ち姿が評判になった風太が缶コーヒーのCMにも出演し、展示場の前は人だかりで後ろからは姿が見えないほどだったと伝えている。

あのブームから21年。いま風太は、柵を設けた展示場でリハビリの時間を迎えようとしている。

子孫は来孫まで83頭、海外にも

風太のもう一つの顔が、子孫の多さだ。女性自身が2026年7月に伝えた取材記事によると、風太の子は10頭。伊藤さんは同誌に、亡くなった子孫も含めて5代後の来孫(玄孫の子)まで83頭いると明かし、「現在、国内で飼育されているレッサーパンダの5分の1が風太の子孫です」と話した。

子孫は海外にも渡っている。同じ記事によると、息子のコウタは2014年に南米のチリへ、孫のミライは2023年に台湾へ移った。

園も節目ごとにこのつながりを紹介してきた。2023年の20歳の誕生日には、風太の子孫が暮らす全国の園館から届いたお祝いのメッセージ動画を紹介する企画を用意した。2026年6月の記者発表資料には、日本動物園水族館協会の資料として、国内で飼育されているシセンレッサーパンダが2025年12月末時点で計224頭と記された。2026年5月末時点で、千葉市動物公園では6頭を飼育していた。

展示再開の知らせは、園のホームページとXで

6日からの放飼は、健康状態や天候によっては休止する場合があると園は案内している。展示の再開については、10月28日のお知らせで、決まりしだいホームページとXで知らせるとしていた。

23歳の誕生日から4か月。6日からは午前中の短い時間、柵で区切られた展示場で風太のリハビリが始まる。

[文/構成 by ライター 飯田タツヤ]

寄稿者

飯田タツヤ
時事ニュースを中心に、社会の動きから芸能・スポーツの話題まで幅広く書いているWebライターの飯田です。ライター歴は6年。心がけているのは、発表や報道で確認できたことと、まだ分かっていないことを分けて書くこと。「何が起きて、暮らしにどう関わるのか」を最初に整理しています。休日はラジオを流しながらの散歩とサウナ。

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