政所仁と数島大陸、RISE203のSフライ級王座決定戦へ計量パス 両者52.95キロ、8日後楽園

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キックボクシング「RISE203」(11月8日、東京・後楽園ホール)の前日計量が11月7日に都内であり、メインの第5代RISEスーパーフライ級(-53キロ)王座決定戦で戦う政所仁と数島大陸は、ともに52.95キロでパスした。出場22選手全員が1回目で計量をクリア。両者は2025年5月以来の再戦で、どちらが勝っても新王者が誕生する。試合結果は11月8日昼の時点で未定だ。
政所と数島はそろって52.95キロ、22選手が一発クリア
計量は11月7日14時から都内で行われた。スーパーフライ級のリミットは53キロ。同級1位の政所仁(魁塾)と同級2位の数島大陸(及川道場)は、リミットまで50グラムを残したまったく同じ数字で計量を終えた。
この日は第1試合のフライ級から第11試合のメインまで、計11試合22選手が1回目の計量で契約体重をクリアした。セミファイナルの女子アトム級(-46キロ)は、RISE QUEENアトム級王者の島田知佳が45.80キロ、ISKA世界王者のMARIが45.85キロだった。
試合は3分5ラウンド、延長1ラウンドで争われる。通常の3ラウンド制より6分長い。ベルトをかけた5ラウンドの戦いは、両者にとってスタミナと駆け引きの比重が大きく変わる舞台になる。
那須川龍心の在位は9月18日まで、王座は空位に
なぜ今、王座決定戦なのか。
RISE公式サイトの歴代王者の記録では、第4代スーパーフライ級王者の那須川龍心(TEAM TEPPEN)の在位は2026年3月28日から9月18日まで。龍心は翌9月19日、東京・大田区で行われた「RISE WORLD SERIES 2026」でRISE世界スーパーフライ級王者の大﨑一貴に延長判定2-1で勝ち、世界王座を手にしていた。カード発表の際には、王座決定戦は前王者・龍心の返上にともなうものと報じられた。
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対戦は10月2日に都内の会見で発表された。空位となった王座は、同級1位と2位が直接争う。2人とも龍心と拳を交えた経験を持ち、ともに敗れている点も共通する。政所は2025年8月、龍心のスーパーフライ級転向初戦の相手を務めて判定で敗れた。数島は2024年11月、フライ級王座の初防衛戦で龍心に1ラウンドKOで敗れ、ベルトを失っている。
4度目の挑戦の政所、2階級制覇を狙う数島
両者のプロフィールは次のとおり。戦績はRISE公式サイトの選手プロフィールの記載による。
| 項目 | 政所仁 | 数島大陸 |
|---|---|---|
| 年齢・出身 | 28歳、 | 23歳、 |
| 所属・順位 | 魁塾、 | 及川道場、 |
| 戦績 | 39戦24勝 | 23戦16勝 |
| 主な実績 | RISE | 第2代RISEフライ級王者 |
| 構え | オーソドックス | サウスポー |
政所は2018年からRISEに参戦し、スーパーフライ級で戦い続けてきた。2023年11月18日の「RISE173」では「RISE NEW WARRIORS スーパーフライ級トーナメント」の準決勝で花岡竜を1ラウンドでKOし、決勝で長谷川海翔に判定勝ちして頂点に立った。ただ、タイトルマッチでは2019年5月に田丸辰、2024年6月に大﨑一貴、2024年12月に花岡竜と、3度続けて判定で敗れた。今回が4度目の挑戦となる。龍心に敗れた後は、2025年12月の「RISE194」で酒寄珠璃を2ラウンドKOで下して立て直した。2026年はタイ・ルンピニースタジアムでのONE Friday Fightsにも出場し、2月にKO勝ち、9月25日にはカザフスタンの選手に0-3の判定で敗れていた。
数島は”神の左”と呼ばれる左ストレートが武器のサウスポーだ。空手の第30回全日本新空手道選手権大会K-3 GRAND PRIX 2019で軽軽量級を制し、2020年からRISEのリングに上がる。2023年10月に松本天志を破って第2代RISEフライ級王者となったが、2024年11月の初防衛戦で王座を失う。その後は松本との再戦にも勝ったものの、政所と棚澤大空に続けて敗れた。2026年にスーパーフライ級へ上げると、4月に麗也に判定勝ち、8月29日の「RISE201」では長谷川海翔を2ラウンドでKOして連勝。転向3戦目で王座決定戦にたどり着いた。勝てばRISEで2階級制覇となる。
1年半前は政所のスプリット判定勝ち
2人が拳を交えるのは2度目だ。
最初の対戦は2025年5月11日、愛知・ポートメッセなごや第三展示館での「RISE FireBall Nagoya」。スーパーフライ級の3ラウンド制で、政所が判定2-1(29-30、30-29、30-29)で勝った。1人のジャッジは29-30で数島を支持しており、勝敗は紙一重だった。
政所本人も、この試合を楽勝とは見ていない。10月2日の会見では当時を「復帰戦で固くて迷いもあった戦い方だった」と語り、「判定も割れたりしていたんで」と油断を否定した。数島は同じ会見で、敗戦後に「フィジカル面を強化したり、戦い方も考え直したりして今があるので」と話し、5ラウンドの試合は最後に気持ちのぶつかり合いになるとの見方を示している。
数島は会見でRISEや中継のABEMAへの不満を口にすることでも知られる。10月2日の会見でも、ベルトを取ることで「言葉の説得力が増すと思う」と語った。
前日会見で両者がKO決着を宣言
計量後の会見で、数島は支えてくれる人たちの思いを背負って「必ずベルトを獲ります」と宣言し、「キックボクサーは泣かないぜ!」と締めた。政所の打たれ強さを認めたうえで、そこで倒せば「数島復活したな」と思ってもらえるとして、1ラウンドから倒しにいく考えを示した。
政所は1年半前より差は開いているとし、「その差をしっかり見せて勝てるように仕上げてきました」と自信を見せた。ファンに向けては「長らくお待たせしたので」と前置きし、皆と最高の景色を見に行きたいと話す。さらに、1階級下で王者になり、前戦もKOで勝っている数島を倒せば「めちゃくちゃ盛り上がると思うし」と続け、「とにかく楽しみにしていて欲しい」と呼びかけた。
政所は8年ほど階級を変えずにRISEで戦ってきた思いを、このベルトに込める。数島は、ずっとトップ戦線にいる政所に勝って取るベルトだから価値があると語った。
大会は8日17時15分開始予定、ABEMAで中継
RISE203は11月8日、後楽園ホールで17時開場、17時15分開始予定。全11試合が組まれ、政所と数島の一戦はメインの第11試合に入る。中継はABEMAが担う。RISEのナンバーシリーズとしては2026年最後の大会で、年内最後の後楽園ホール大会でもある。
セミファイナルでは女子アトム級の島田知佳とMARIが王者同士で対戦し、第9試合ではミニフライ級のパヤーフォン・バンチャメークと林美菜がぶつかる。
政所の4度目の挑戦が実るのか、数島がリベンジと2階級制覇を同時に果たすのか。王座の行方は11月8日夜のメインで決まる。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 久遠(KUON)]














































































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