名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、千葉JのB1記録を上回る開幕11連勝 富山に93-80

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
名古屋ダイヤモンドドルフィンズが11月7日、富山市のYKK APアリーナで富山グラウジーズを93-80で破り、開幕から11連勝とした。千葉ジェッツが2025-26シーズンにB1記録として残した開幕10連勝を上回る数字だ。第4クオーターの立ち上がりに3点差まで迫られたが、アーロン・ヘンリーがこのクオーターだけで11得点を挙げ、突き放した。
9点リードの第4Qに6連続失点 流れを戻したダンクと4点プレー
りそなグループ B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)のリーグ戦で、名古屋Dは敵地・富山に乗り込んだ。15時5分のティップオフ、観客数は4903人。11月1日に滋賀レイクスを87-64で下して開幕10連勝としており、この試合は、千葉JのB1記録を単独で上回るかがかかる一戦だった。
試合の入りは名古屋Dが握る。開始15秒で富山のブライアン・アンゴラにフリースローで先に1点を許したものの、齋藤拓実のレイアップで逆転すると、スコット・エサトンが第1クオーターだけで9得点。22-15で最初の10分を終えた。第2クオーターも齋藤が7点を加え、45-35と10点差で前半を折り返している。
第3クオーターは富山が27-26と1点上回り、71-62で最終クオーターへ入った。
ここから試合が動く。第4クオーター開始直後、富山はアミール・シムズのレイアップとフリースロー2本、アンゴラの速攻で6連続得点を挙げ、残り8分45秒には68-71。9点あったリードは、わずか75秒で3点まで縮まった。名古屋Dはこの間、ヘンリーが4つ目のファウルを宣告されてベンチへ下がり、齋藤のシュートも2本続けて外れていた。
流れを戻したのは残り7分38秒のプレーだった。ルーサーのシュートが外れた後の攻撃で、エサトンが齋藤のパスからダンクを叩き込む。続く残り7分7秒には、齋藤が3Pをファウルを受けながら沈め、富山はたまらずタイムアウトを取った。明けの追加のフリースローも決めて4点プレーとし、68-77と再び9点差に広げた。
残り6分29秒、ヘンリーがコートに戻る。
そこから約3分間、名古屋Dの得点はほぼヘンリーが1人で稼いだ。残り6分10秒のゴール下を皮切りに、残り5分4秒にはミドルシュートを決めてファウルももらう3点プレー、さらに残り4分19秒、3分57秒、3分32秒と3本続けて2点シュートを決める。この間のチーム得点13点のうち11点がヘンリーで、残り3分57秒に69-88と最大の19点差がつき、残り3分32秒にも71-90と再び19点差とした。
富山は終盤に宮本一樹が3Pを2本決めたものの、差は詰まらない。最後は93-80で試合が終わった。
| クオーター | 富山 | 名古屋D |
|---|---|---|
| 第1Q | 15 | 22 |
| 第2Q | 20 | 23 |
| 第3Q | 27 | 26 |
| 第4Q | 18 | 22 |
| 合計(勝者:名古屋D) | 80 | 93 |
Bリーグ公式の記録では、富山がリードしたのは試合開始直後の1-0の場面だけで、同点も一度もなかった。名古屋Dは試合の大半をリードしたまま、40分を戦い終えたことになる。
ヘンリー27得点、エサトンと齋藤はダブルダブル
Bリーグ公式のボックススコアでは、ヘンリーが両チーム最多の27得点を挙げた。出場時間は19分45秒で、4つ目のファウルで一時ベンチに下がりながらの数字だ。得点の内訳は第3クオーターに10点、第4クオーターに11点と、後半だけで21点を稼いでいる。
| 選手 | 得点 | 主なスタッツ |
|---|---|---|
| アーロン・ヘンリー | 27 | 2P |
| スコット・エサトン | 19 | 10リバウンド、 |
| ライアン・ルーサー | 18 | 9リバウンド、 |
| 齋藤拓実 | 14 | 10アシスト、 |
エサトンは19得点10リバウンド、齋藤は14得点10アシストで、2人がそろってダブルダブルを記録した。齋藤の10本目のアシストは、第4クオーターのエサトンのダンクにつながったパスだった。ライアン・ルーサーも18得点9リバウンドと、あと1本でダブルダブルに届く働きを見せる。
一方で、外からのシュートは決まらなかった。チームの3Pは25本中5本、成功率20%。その分、得点はゴールに近い位置とフリースローで重ねた。ペイント内の得点は48点で富山の36点を上回り、フリースローは37本中26本を沈めて26点。富山のファウルは32個に達し、名古屋Dは何度もフリースローラインに立った。
守備ではスティールが10本で、富山の2本を大きく上回る。リバウンドは42本対44本と富山がわずかに多く、速攻からの得点も富山の20点に対し名古屋Dは11点だった。ひとつの数字で押し切った試合ではなく、ゴール下とフリースロー、ボールを奪う守備で少しずつ差を積み上げた。
千葉JのB1記録10連勝を上回る 11勝のうち9勝が敵地
B1の開幕連勝のこれまでの最長は、千葉ジェッツが2025-26シーズンに記録した10連勝だった。千葉Jはシーズン終了のあいさつで、この10連勝を「B1リーグ記録」と紹介している。トップリーグがBプレミアに変わった最初のシーズンで、名古屋Dはその数字を1つ上回った。
11月1日の滋賀戦でこの記録に並び、6日後の富山戦でその数字を単独で上回った。
関連記事:名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、千葉JのB1記録に並ぶ開幕10連勝 滋賀レイクスに87-64
連勝の中身も目を引く。Bリーグ公式の順位表(11月7日の全試合終了時点)では、名古屋Dの11勝の内訳はアウェー9勝0敗、ホーム2勝0敗。11試合のうち9試合を敵地で戦い、そのすべてに勝っている。ホームの本拠地で戦ったのは10月30日と11月1日の滋賀との2連戦だけだ。
得点と失点の数字にも勢いが出ている。11試合の総得点は1018点、総失点は816点で、1試合平均にすると約92.5得点、約74.2失点。得失点差は202点に上り、1試合あたり18点以上の差をつけて勝ってきた計算になる。
敗れた富山は連勝が2で止まる
富山はシムズが21得点8リバウンド、ダラル・ウィリス ジュニアが18得点11リバウンドと気を吐き、アンゴラも14得点6アシスト。第3クオーターは名古屋Dを1点上回り、第4クオーターの立ち上がりには一時3点差まで詰め寄った。
ただ、3Pは24本中6本、成功率25%。フリースローも34本中22本と、得点機を生かしきれなかった。ホームで勝てば3連勝だったが、連勝は2で止まり、成績は8勝6敗。11月7日の全試合終了時点で、東地区6位となっている。
西地区首位に立ち、次戦は11月9日の群馬戦
11月7日の全試合終了時点で、名古屋Dは11勝0敗の西地区首位。Bプレミア全体を見ても、まだ一度も負けていないのは名古屋Dだけだ。2位の広島ドラゴンフライズは13勝1敗と勝ち星では上回るが、名古屋Dより3試合多く消化している。
連勝を12に伸ばせるか。
次戦は11月9日(月)19時5分から、群馬県太田市のオープンハウスアリーナ太田で群馬クレインサンダーズと戦う。群馬は11月7日の全試合終了時点で10勝4敗と、東地区の上位につける相手だ。敵地での戦いはまだ続く。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 疾風(HAYATE)]













































































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