JJ・ガブリエル、15歳でマンUのプレシーズン戦に出場 U-18プレミア初代年間最優秀選手の経歴を整理

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マンチェスター・ユナイテッドは8月1日のプレシーズン親善試合アトレティコ・マドリード戦で、15歳のJJ・ガブリエルを後半82分に途中投入した。ガブリエルは5月、新設のU18プレミアリーグ年間最優秀選手に初代選出されている。試合はムベウモの2得点でユナイテッドが2-1の逆転勝ちを収めた。
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アトレティコ戦、82分に途中出場
マンチェスター・ユナイテッドは8月1日、スウェーデン・ストックホルムのストロベリー・アリーナでプレシーズン親善試合のアトレティコ・マドリード戦に臨んだ。JJ・ガブリエル(15)は後半82分、途中出場としてピッチに送り出された。本名はジョセフ・ジュニア・アンドレウ・ガブリエル、2010年10月6日にイングランド・エンフィールドで生まれたフォワードだ。
試合はアトレティコが前半5分に先制したものの、ユナイテッドはムベウモが53分にPKを、74分に追加点を決めて逆転。2-1で勝利を収めた。ガブリエルは限られた出場時間の中でもアトレティコの守備陣に果敢に仕掛ける場面を見せ、地元メディアからも及第点の評価を得た。新シーズン開幕を控えたこの時期の親善試合は、下部組織の有望株にとって数少ないトップチームでのアピールの場でもある。
14歳でU18初出場、最年少記録に
ガブリエルは2022年、11歳でマンチェスター・ユナイテッドの下部組織に加わった。それ以前はチェルシー、アーセナル、ウェストハムの下部組織を渡り歩いた経験を持つ。ポジションはフォワードだが、状況に応じて2列目から飛び出すプレーもこなすという。国籍はイングランドとアイルランドの二重国籍で、将来の代表選出をめぐる選択肢は複数残されている。9歳の頃には練習の様子を映した動画がSNSで拡散し、「キッド・メッシ」の愛称で呼ばれるようになった。
転機は2025年4月5日だった。14歳でU18チームの公式戦デビューを飾り、同チーム史上最年少出場の記録を更新。しかもデビュー戦で自ら2得点を挙げてみせた。同年3月にはナイキと長期契約を結んでおり、10代前半にして早くも高い注目度がうかがえる。
U18初代年間最優秀選手に輝く
プレミアリーグは5月12日、2025-26シーズンの「U18プレミアリーグ年間最優秀選手」にガブリエルを選んだと発表した。この賞は同シーズンに新設されたばかりで、ガブリエルが初代の受賞者となった。公式発表によると、同シーズンのリーグ戦21試合に出場して20得点を記録している。1試合1得点に迫るペースは、U18年代でも抜きん出た数字だ。この賞はプレミアリーグ加盟クラブのU18世代全体から最も活躍した1人を選ぶ個人賞で、ガブリエルがその第1号に選ばれた。
受賞にあたり、ガブリエルは「この賞をいただけてうれしい」とコメントし、指導してくれたコーチ陣やチームメート、家族への感謝を口にした。ユナイテッドのU18チームは同シーズン、FAユースカップ決勝にも進出している。5月14日の決勝ではゴドウィル・クコンキが得点を挙げたものの、マンチェスター・シティに1-2で敗れた。それでも、リーグとカップ戦の両方で得点を重ね、チームを勢いづけた一年だった。
海外メディアも一斉に速報で伝える
ガブリエルの途中出場は、スカイ・スポーツやESPN、テレグラフなど英国の主要メディアが軒並み速報で伝えた。指揮官のマイケル・キャリック監督は、今年1月の就任後初めてとなる本格的なプレシーズンを指揮している最中で、試合後には若手選手の活躍について「若い選手たちが本当によくやっている」と評価し、選手層の厚みが今後重要になるとの考えを示した。
今回のプレシーズンには、ガブリエルのほかにも複数の下部組織出身選手が帯同したという。ナイキの契約選手であり、「キッド・メッシ」の愛称でも知られてきた10代の選手だけに、今回のトップチーム帯同はSNS上でも取り上げられた。もっとも、下部組織の有望株を段階的に引き上げるのはユナイテッドがこれまでも重ねてきた手法であり、ガブリエルもその流れの一人だ。過大な期待だけが先行しないよう、今後どんな形でトップチームに絡んでいくかが焦点になる。
プロ契約はまだ先、育成年代の一歩
ガブリエルは今も下部組織に籍を置く育成年代の選手だ。イングランドのアカデミー制度では、16歳でスカラー契約、17歳以降でプロ契約に進むのが一般的な流れとされる。当面はU18やU21年代で経験を積みながら、力を見極められる段階が続く。1990年代の「黄金世代」以来、下部組織からトップチームへ選手を送り出してきた伝統を持つクラブでもあり、近年もその方針を続けている。
わずか15歳でのトップチーム帯同は、それ自体が下部組織での評価の高さを示す一歩だった。もっとも、プレシーズンの数分間と公式戦への定着はまったく別の話でもある。U18プレミアリーグの初代年間最優秀選手という実績を、どこまでシニアの舞台で形にできるか。年齢を考えれば気の早い話だが、育成年代からトップチームへの距離を着実に縮めているのは事実だ。ユナイテッドが育てた10代の新星が、次にどんな一歩を踏み出すのか見ものだ。
[文/構成 by スポーツライター ミカ]







































































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