すみだ場所、大相撲春巡業が墨田区で初開催 来年4月14日、チケット発売日は一般11月17日

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
大相撲の春巡業「大相撲すみだ場所 令和九年春巡業」が2027年4月14日(水)、東京都墨田区のひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)で開かれる。両国国技館のある墨田区で巡業が開かれるのは初めてだ。チケットは11月13日(金)から墨田区先行とチケットぴあ会員先行抽選が始まり、一般販売は11月17日(火)10時から。料金は5,000円から80,000円(4人分のマス席)まで用意された。
錦糸公園のひがしんアリーナで約3800席、200人の大相撲一行が来る
開催は大相撲TOKYOすみだ場所実行委員会が11月5日に発表した。会場は錦糸公園の中にあるひがしんアリーナで、所在地は墨田区錦糸4-15-1。JR錦糸町駅の北口から歩いて約3分、東京メトロ半蔵門線錦糸町駅の4番出口からは約2分と、駅からすぐの場所にある。
当日は9時に開場し、14時30分ごろに打ち出しとなる予定だ。力士、親方、行司、呼出、床山などおよそ200人が参加する。巡業は本場所とは別に、相撲協会の一行が各地を回って稽古や取組を見せる興行で、本場所の番付や勝敗には関係しない。
客席は約3800席を予定する。コンパクトな会場で、スタンド席からも力士の大きさや相撲の迫力を感じやすいという。主催者が公式サイトに掲げた言葉は「土俵が近い!感動が近い!」だった。
会場の2階には、グッズや弁当を買える「すみだ場所モール」が開かれる。報道によると、モールはチケットを持っていなくても入れるという。
主催は大相撲TOKYOすみだ場所実行委員会で、勧進元はガイドコンシェルジュ合同会社と有限会社きくかわ。墨田区と一般社団法人墨田区観光協会が後援し、公益財団法人日本相撲協会とNPO法人未来文化基金が協力に名を連ねる。勧進元の代表は野田香里。巡業では、地元で興行を引き受けて準備を担う側を勧進元と呼ぶ。
16の相撲部屋がある町で、初めての巡業
墨田区は相撲と縁の深い町だ。両国国技館では毎年1月・5月・9月の東京場所が開かれ、全45の相撲部屋のうち16部屋が区内にある。それでも、各地を回る巡業がこの区で開かれるのは2027年4月が初めてとなる。
実行委員会は墨田区を「力士のホームタウン」と位置づけた。コンセプトは「相撲という日常」。土俵の上の力士だけでなく、相撲の文化を支える人たちの仕事や暮らしも紹介するという。公式サイトのマスコットの言葉も「ここは力士のホームタウンだよ!」だ。
区内には、相撲の神様とされる野見宿禰をまつる野見宿禰神社(墨田区亀沢)もある。境内には歴代横綱の名を刻んだ石碑が立ち、10月には相撲教習所の新弟子たちが参拝した。
関連記事:砂武蔵、師匠・武蔵丸の名が刻まれた横綱石碑前で「自分も入れるように」 野見宿禰神社を参拝
会場の錦糸町駅は、国技館の最寄りの両国駅からJR総武線で1駅の場所にある。相撲部屋の多い両国・錦糸町かいわいの人たちにとって、国技館とは別の「地元の土俵」が1日だけできる。
チケットの発売日と料金
チケットは段階的に売り出される。日程は次のとおりだ。
| 販売方法 | 期間・日時 | 対象・備考 |
|---|---|---|
| 墨田区先行販売 | 11月13日 | 墨田区に住む・ |
| チケットぴあ会員先行抽選 | 11月13日 | 抽選結果の通知は11月16日 |
| チケット先行即売会 | 11月15日 | 築地場外市場内の特設会場 |
| 一般販売 | 11月17日 | チケットぴあ |
ぴあの先行は抽選のため、期間中であれば申し込みの早い遅いは結果に関係しない。即売会は築地の会場で直接買う方式で、問い合わせは専用電話070-5025-5801(平日8時〜15時)が受け付ける。
チケットぴあの抽選は、受付開始の時刻が公式サイトの中で10時と11時の2通りに書かれている。申し込む前に公式サイトで最新の案内を確かめたい。墨田区先行とぴあ先行の申し込み先URLは、11月6日時点で「準備中」となっていた。
料金はすべて税込みだ。
| 席種 | 料金(税込) | 人数・特典 |
|---|---|---|
| 砂かぶりマス席 | 80,000円 | 4人分、 |
| 砂かぶり席 | 20,000円 | 1人分、 |
| タマリSS席 | 16,000円 | 1人分、 |
| タマリS席 | 14,000円 | 1人分、 |
| アリーナイス最前列S席 | 16,000円 | 1人分 |
| アリーナイス最前列A席 | 14,000円 | 1人分 |
| アリーナイスS席 | 14,000円 | 1人分 |
| アリーナイスA席 | 12,000円 | 1人分 |
| スタンド最前列S席 | 10,000円 | 1人分 |
| スタンドA席 | 8,000円 | 1人分 |
| スタンドB席 | 5,000円 | 1人分 |
| 車イス福祉ペア席 | 16,000円 | 付き添い1人分付き |
座席表では、砂かぶりマス席・砂かぶり席・タマリ席が土俵に近い内側に並び、どれも記念座布団が付く。一番安いスタンドB席は5,000円。土俵のすぐ脇の砂かぶりマス席は4人で80,000円で、1人あたりにすると20,000円になり、砂かぶり席と同じ額だ。
床に座らずに見られるイス席がアリーナの面にも多く並ぶ。正座やあぐらが苦手な人でも土俵の近くで見やすい配置で、座席表では土俵を囲む四方にアリーナイス席が組まれている。車イス福祉ペア席は、買う前に事務局へ電話するよう求められている。事務局の電話は070-5025-5801で、受付は平日の13時から16時。電話ではチケットの予約や購入はできない。
弁当とお土産のセットも事前予約制で売られる。巡業お土産福袋と特選弁当「粋匠」などが入ったセットが10,000円、特製弁当「花織」と巡業オリジナルクリアファイルなどのセットが5,000円で、どちらにもパンフレット「相撲のあるまち」と飲み物が付く。
当日の流れ 公開稽古から横綱土俵入りまで
公式サイトに出ている当日の流れは次のとおりだ。時間と内容は変わることがある。
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 9時 | 開場、 |
| 9時〜10時 | 人気力士との握手会 |
| 11時30分ごろ | 幕下以下の取組開始、 |
| 13時30分ごろ | 幕内土俵入り、 |
| 14時30分 | 打ち出し |
朝の公開稽古は、巡業ならではの見どころになる。本場所では見られない関取同士の申し合いや、ぶつかり稽古で胸を出す姿を目の前で見られる。初切は、反則技などを面白おかしく見せる取組で、巡業や花相撲でしか見られない。昼すぎには横綱が化粧まわしを締めて土俵入りを見せ、幕内の取組のあと、弓を手にした力士が土俵で舞う弓取り式で1日が締めくくられる。
巡業の稽古場では、地元出身の力士が先輩の胸を借りる場面もよくある。10月の秋巡業おおさか舞洲場所では、大阪市出身の十両・一意が元大関の高安にぶつかり稽古で鍛えられた。
関連記事:一意、地元・大阪の舞洲巡業で高安と稽古「地元だったので声援もあった」 大阪市港区出身の十両
どの力士が来るかは、11月6日時点で公式サイトに出ていない。人気力士の握手会も、誰が担当するかはまだ書かれていない。日本相撲協会の公式サイトの巡業日程にも、同じ時点で令和9年春巡業の一覧はまだ載っておらず、出場する力士の顔ぶれは今後の発表を待つことになる。
マスコット「すみだ場所っち」と、駐車場がない点に注意
巡業に合わせて、ゆるキャラ「すみだ場所っち」も生まれた。力士になる夢を持つ「永遠の22歳」という設定で、頭には墨田区の花・ツツジが咲いている。誕生日は巡業と同じ4月14日。もう1人のキャラクター「かおりん」と一緒に、公式サイトやSNSで巡業やすみだの町を案内していく。
会場には、車イスのチケットの人を除いて観客用の駐車場がない。電車のほか、都営バスなどの「錦糸公園」停留所(都02・都08・錦37・錦40)から歩いて約2分で着く。
最新の情報は公式サイトと、公式XとInstagram(どちらも@sumo_town)で出される。年3回の東京場所が開かれる町に、2027年4月14日、初めて巡業の土俵が立つ。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 疾風(HAYATE)]













































































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