レオザとは何者か サッカー未経験から人気戦術解説者になった経歴を徹底解説

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
サッカーの戦術を語るYouTuberとして知られるレオザ。本名は名久井麗雄だ。本格的なプレー経験がないまま元お笑い芸人から戦術解説で人気を集め、いまは社会人クラブの監督兼オーナーも担う。その異色の歩みを整理したい。
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プレー未経験で戦術を語る異色のYouTuber
サッカー好きなら、一度はレオザの動画を目にしたかもしれない。鋭い戦術解説で人気を集める一方、本人のサッカー経験をめぐっては意外な事実が語られる。レオザとは何者なのか。経歴とサッカーとの関わりを、順を追って見ていく。
レオザ(本名・名久井麗雄)は1986年11月18日、福島県で生まれた。YouTubeチャンネル「レオザフットボール」で試合や戦術を読み解き、登録者は32万人を超える。プレミアリーグやラ・リーガの一戦から日本代表の戦いぶりまで幅広く扱い、現役選手との対談企画も人気だ。配置や動き出しを細かく言葉にする分析で、サッカー経験者からも一目置かれてきた。ABEMAの番組では解説も担当する。
意外なのは、本格的なプレー経験がほとんどない点だ。高校時代に打ち込んだのはバスケットボール。ピッチではなく画面の前で、サッカーを突き詰めてきた人物だ。
出発点はお笑い、転機は2016年
レオザのキャリアはお笑いから始まった。高校卒業後に上京し、吉本興業の養成所NSC東京校へ入る。2005年には斉藤マサツグと「バウンサー」を結成した。芸人として舞台に立つ日々が続く。
コンビは2011年に解散。その後も複数のコンビを組み、笑いの世界で過ごした年月は10年近くに及ぶ。鳴かず飛ばずの時期も長かった。
転機は2016年だった。YouTubeでサッカーの戦術を語り始めると、その内容が少しずつ広がる。芸人として鍛えた話術と、長く観戦で培った視点が結びついた。ここから戦術系YouTuberの道が開ける。
なぜ未経験者の解説が受け入れられたのか
プレー経験がほぼないという経歴は、批判の的にもなる。それでも支持が広がったのはなぜか。
答えは、その分析の質にあった。選手の立ち位置や動き出しを順序立てて言葉にし、見る側に「なるほど」と思わせる。経験者の感覚的な説明とは違う、観察と理屈に根ざした語り口が新鮮に映った。
サッカーにのめり込んだきっかけも一風変わる。出会いは海外のプロレスだった。試合を見ようとスポーツ専門チャンネルへ加入したところ、スペインリーグ、いまのラ・リーガの中継に引き込まれる。プレーヤーではなく、見る側・考える側として競技を掘り下げてきた。
この姿は、選手としての実績がないままACミランを欧州の頂点へ導いた名将アリーゴ・サッキと重なる。「騎手になるために、馬に生まれる必要はない」。サッキが残した言葉は、レオザの歩みをよく言い表す。
語る側から、率いる側へ
レオザは語るだけでなく、ピッチにも立つ。2020年、自身のオンラインサロンを母体にサッカークラブ「FC ŠVABO」を立ち上げた。2023年には「シュワーボ東京」へと名を改める。チーム名は、最も尊敬する指導者イビチャ・オシムの愛称「シュワーボ」に由来した。東京都社会人サッカーリーグに所属するこのクラブで、オーナーと監督を兼ねる。掲げる哲学は「情熱と合理性」だ。
著書もある。スポーツライターの木崎伸也と組んだ「蹴球学」は、攻撃・守備・応用の3部で名将たちの原則を読み解いた一冊だ。サッカー書籍として異例の売れ行きを記録した。
画面の中で戦術を語っていた元芸人が、いまはベンチからチームを率いる。サッカー未経験という出発点から、レオザは独自の道を切り開いてきた。
[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]


































































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