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りくりゅう、木下グループのスポーツアンバサダーに就任 三浦璃来と木原龍一の今後の活動

りくりゅう、木下グループのスポーツアンバサダーに就任 三浦璃来と木原龍一の今後の活動

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木下グループは2日、ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート・ペア金メダリストで「りくりゅう」の愛称で知られる三浦璃来さん(24)と木原龍一さん(34)が、同社のスポーツアンバサダーに就任したと発表した。2人は4月に現役を退き、8月23日に婚約を発表したばかり。2027年1月からは自ら手がける全国ツアーのアイスショーを控え、将来は指導者としてペアの普及を目指している。

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現役時代の所属先が「顔」として起用

木下グループは2日午前11時、公式サイトとSNSでアンバサダー就任を発表した。木原さんは2013年、三浦さんは2019年から同社に所属し、五輪や世界選手権の舞台を支えてもらってきた間柄だ。

同社は公式サイトで就任の狙いについて「今後もお二人のさらなる活躍を応援するとともに、これまでともに歩んできたお二人と、ペアスケートならではの魅力をより多くの方々へ届け、フィギュアスケートだけでなく、さまざまなスポーツの魅力や楽しさを広く発信してまいります」と説明した。対象はフィギュアスケートに限らない。グループが関わるスポーツ全体の魅力を伝える役回りになる。

具体的にどんな場面に登場するのか、活動の中身や期間について、同社は現時点で明らかにしていない。

金メダルから引退、婚約までの半年

2人の名前が日本中に広まったのは、2月のミラノ・コルティナ五輪だった。ショートプログラム(SP)は5位と出遅れたものの、フリーで巻き返して大逆転。ペアで日本勢初となる金メダルをつかみ、団体でも銀メダルを手にした。

ペア結成は2019年夏にさかのぼる。三浦さんから声をかけられた木原さんは、それまでソチ、平昌の両五輪に別のパートナーと出場していた。組んでからは2023年と2025年に世界選手権を制し、2度の五輪を経験。木原さんの五輪出場は4大会で、フィギュアスケートの日本勢で最多となる。

だが、2人は早い段階で区切りを決めていた。

4月28日に東京都内のホテルで開いた引退会見で、木原さんは、2025年5月ごろから今季が最後になるという思いが強かったと明かした。デイリースポーツによると、三浦さんは「これまでの時間は私たちにとって宝物」と語り、木原さんは涙をぬぐいながら「最高のパートナーに出会えた」と言葉をつないだ。

2人の写真をまとめた一冊で、ペアとしての歩みをたどることもできる。

その後、2人は8月23日に婚約を発表した。THE ANSWERは、アンバサダー就任の発表を婚約発表から40日のニュースとして伝えている。

2人が就任コメントで語ったこと

就任にあたり、2人はそれぞれコメントを寄せた。どちらも、競技で得たものを次の世代へ渡すことに触れている。

三浦さんは支援への感謝を述べたうえで、「日本が世界に誇るペア大国となることを目指して、新たな挑戦を続けていきたいと思います」とつづった。ペアスケートの魅力や楽しさを多くの人に届けたいという思いも添えている。

木原さんは、ペアを始めた当初から長く支援を受けてきたことに感謝を示した。そのうえで「これからはスポーツアンバサダーとして、これまで培ってきた経験を次世代の選手たちに伝えるとともに、私自身が感じてきたペア競技の素晴らしさや魅力をより多くの皆様に届けていきたいと思っています」と意気込みを語っている。

2人のコメントは、そろって「次世代の選手たち」という言葉で重なった。

SNSでは「これからますます」と期待

木下グループがXとインスタグラムで就任を伝えると、ファンからの反応が広がった。THE ANSWERによると、SNSには「これからますます活躍の場が広がりますね」「変わらず二人を支えてくださることに深く感謝しております」といった投稿が寄せられた。

所属先として現役生活を支えた企業が、引退後も2人と組み続ける。その点を好意的に受け止める反応が目立った。

全国ツアーと指導者への道 2人の今後の活動

今後の予定としてはっきりしているのが、2027年1月に始まる全国ツアーのアイスショーだ。「りくりゅうのありがとうツアー presented by 木下グループ」と題し、2人が自ら企画・制作に関わる。開催は9月にかけて、全国約10都市を回る予定となっている。

ツアーの発表は9月15日の会見だった。2人は今夏、初めてプロデュースしたアイスショー「THE DESTINY」を成功させており、全国ツアーはそれに続く取り組みになる。

準備はすでに始まる。9月30日にはインスタグラムでツアー開始まであと100日になったことを告知し、約2カ月ぶりとなるリフト練習や筋力トレーニングの様子を動画で公開した。

その先に見ているのが、指導者の道だ。引退会見では、資格を取れる4、5年後をめどに指導を始めたい考えを示した。三浦さんは「ペアを始めた時は日本にコーチがいなかった」と自らの経験を語り、木原さんは国内にペアのアカデミーを立ち上げる夢に触れ、「指導者になった時に最初の1歩が国内でできる。ハードルが下がる」と話していた。

プロスケーター、ツアーのプロデューサー、そして企業のアンバサダー。肩書きが増えても、2人が口にする目標は日本でペアを根づかせることで一貫している。スポーツアンバサダーとしての具体的な活動内容は、木下グループからの今後の発表を待つことになる。

[文/構成 by スポーツライター 南條楓]

寄稿者

南條楓
学生時代に陸上の中距離を続けていたこともあり、記録で勝負が決まる競技に惹かれてスポーツを書くWebライターに。執筆歴は8年。陸上や水泳、体操、フィギュアスケートなど、記録と採点が結果を左右する競技を中心に、国際大会の速報から選手の歩みをたどる記事まで担当してきた。タイムや得点の意味、予選から決勝までの流れを、初めて観る人にも伝わる言葉で書くことを大切にしている。

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