鈴木崇矢、ROAD TO UFC決勝は現地2027年2月7日シドニー 田嶋椋もバンタム級決勝

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UFCは10月27日(米国時間)、アジア太平洋地域の有望選手が契約を懸けて戦うトーナメント「ROAD TO UFC」シーズン5の決勝4試合を、2027年2月7日(日)にオーストラリア・シドニーで開く「UFCファイトナイト・シドニー」のプレリムで行うと発表した。日本からはフライ級の鈴木崇矢と、バンタム級の田嶋椋の2人が勝ち残っている。勝てばUFCとの契約を手にする。
決勝は2月7日、シドニーのアフターペイ・アリーナ
舞台はシドニー・オリンピックパークにあるアフターペイ・アリーナ(旧クードス・バンク・アリーナ)だ。UFCがシドニーでファイトナイト大会を開くのは2017年以来で、ニューサウスウェールズ州でのUFC開催は4年連続となる。メインイベントは、UFCで6戦無敗のクイラン・サルキルド(オーストラリア)と、プロ17勝すべてをKOか一本で挙げてきたブノワ・サン・ドニ(フランス)によるライト級5回戦に決まった。
ROAD TO UFCの決勝4試合は、このメインの前に組まれるプレリムで行う。UFCの発表によると、シーズン5はフライ級・バンタム級・フェザー級・女子ストロー級の4階級でトーナメントを行い、各階級の優勝者4人がUFCとの契約を手にする。
日付の表記には注意がいる。大会は現地シドニーの2月7日(日)開催で、日本との時差は2時間。UFC日本語公式サイトの大会ページは、10月29日時点で日本時間2月7日(日)のプレリム開始を午前5時、メインカード開始を午前7時と表示している。現地時間に直すとプレリムが午前7時、メインカードが午前9時だ。
一方で、ROAD TO UFC決勝がプレリムの何試合目に入るのか、各試合が何時ごろ始まるのかは、まだ発表されていない。米国では2月6日(土)の午後にあたるため、海外のニュースでは「2月6日」と書かれることもある。日本で見る場合は、日本時間2月7日(日)の朝の大会と覚えておけばよい。中継は、UFCの大会ページでプレリム・メインカードともにUFC Fight Passでの配信が案内されている。
決勝4カードの顔ぶれ
決勝の組み合わせは次のとおり。戦績は10月27日のUFC発表時点のものだ。
| 階級 | 対戦カード | 戦績 |
|---|---|---|
| フライ級 | ジー・ | 17勝4敗/ |
| バンタム級 | ラビンドラ・ | 11勝1敗/ |
| フェザー級 | ジョージ・ | 10勝1敗/ |
| 女子ストロー級 | メン・ | 29勝3敗/ |
試合はいずれも5分3ラウンド。日本勢が2階級で決勝に残ったのに対し、フェザー級は地元オーストラリアのマンゴスが勝ち上がり、シドニーの観客を背にして戦う。UFCの発表は、鈴木を「観客を魅了するストライカー」、田嶋を「高い技術と巧みな試合運び」が持ち味の選手と紹介した。
鈴木崇矢はKO2連発で決勝へ
鈴木はフライ級(56.7kg以下)の選手で、8月の準決勝の時点で21歳だった。5月29日、マカオのギャラクシー・アリーナで行われた準々決勝で、モンゴルのオトゴンバートル・ボルドバートルを1ラウンド4分36秒、パンチでTKOに仕留めた。
8月28日、中国・上海の東方体育センターで行われた準決勝の相手は、オーストラリアのジョセフ・ラルチネーゼ。パンチ、蹴り、ヒザを織り交ぜた攻撃で相手にペースをつかませず、第3ラウンド開始15秒、ボディへの蹴りと追撃の打撃でTKO勝ちを収めた。この一戦でパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトのボーナスを受け、報道によると5月に続いて2度目の受賞となった。試合後のインタビューでは、自分は将来のUFCチャンピオンだと語った。
経歴にも勢いがある。プロデビュー戦だった2022年春に敗れたあとは負けがない。2025年からは米フロリダ州南部のジム「キル・クリフFC」で練習を積み、アメリカの大会にも出場。2026年1月には米ヒューストンで、それまで無敗だったアントニオ・フィゲイレドを2ラウンドで仕留め、米国の地域団体Fury FCのフライ級王座に就いた。
6歳のころ、ジャッキー・チェンの映画にあこがれて空手を始め、その後に総合格闘技へ移った。UFC公式サイトのインタビューでは、ROAD TO UFCの優勝はあくまで通過点で、目指すのはUFC王者だと話している。
決勝の相手は中国のジー・ニウシュイエ。17勝4敗と試合数は鈴木の倍以上あり、UFCの発表では「オールラウンドな実力」の持ち主とされている。準決勝は、対戦予定だった日本の内田タケルが計量で体重を超過して試合が中止となり、ジーが決勝へ進んだ。準々決勝では日本の小田魁斗に判定で勝っている。日本勢との対戦が続いた相手と、最後に鈴木がぶつかる。
田嶋椋は判定で2勝、相手はネパールのダント
バンタム級(61.2kg以下)の田嶋は、2試合とも3ラウンドを戦い抜いて勝ち上がった。
5月28日の準々決勝は、中国のティ・ハイタオとの接戦となり、29-28、28-29、29-28のスプリット判定で勝利。8月28日の準決勝では、インドのチュングレン・コーレンと対戦した。前に出て強い打撃を振るうコーレンに対し、第1ラウンドの途中で距離とタイミングをつかむと、手数と正確さで上回る。採点は30-27、29-28、29-28で、3者とも田嶋を支持した。
ただ、本人は内容に満足していない。報道によると、試合後には地味な試合になったことを認め、今回のような試合ではUFCで通用しないとして、次はフィニッシュを狙う考えを示した。
決勝で待つのはネパールのラビンドラ・ダント。準決勝ではニュージーランドのカシブ・マードックとの3ラウンドをスプリット判定で制した。この勝利は洪水の被害を受けた母国ネパールに明るい話題を届けたとUFC公式サイトは伝えており、戦績は11勝1敗だ。UFCの発表では「タフさと粘り強さ」が武器とされ、田嶋は持ち味の技術と試合運びで、この相手を上回れるかが問われる。
日本勢11人のうち決勝に残ったのは2人
シーズン5には日本から11人が出場した。準々決勝を勝ったのは鈴木、田嶋、内田、女子ストロー級の福田万智の4人。福田は準決勝でメン・ボーにスプリット判定で敗れ、内田は体重超過で準決勝が中止となった。その結果、決勝に残った日本勢は鈴木と田嶋の2人だけとなった。
ROAD TO UFCは2022年に始まったシリーズで、これまでに中村倫也、鶴屋怜ら日本の選手もトーナメントを勝ち抜いてUFCと契約した。前シーズンの決勝も、2026年2月1日(現地)にシドニーで行われたUFC 325で組まれ、フェザー級では日本の中村京一郎が優勝してUFCと契約した。
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シドニー大会は残りの対戦カードを順次発表する予定で、一般向けのチケットの発売日も後日発表となる。鈴木と田嶋がそろって勝てば、日本から2人が同じ日にUFCとの契約を手にする。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 久遠(KUON)]












































































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