町田ゼルビア、上海申花に2-1で開幕4連勝 ACL2決勝トーナメント進出を2試合残して決める

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FC町田ゼルビアは11月5日、AFCチャンピオンズリーグTwo(ACL2)2026/27グループステージ第4節で上海申花(中国)を町田市立陸上競技場に迎え、2-1で勝った。下田北斗の先制点、仙頭啓矢の勝ち越し点で競り勝ち、グループGで開幕4連勝。勝ち点を12に伸ばし、2試合を残してグループ2位以内を確定させ、ラウンド16(決勝トーナメント)進出を決めた。
下田の先制弾と仙頭の勝ち越し弾、上海申花との再戦を制す
試合は11月5日19時にキックオフ。平日の夜にもかかわらず、町田市立陸上競技場には3,474人が集まった。上海申花とは1週間前の10月29日に敵地・上海スタジアムで対戦したばかりで、ホームとアウェイが続く「再戦」だった。
町田の先発はGK谷晃生、DF昌子源、ドレシェヴィッチ、望月ヘンリー海輝、中村帆高、MF仙頭、下田、西村拓真、白崎凌兵、徳村楓大、FWミッチェル・デューク。上海申花はヴラダン・ミロイェヴィッチ監督のもと、ハットンとルイス・アスエを前線に並べた。
先手を取ったのは町田だった。前半29分、右サイドからの攻撃でミッチェル・デュークが中央へ落としたボールを相手がクリアすると、このこぼれ球に下田が反応する。ペナルティーエリア手前から左足で直接たたき、ゴール右上に突き刺した。町田はこの試合で最初の枠内シュートを決め、1-0で前半を折り返した。
内容では押される時間も長かった。前半40分の時点でシュート数は町田の2本に対し上海申花は10本。元セレッソ大阪のFWラファエル・ハットンを中心に何度もゴールに迫られたが、GK谷晃生を中心とした守備でしのいだ。
後半14分、同点に追いつかれる。相手のロングボールへの対応で、DF望月ヘンリー海輝がGK谷へ戻したパスをハットンに奪われ、そのまま決められた。町田にとってはACL2で初めての失点で、公式戦では9試合ぶりの失点となった。
黒田剛監督は後半18分にデュークと西村拓真を下げて小川航基と明本考浩を、29分には昌子源と徳村楓大に代えてキム・ミンテと相馬勇紀を送り込む。この交代が勝ち越し点につながった。
後半33分、左サイドから相馬がクロスを上げ、小川がペナルティーエリア中央から放ったシュートはゴールの枠に当たってはね返る。そこへ詰めていた仙頭がヘディングで押し込み、ゴール右下に決めた。町田はその後、仙頭に代えてテテ・イェンギを入れて逃げ切った。
シュート数は町田の11本に対し上海申花は15本、枠内シュートは4本と6本。数字の上では上海申花が上回ったが、町田は少ない好機を2点に結び付けた。
無失点の連勝からグループ突破へ 4試合の歩み
町田はこの試合まで、ACL2の3試合をすべて無失点で勝ってきた。9月17日の第1節はホームでPKRスヴァイリエン(カンボジア)に2-0、10月15日の第2節は敵地でタンピネス・ローバーズ(シンガポール)に後半アディショナルタイムの望月の得点で1-0。10月29日の第3節は上海で白崎凌兵のゴールを守り切り、1-0で勝った。
| 節 | 日付 | 相手(会場) | 結果 | 町田の得点者 |
|---|---|---|---|---|
| 第1節 | 9月17日 | PKRスヴァイリエン | ○2-0 | デューク、 |
| 第2節 | 10月15日 | タンピネス・ | ○1-0 | 望月 |
| 第3節 | 10月29日 | 上海申花 | ○1-0 | 白崎 |
| 第4節 | 11月5日 | 上海申花 | ○2-1 | 下田、 |
公式戦全体でも守備が安定していた。直前の明治安田J1リーグ第13節のガンバ大阪戦は0-0の引き分けだったが、この試合で公式戦8試合連続の無失点。10月に戦った公式戦7試合はすべて無失点で終えていた。
上海申花との相性も悪くない。昨季のACLエリートでは2026年2月10日のリーグステージ第7節で、敵地の上海スタジアムで相馬の2得点により2-0で勝っている。ACLの舞台で上海申花に3連勝となった。
グループステージは4チームによるホーム・アンド・アウェーの総当たりで、上位2チームがラウンド16へ進む。第4節を終えて上海申花は1勝1分2敗の勝ち点4にとどまる。残り2試合に全勝しても勝ち点10で、町田の12には届かない。ここで町田の2位以内が決まり、決勝トーナメント行きが確定した。
黒田監督「自分たちのミスから」 失点を反省しつつ4連勝を評価
試合後、黒田監督はクラブを通じて「何とかこのACLTwoのグループステージを突破し、ラウンド16に進出できたことを嬉しく思います」とコメントした。上海申花については「勝点を取りに来るという気概を持って、パワーを持って」町田に乗り込んできたと話し、試合前には選手に、相手を上回るパワーで戦わなければ飲み込まれると伝えていたという。
内容面では、前半はペナルティーエリアの脇のスペース(ポケット)や相手DFの背後をなかなか使えなかったが、後半は選手が位置を入れ替えながらそこへ入っていく場面を多く作れたと振り返った。
同点にされた場面は「悪く言うと自滅と言うか自分たちのミスから生じたもの」と表現し、今後の改善点に挙げた。そのうえで勝ち越し点を「リバウンドに詰めていた仙頭啓矢の魂がゴールに乗り移って奪ったゴール」とたたえる。残り2試合については、リーグ戦や天皇杯なども見据えながら、いろいろなマネジメントをしていける状況を前向きに捉えた。
前回対戦で決勝点を挙げた白崎は、相手が前から圧力をかけてくることをある程度想定していたと明かす。「過密日程の中でも選手みんなで乗り越えて、パワーを落とすことなく勝ち続けることが何より意味のあることです」と語り、残り2試合も勝ちにいく考えを示した。
残り2試合とラウンド16の日程
町田は11月26日の第5節で、カンボジアのモロドク・テコ・ナショナル・スタジアムに乗り込みPKRスヴァイリエンと対戦する(日本時間21時15分キックオフ)。12月3日の第6節はホームの町田市立陸上競技場にタンピネス・ローバーズを迎える(19時キックオフ)。
| 節 | 日付(日本時間) | 相手 | 会場 |
|---|---|---|---|
| 第5節 | 11月26日 | PKRスヴァイリエン | モロドク・ |
| 第6節 | 12月3日 | タンピネス・ | 町田市立陸上競技場 |
第5節の相手スヴァイリエンは、11月5日の第4節でもタンピネスに2-0で勝ち、2勝1分1敗の勝ち点7で2位につける。10月15日の第2節では上海申花と0-0で引き分け、10月29日の第3節ではタンピネスに5-1で大勝していた。
グループの首位か2位かは、この2試合の結果で決まる。第5節のスヴァイリエン戦で引き分け以上なら、町田の首位が決まる。ラウンド16はホーム・アンド・アウェーの2試合制で、第1戦は2027年2月10日・11日、第2戦は2月17日・18日に予定される。準々決勝、準決勝もホーム・アンド・アウェーで、決勝は2027年5月15日の1試合で行う。
ACL2は日本ではDAZNが配信しており、第5節のスヴァイリエン戦もJリーグ公式サイトの試合ページでDAZNでの配信が案内されている(11月6日時点)。
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連勝は4に伸びたが、黒田監督が口にしたように、ミスからの失点という課題も残った。グループ突破を決めた町田は、リーグ戦と天皇杯を並行して戦いながら、11月26日のカンボジア遠征に向かう。
[文/構成 by スポーツ担当ライター Mika]














































































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