原沢敦美・横浜市長が療養、初の一般質問で答弁中に体調崩す 元JAL整備士の弁護士、10月19日の就任から17日

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横浜市の原沢敦美市長(59)が11月5日、市議会本会議の一般質問で答弁している最中に体調を崩し、この日の一般質問は打ち切りとなった。各会派の質問に市長が直接答える、就任後初めての場だった。
初の一般質問、約35分の答弁を終えて席へ戻る際にふらつく
市は同日、市長が6日まで療養すると発表した。日本経済新聞によると、市長は病院で治療を受けたあと自宅で療養しており、7日以降は回復の様子をみて公務に戻る予定だ。10月19日に就任した原沢市長は、日本航空の航空整備士から弁護士に転じた経歴を持つ。
5日は市議会本会議の2日目で、一般質問が予定されていた。共同通信によると、原沢市長は1人目の質問者から市政運営への決意を問われ、答弁に立った。読売新聞はこの質問者を自民党の議員と伝えている。
答弁は約35分に及んだ。途中から呼吸が荒くなり、言葉に詰まる場面が続く。答弁を終えて自席へ戻る際には足元がふらつき、本会議は中断した。
テレビ神奈川(tvk)によると、市長はその後、体調不良を訴えて退席した。議場では渡邊忠則議長が「残りの一般質問につきましては、日を改めて行うこととなりました」と告げ、本会議は途中で散会となった。
市長は公用車で病院へ向かったと読売新聞は伝えている。共同通信は関係者の話として、病院で点滴を受けたと報じた。
市は「6日まで療養」と発表、定例記者会見も中止
横浜市は5日、市長が6日まで療養すると発表した。体調を崩した理由について、報道各社は次のように伝えている。
- 共同通信:過労とみられる
- 日本経済新聞:原因は疲労と脱水という
- 読売新聞:脱水症状と疲労の診断を受けたという
- NHK:疲労などによるものとみられる
6日に予定されていた市長の定例記者会見は中止になった。読売新聞によると、市長は快方に向かっており、体調が回復するまで公務を取りやめる。日本経済新聞は、7日以降に回復の様子をみて公務へ戻る予定と報じている。
読売新聞は関係者の話として、10月18日の市長選の投開票以降、市長には公務や政務で休みがなかったとも伝えた。
先送りになった一般質問の日程は、まだ決まっていない。tvkによると、市議会局は追加の日程などを今後協議するとしている。
原沢敦美とは JALの航空整備士から弁護士、企業の社外取締役も
原沢市長は東京都大田区で生まれ、3歳で横浜へ移った。本人の公式サイトによると、それから約50年を横浜市の磯子区と金沢区で過ごしている。名字は横浜市の発表などでは「原澤」と表記される。
横浜国立大学教育学部附属横浜小学校から桜蔭中学校・桜蔭高等学校へ進み、慶應義塾大学理工学部応用化学科で学んだ。1992年に慶應義塾大学大学院理工学研究科を修了し、日本航空に入社する。日本経済新聞によると、当時は珍しかった女性の航空整備士として12年間勤め、入社のきっかけは20歳で初めて飛行機に乗ったことだったという。公式サイトでは、一等航空整備士の資格を持ち、女性では日本で2人目だと紹介している。
日本航空を離れたあと、早稲田大学法科大学院で法律を学び、2009年に弁護士登録した。司法修習の地は横浜だった。弁護士としては川崎汽船、東横イン、リコーリースの社外取締役や、ローソン銀行の社外監査役を務めた経歴がある。東京都の入札監視委員も務め、2018年からは予備自衛官(予備三等陸佐)でもある。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出身 | 東京都大田区生まれ、 |
| 学歴 | 桜蔭中学校・ |
| 1992年 | 日本航空に入社、 |
| 2009年 | 弁護士登録 |
| 社外役員 | 川崎汽船、 |
| 2018年 | 予備自衛官に |
| 2026年 | 10月18日の市長選で初当選、 |
市長選では、複数の企業で社外取締役を務めた経歴を前面に出し、企業誘致などで市の財政基盤を強くすると訴えた。
前市長の辞職から55万票で初当選、就任から17日で迎えた初の一般質問
前任の山中竹春氏は、職員へのパワハラを第三者調査委員会に認定され、2026年8月28日に辞職を表明した。辞職表明までの経緯は「山中竹春・横浜市長が辞職表明 兵庫・前橋・伊東に続く”出直し選”になるのかを整理する」にまとめている。
辞職に伴う市長選は10月18日に投開票され、7人が立候補した。無所属新人の原沢氏は、自民党、日本維新の会、国民民主党の各県組織の推薦と公明党市議団の支持を受け、55万2207票で初当選。出直し選に臨んだ山中氏は3位に終わった。投票率は45.56%で、前回を3.92ポイント上回っている。
日本経済新聞によると、原沢氏は横浜市で史上2人目の女性市長となった。2009年から3期務めた林文子氏に続く。
就任は10月19日。翌20日の就任記者会見では「市民目線を貫く」と強調し、山中前市長のパワハラ問題を踏まえて、ハラスメントをなくすための条例をつくる考えを示した。22日には東京都の小池百合子知事と面会している。29日に開会した市議会の定例会では、初日の本会議で約20分の所信表明演説に臨み、ハラスメント防止条例の制定など市役所組織の立て直しを最優先に掲げた。
議員の質問に市長が直接答える最初の機会は、就任から17日後の5日だった。一般質問を残したまま、市長は6日まで療養に入る。7日以降の公務への戻り方と、残る一般質問の日程が次の焦点となる。
[文/構成 by ライター 飯田タツヤ]







































































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