中井亜美、GPフランス大会2026の公式練習に登場 昨年GP初出場初優勝の大会で連覇懸かる

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フィギュアスケートのGPシリーズ第1戦フランス大会が、10月23日(日本時間24日)にフランス・アンジェで開幕する。22日の公式練習では、ミラノ・コルティナ五輪銅メダルの中井亜美(18)がトリプルアクセルを2度着氷した。中井は昨年の同大会でGP初出場初優勝を果たしており、連覇が懸かる。女子ショートプログラムは日本時間24日午前2時50分からの予定だ。
公式練習で3回転半を2度着氷、「全力を出し切る」
グランプリ(GP)シリーズの今季開幕戦となるフランス大会の公式練習が、現地時間10月22日に会場のアンジェ・アイスパークで始まった。女子の中井亜美(18)=TOKIOインカラミ=は、代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2度降りた。
練習後、中井は「いい思い出がたくさん残っている。全力を出し切ることが一番の目標」と意気込んだ。
中井がトリプルアクセルの練習を始めたのは、憧れの浅田真央さんを追った小学5年のころだ。2022年3月、初めての国際大会だったルクセンブルクのプランタン杯で、フリーで初めて成功させた。ミラノ・コルティナ五輪のフリーでも、冒頭で決めている。
日本からは中井のほか、昨季の四大陸選手権を制した青木祐奈と、住吉りをんも女子に出場する。青木は練習でなめらかなステップを見せ、住吉はジャンプを入念に確かめた。男子では三浦佳生と山本草太が4回転ジャンプを繰り返し跳んだ。
大会の日程は次のとおり。ISU(国際スケート連盟)が発表したタイムスケジュールを、日本時間に換算した。
| 種目 | 現地時間(フランス) | 日本時間 |
|---|---|---|
| 女子ショートプログラム | 10月23日(金)19時50分 | 10月24日(土)午前2時50分 |
| 女子フリー | 10月24日(土)19時30分 | 10月25日(日)午前2時30分 |
フランスは10月25日未明まで夏時間で、女子の2種目はどちらも日本との時差7時間で行われる。女子の結果は、日本の土曜と日曜の明け方に出ることになる。
1年前、17歳がシニアGPデビュー戦で頂点に
中井にとってアンジェは特別な場所だ。
2025年10月の同じフランス大会。シニア1年目の17歳だった中井は、ショートプログラム78.00点、フリー149.08点の合計227.08点で、GP初出場初優勝を果たした。日本女子のGPデビュー戦優勝は、紀平梨花、渡辺倫果に続いて3人目だった。
2位は坂本花織の224.23点、3位は住吉りをんの216.06点。日本勢が表彰台を独占した大会だった。住吉にとっては、今回も同じリンクで表彰台を狙う舞台になる。
ここから中井のシーズンは一気に動く。GPファイナルで2位に入ると、2026年2月のミラノ・コルティナ五輪では、ショートプログラムで78.71点を出して首位に立った。フリーで順位を落としたものの、合計219.16点で銅メダル。金はアリサ・リウ(米国)、銀は坂本だった。
東京選手権は225.52点、フランスの3人で表彰台
今季の中井は、新しいプログラムで滑り出している。
今季の初戦は、9月4〜6日に東京で行われたチャレンジャーシリーズの木下グループ杯だった。ショートプログラムで自己ベストの80.27点を出して首位に立ったが、フリーは127.45点にとどまり、合計207.72点で4位。自身のインスタグラムでは「SPでは目標としていた80点を出すことができて嬉しかったです!」とつづっている。
9月18日に千葉県船橋市で練習を公開した際は、フリーの曲「パリのアメリカ人」に合わせてジャンプを確認した。昨季より難しくした3回転ループには苦戦しているといい、「安定していない部分がある」と率直に話し、中庭健介コーチと試行錯誤しながら形を整えていくという。
昨季優勝したフランス大会については、「結果にこだわり過ぎないようにしたいが、少し意識してしまうかな」と笑った。
今季のショートプログラムは、韓国の振付師シン・イェジ氏と初めて組んだタンゴ調の作品だ。フリーは昨季のショートを手がけたデヴィッド・ウィルソン氏の振付で、さまざまな曲調が交ざる。5月1日に在籍する高校の祝賀会に出た際は、今季のテーマを「挑戦」とし、「新しい自分に出会えるようなシーズンにしたい」と話していた。
迎えた10月2〜3日の東京選手権では、ショートプログラムとフリーの両方で1位となり、合計225.52点で優勝した。2位は青木祐奈の219.91点、3位は住吉りをんの193.89点。今回フランスに乗り込む日本女子3人が、そのまま表彰台に並んだ形だ。
10月15日に東京都内で開かれた2026-27シーズンの選手記者会見では、「本当に一年一年、ちゃんと覚悟を持ってしっかり結果を残すというのも、覚悟の一つなのかなと思っています」と語り、”魅せるチカラ”を覚醒させたいと目標を掲げた。
12人の争い、青木・住吉との日本勢対決も
女子には12人がエントリーした。日本の3人のほか、ベルギーのニナ・ピンザローネ、ジョージアのアナスタシア・グバノワ、カナダのガブリエル・デールマンらが名を連ね、韓国からも2人、地元フランスからも1人が出場する。
注目は、3月の世界選手権で銅メダルを取ったベルギーのピンザローネだ。1月の欧州選手権で銅メダルに入ったイタリアのララ・ナキ・グットマン、2023年の欧州女王グバノワ、2017年世界選手権銅メダルのデールマンも名を連ねる。米国からは、今季初戦となるサラ・エバーハートが唯一出場する。一方、昨年アンジェで中井と表彰台を分け合った坂本花織は、2026年5月13日に引退会見を開き、競技の第一線を退いた。
GPシリーズは6大会で行われ、各選手は原則2大会に出場する。上位の成績を収めた6人が、12月10〜13日に中国・重慶で開かれるGPファイナルに進む。中井の2戦目は、11月13〜15日に米国ワシントン州エヴァレットで開かれる第4戦スケートアメリカだ。
開幕戦で勝てば、ファイナル進出へ大きく前進する。昨年は初出場の挑戦者として立ったリンクに、今年は五輪メダリストとして戻ってきた。
連覇を狙うショートプログラムは、日本時間24日未明に始まる。
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[文/構成 by スポーツライター 南條楓]











































































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