鈴木章斗、J1で13試合10得点も日本代表は選外 得点ランク2位の広島23歳と湘南時代の成績

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日本サッカー協会は11月4日、シンガポールで行うブラジル戦・パラグアイ戦に臨む日本代表28人を発表した。2026/27明治安田J1リーグで13試合10得点を挙げ、得点ランキング2位につけるサンフレッチェ広島のFW鈴木章斗(23)は名前がなかった。日本代表の出場はまだない。湘南ベルマーレ時代から広島での今季まで、年度別の数字を表で整理した。
11月の代表28人に鈴木章斗の名前はなかった
メンバー発表会見は11月4日、千葉県内で開かれ、森保一監督と山本昌邦技術委員長が出席した。今回の活動は「MIZUHO BLUE CHALLENGE THE KALLANG FOOTBALL SERIES SINGAPORE」で、会場はいずれもシンガポールのナショナルスタジアム。11月14日にブラジル代表、17日にパラグアイ代表と対戦する。
キックオフは現地時間でブラジル戦が18時15分、パラグアイ戦が21時10分となる。シンガポールは日本より1時間遅いため、日本時間ではそれぞれ19時15分、22時10分だ。
招集はGK3人、DF8人、MF/FW17人の計28人。ドイツ2部カールスルーエでプレーする福田師王が初めて選ばれ、南野拓実や町田浩樹、坂元達裕らが復帰した。Jリーグのクラブからは鹿島アントラーズの早川友基、広島のDF中野就斗、FC町田ゼルビアの相馬勇紀と小川航基の4人が入っている。広島からは中野が選ばれ、チームメートの鈴木は外れた。
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前線では、リールのFW上田綺世が負傷で離脱している。ゴール前の顔ぶれに関心が集まるなかで、国内リーグの得点ランキング上位にいる鈴木について、ファンの間には選出を予想する見方もあった。発表後には、名前がないことを残念がるファンの反応がSNSで相次いだ。
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13試合10得点は秋春制1年目の2026/27シーズンの数字
タイトルの「13試合10得点」は、8月に開幕した2026/27明治安田J1リーグでの記録だ。Jリーグはこの年からシーズンを秋に始めて翌年春に終える日程へ移った。その前の2026年前半には、移行期間の特別大会「明治安田J1百年構想リーグ」が行われている。今季の数字に、この特別大会の分は含まれていない。
Jリーグ公式の選手ページ(11月2日更新)では、鈴木は今季リーグ戦13試合すべてに先発し、10得点4アシスト。第13節を終えた時点の得点ランキングでは、鹿島アントラーズのレオ・セアラが12得点で首位、鈴木が10得点で2位に続く。3位は8得点の瀬川祐輔(柏レイソル)とマルシーニョ(川崎フロンターレ)で、鈴木はその2人を2点離している。
ゴールの並び方にも特徴がある。今季初戦だった8月8日のジェフユナイテッド千葉戦で1点目を挙げると、8月15日の浦和レッズ戦と9月12日のセレッソ大阪戦ではいずれも2得点、9月2日の名古屋グランパス戦でも1点を決めた。10月以降のリーグ戦5試合では、東京ヴェルディ戦、京都サンガF.C.戦、清水エスパルス戦、10月31日の水戸ホーリーホック戦で1点ずつ決めた。
チームの結果も伴う。鈴木が出場した13試合で、広島は9勝2分け2敗。得点源が勝ち点に直結している。
数字は得点だけで終わらない。Jリーグ公式の詳細スタッツでは、今季の枠内シュートは23本、味方のシュートにつながるパスなどを数える「チャンスクリエイト」は21回を記録した。
湘南ベルマーレ時代の年度別成績と広島への移籍
鈴木は2003年7月30日生まれ、大阪府出身。ガンバ大阪ジュニアユースを経て阪南大学高等学校に進み、2022年に湘南ベルマーレへ加入した。2022年にはU-19日本代表に選ばれている。
湘南への加入内定は、高校3年だった2021年7月に阪南大学高等学校が発表した。当時はサッカー部のキャプテンで、背番号9のFW。足元の技術を生かして攻撃の起点になり、得点パターンを多く持つ選手として紹介されている。内定時のコメントでは、湘南で成長して日本代表で活躍する夢をかなえたいと語っていた。
J1リーグ戦の初出場は2022年4月2日、初得点は2023年4月15日の横浜F・マリノス戦だった。プロ1年目のリーグ戦出場は2試合にとどまる。2年目の2023年に27試合3得点と出番を増やし、3年目の2024年は34試合で10得点と、リーグ戦で初めて2桁に乗せた。
| シーズン | クラブ | J1リーグ戦 | ルヴァンカップ |
|---|---|---|---|
| 2022 | 湘南ベルマーレ | 2試合0得点 | 4試合0得点 |
| 2023 | 湘南ベルマーレ | 27試合3得点 | 6試合2得点 |
| 2024 | 湘南ベルマーレ | 34試合10得点 | 出場なし |
| 2025 | 湘南ベルマーレ | 37試合9得点 | 7試合3得点 |
| 2026(百年構想リーグ) | サンフレッチェ広島 | 20試合5得点 | ― |
| 2026/27(11月2日時点) | サンフレッチェ広島 | 13試合10得点 | 3試合0得点 |
湘南でのJ1通算は100試合22得点。2025年は背番号10を着け、リーグ戦37試合で9得点を挙げた。だが、チームはこの年のJ1で残留を逃し、J2へ降格した。
広島は2025年12月27日、鈴木の完全移籍加入を発表した。加入は特別大会の百年構想リーグからで、広島でも背番号10を背負う。移籍に際して湘南の公式サイトに寄せたコメントで、鈴木は「今年キャプテンとしてJ2に落としてしまいました」と明かした。湘南に残ってJ1復帰を目指す考えもあったという。
決断の理由として挙げたのは、湘南でともにプレーしたDF鈴木淳之介の存在だった。湘南から日本代表に選ばれる選手たちを見て、「自分も早くこの場所に行きたいと思い、この決断をしました」と語っている。その鈴木淳之介はFCコペンハーゲンへ移り、今回の28人にも入った。
森保監督が会見で語った主要リーグへの考え
会見で森保監督が鈴木章斗の選外に直接触れた発言は報じられておらず、選ばなかった理由の説明もなかった。
監督の言葉として報じられたのは、初招集の福田師王についての質問への答えだ。ドイツ2部でプレーする福田について、森保監督は試合を重ねるごとの成長を評価したようだ。そのうえで、選手たちには5大リーグをはじめとする主要リーグで、トップの舞台をできるだけ目指してほしいという考えを示したという。
とはいえ、海外クラブへの所属が代表入りの条件と示されたわけではない。今回も国内のクラブから4人が選ばれ、広島の中野もその1人だ。どの選手をどう組み合わせるかは、活動ごとの狙いやチーム状況でも変わる。
次の代表活動までにどこまで数字を伸ばすか
鈴木にとって、日本代表は高校3年で湘南入りが決まったときから口にしてきた目標だ。広島への移籍も、その目標に近づくための決断だった。湘南時代の2024年に記録したリーグ戦10得点に、今季は13試合で並んだ。前のシーズンより速いペースで点を重ねている。
代表は11月のシンガポール遠征の後、12月30日に大阪・パナソニック スタジアム 吹田でキリンチャレンジカップ2026を行うことが決まっている。この試合のメンバー発表は先になる。
得点ランキング首位のレオ・セアラとの差は2点。J1は今季、2027年春まで続く。リーグ戦で数字を積み重ねることが、次の選考に向けて鈴木が示せる材料になる。
[文/構成 by スポーツ担当ライター Mika]








































































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