キリンチャレンジカップ2027、日本代表が3月に広島と国立で2試合 大岩剛監督の初陣となる計画

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日本サッカー協会(JFA)は11月5日、日本代表(SAMURAI BLUE)が出場する「キリンチャレンジカップ2027」を2027年3月に2試合行うと発表した。3月25日にエディオンピースウイング広島、30日に東京の国立競技場で戦う。対戦相手とキックオフ時刻、テレビ放送は未定だ。同じ日の理事会後、JFAの湯川和之専務理事は3月から大岩剛監督の体制で臨むかを問われ「そのような計画です」と答えた。
3月25日に広島、30日に国立 対戦国と時刻は調整中
JFAの発表によると、第1戦は2027年3月25日(木)にエディオンピースウイング広島で、第2戦は3月30日(火)に国立競技場で行う。主催はJFAで、主管は広島での試合が広島県サッカー協会、東京での試合が東京都サッカー協会。特別協賛はキリンビールとキリンビバレッジが務める。
| 日程 | 会場 | キックオフ・対戦相手 |
|---|---|---|
| 2027年3月25日 | エディオンピースウイング広島 | いずれも未定 |
| 2027年3月30日 | 国立競技場 | いずれも未定 |
11月5日の時点で、キックオフ時刻と対戦国は「調整中」の扱いだ。テレビ放送も決まっておらず、チケットの発売方法や価格についての案内も出ていない。キリンホールディングスは同じ日のプレスリリースで、未定の項目は決まり次第JFAのWebサイトなどで知らせるとしている。
キリングループが日本代表の応援を始めたのは1978年。2023年1月からはJFAのオフィシャルトップパートナーを務めていて、リリースでは今回の2試合を、日本代表がより上を目指すための重要な強化試合と位置づけた。
国立競技場は2026年1月から、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が命名権を持ち「MUFGスタジアム」の呼称を使う。正式な名称は国立競技場のままで、JFAの発表も「国立競技場」と表記している。
「そのような計画です」 アジア杯延期後も3月から大岩体制へ
3月の2試合は、当初の計画どおりなら大岩剛監督(54)がA代表を率いる最初の試合になる。
その計画が揺れたのは、11月3日だった。アジアサッカー連盟(AFC)が、2027年1月7日から2月5日までサウジアラビアで開く予定だったAFCアジアカップを、2027年12月23日から2028年1月21日までの日程に延期すると発表したのだ。理由として、地域の情勢による物流の課題と渡航の混乱を挙げている。
森保一監督(58)の契約は、このアジアカップの終了までだった。大会がほぼ1年後ろへずれたことで、森保監督がいつまで指揮を執るのか、3月から大岩監督に代わるのかという点が改めて問われる。
関連記事:アジア杯が1年延期、2027年12月23日開幕に 森保監督の「最後の試合」はいつになる?去就と延期の理由、宮本会長のコメント
翌4日、11月の遠征に臨むメンバーの発表会見でも、去就についての質問が相次いだ。森保監督は「延期を受けて、何か変わったということはない」と話し、これまでどおり一戦一戦に最善の準備をして勝利を目指す考えを示した。同席した山本昌邦技術委員長は、契約内容についてはこの場では言えないとして明言を避けている。
答えに近いものが出たのは5日だった。都内で開かれた理事会のあと、湯川専務理事が報道陣に説明し、3月の代表活動から大岩監督の体制になるかという問いに「そのような計画です」と答えたという。これを受け、森保監督は年内の試合で指揮を終える見通しと報じられている。ただし、JFAは11月6日時点で、森保監督の退任時期や契約の変更を公式サイトで発表していない。
7月に決まった後任人事、U-21監督との兼任で2030年W杯へ
大岩監督の就任が決まったのは、2026年7月23日の理事会だった。JFAはこの日、北中米W杯で日本を率いた森保監督がアジアカップの終了まで続けて指揮を執り、その後を大岩監督が引き継ぐと発表している。大岩監督は2028年ロサンゼルス五輪を目指すU-21日本代表の監督と兼ね、2030年のW杯を目指してA代表を率いる。半年ほどの短い契約で森保監督が残り、後任をあらかじめ決めておく異例の人事だった。
大岩監督は7月31日の会見で、来年3月から森保監督を引き継いでA代表の監督に就くことが決まったと報告し、その立場を「大変名誉なことであって、大変重責」と表現した。日本代表監督の就任については「重責を引き受けたというところでいえば、非常に熟考した」と明かした。
大岩監督は1972年生まれ、静岡県出身。現役時代はDFとして名古屋グランパスエイト、ジュビロ磐田、鹿島アントラーズでプレーし、鹿島では2007年から2009年のJ1リーグ3連覇を支えた。引退後は鹿島のコーチを経て2017年のシーズン途中に監督となり、2018年にはAFCチャンピオンズリーグでクラブ初のアジア制覇を果たす。年代別代表ではパリ五輪世代を率いて2024年のAFC U23アジアカップで優勝し、ロサンゼルス五輪世代でも2026年のAFC U23アジアカップを制した。
関連記事:ジーコ、日本代表監督に就く大岩剛を語る 「いいところはいろいろな人と対話するところ」
広島での代表戦は2026年9月のベネズエラ戦以来
エディオンピースウイング広島は、サンフレッチェ広島の本拠地として2024年2月に開業した。広島市の中心部にあるスタジアムで、同じ年の6月11日には日本代表がW杯アジア2次予選でシリアと戦い、5-0で勝っている。広島で国際Aマッチが開かれたのは2004年7月以来、20年ぶりだった。2026年9月28日にはキリンチャレンジカップ2026でベネズエラと対戦し、2-1で勝った。
2024年のシリア戦のあと、JFAの宮本恒靖会長は「ちょっといつものスタジアムと違う空気があったのは、皆さんも多分感じたと思います」と話し、地方で代表戦を開く意味を語っていた。広島のファンにとっては、新しい監督の最初の試合を地元で見られる機会になる。
東京での第2戦は国立競技場が舞台だ。3月の2試合は、2030年W杯に向けたチームづくりの最初の一歩になる。招集メンバーの顔ぶれも、森保監督の時代から何が変わるのかを読み解く手がかりになりそうだ。
3月までの日本代表の予定と、決まっていないこと
11月6日時点でJFAが発表している日本代表の主な予定は、次のとおりだ。
| 日程 | 試合 | 会場 |
|---|---|---|
| 2026年11月14日 | ブラジル戦 | シンガポール・ |
| 2026年11月17日 | パラグアイ戦 | シンガポール・ |
| 2026年12月30日 | キリンチャレンジカップ2026 | パナソニック |
| 2027年3月25日 | キリンチャレンジカップ2027 | エディオンピースウイング広島 |
| 2027年3月30日 | キリンチャレンジカップ2027 | 国立競技場 |
12月30日の試合は、もともとアジアカップへ向かう前の国内での調整試合として10月15日に発表されていた。延期で大会前の壮行試合という意味は薄れ、開催するかどうかはまだ見えない。5日の理事会後、宮本会長は選手を呼べるか、対戦相手を確保できるかという課題を挙げたうえで「できたらやりたい」と開催への望みを示し、関係各所と調整していく考えを話したという。12月30日は国際Aマッチ期間から外れるため、開催するなら国内組が中心の編成になるとみられる。
この試合が行われなければ、11月のシンガポールでの2試合が森保監督の最後の指揮になる可能性もある。
3月の2試合は、対戦国とキックオフ時刻、テレビ放送、チケットの情報がこれから明らかになる。最初の対戦相手に誰を選ぶのか。大岩体制の始まりを占う発表が、この先に控える。
[文/構成 by スポーツ担当ライター Mika]














































































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