『余命一年、男をかう』は11月5日からNetflixで世界独占配信 予告編と追加キャストを公開

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柴咲コウと赤楚衛二がダブル主演するNetflix映画『余命一年、男をかう』の配信日が、2026年11月5日に決まった。9月16日にメイン予告映像とキーアートが公開され、筒井道隆や宮世琉弥ら8人の追加キャストも明らかになった。原作は吉川トリコの小説で、Netflixでのみ世界に向けて配信する。
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配信は11月5日、発表から50日後に世界へ
作品の配信開始日は2026年11月5日(木)。Netflixが1月に「2026年配信」として制作を発表してから約7か月半、ようやく具体的な日付が出た。9月16日の発表から配信日までは50日となる。
配信形態は「世界独占配信」だ。Netflixだけが、日本を含む世界各国の会員に向けて届ける作品を指す。日本の小説が原作の邦画でも、Netflixの会員であれば海外から視聴できる。
同じ日には、キーアートも公開された。真っ赤なバスタブの中で、柴咲演じる片倉唯と赤楚演じる瀬名が静かに見つめ合う構図。飾らない素の姿で向き合う2人の距離感が目を引き、お金から始まった関係の行き着く先を想像させるビジュアルに仕上がっている。
72万円の“契約”から始まる物語
主人公の片倉唯(柴咲コウ)は、節約が趣味の40歳の独身女性だ。恋愛や結婚は“コスパが悪い”として避け、老後に備えて堅実な暮らしを続けてきた。ところが、無料で受けたがん検診で余命一年を告げられる。
唯の胸に湧いたのは、不思議な解放感だった。
「死ぬのなら、もう節約なんて必要ない」。そう考え始めた唯の前に、ワケありのピンク頭のホスト・瀬名吉高(赤楚衛二)が現れる。「お金、貸してくんないかな?」という突然の申し出を受け、唯は72万円で瀬名を“買う”ことを決める。唯にとって人生初の“無駄遣い”が、ここから始まる。
公開されたメイン予告は、この“契約関係”の日々を切り取っている。唯は残された時間で瀬名を連れ回し、プレミアムシートでの映画鑑賞、ゲームセンター、デパ地下での気兼ねない買い物と、長く我慢してきた“等身大の夢”を一つずつ叶えていく。最初は強がっていた唯の表情も、誰かと「初めて」を分け合ううちに明るく変わっていった。
だが、映像の後半で空気は変わる。本来なら交わるはずのなかった2人の間に生まれた感情は、「私が早く死んだほうが都合がいいんじゃないの?」という唯の叫びとともにこじれていく。
追加キャスト8人と役どころ
9月16日に発表された追加キャストは、唯の職場と家族、瀬名の家族とホストクラブの周辺、そして医師を演じる顔ぶれだ。主演2人とあわせ、役どころを公式の発表をもとに次の表にまとめた。
| 俳優 | 役名・役どころ |
|---|---|
| 柴咲コウ | 片倉唯(節約が趣味の40歳の独身女性) |
| 赤楚衛二 | 瀬名吉高(ワケありのピンク頭のホスト) |
| 筒井道隆 | 生山誠実(唯の元不倫相手で、別れた後も彼女の動向を追いかけ回す上司) |
| 西田尚美 | 丸山みずほ(夫と子どもを持ちつつ「課金=愛」を掲げて推し活に励む唯の同僚) |
| 濱田マリ | 瀬名の母(借金返済のために働きながら孫の面倒を見る) |
| 鳴海唯 | 那智(DV夫から逃れて実家に戻ってきた瀬名の妹) |
| 森口瑤子 | 唯の継母(唯との間にわだかまりを持つ) |
| 宮世琉弥 | 霧矢(瀬名から「昔の自分を見ているみたいだ」と評されるホストクラブの後輩) |
| 尾碕真花 | 瀬名の上客 |
| 近藤公園 | 医師 |
唯の側には、過去の不倫相手である上司と、推し活に熱を上げる同僚が並ぶ。瀬名の側には、借金返済のために働く母と、夫の暴力から逃れて実家に戻った妹がいる。唯と継母の間にある「わだかまり」の中身は、まだ明かされていない。
役名が公表されているのは筒井、西田、鳴海、宮世の4人で、濱田、森口、尾碕、近藤の4人は役柄だけが示された。
原作は島清恋愛文学賞の受賞作、脚本と監督は
原作の『余命一年、男をかう』は、吉川トリコが2021年7月に講談社から出した小説だ。2022年に第28回島清恋愛文学賞を受け、2024年5月15日には講談社文庫にも入った。志真てら子によるコミカライズも出ている。
島清恋愛文学賞は、石川県出身の作家・島田清次郎にちなみ、1994年に旧美川町(現在の白山市)が設けた恋愛小説の賞だ。現在は金沢学院大学が主催し、歴代の受賞者には三浦しをんや綿矢りさ、山本文緒らが名を連ねる。
版元の紹介によると、小説の唯は節約とキルト作りが趣味で、検診で子宮がんを告げられる。病院の会計を待つ唯に、ピンク色の髪の男がお金を貸してほしいと声をかけるところから、2人の奇妙な関係が動き出す。
脚本は岡田惠和。Netflixシリーズ「さよならのつづき」、映画『余命10年』、連続テレビ小説「ひよっこ」などで知られる。監督はドラマ「silent」「海のはじまり」、映画『モブ子の恋』の風間太樹が務め、制作プロダクションは風間が所属するAOI Pro.が担う。音楽は、ドラマ「Tシャツが乾くまで」を手がけたharuka nakamura。主題歌については、9月16日時点で発表されていない。
映画化が明らかになったのは2026年1月27日だった。Netflixが2026年配信の新作4本をまとめて発表した中の1本で、同じ日にファーストルック(場面写真)と主演2人のコメントが公開された。
主演2人と原作者のコメント
1月の映画化発表で、柴咲は「原作を読み、「あ、この役やりたい」と直感的に思いました」とコメントした。唯の髪型や働き方、節約の仕方は自分とかけ離れていそうだとしながらも、社会通念に縛られず自分だけの小さな城で暮らす姿に重なる部分があったという。さらに「おかげさまで”推し活”の重要性を身をもって感じられました。やっぱり推しは必要」とも明かしている。
赤楚は瀬名を「瀬名は重い現実は受け止めつつも、それを表に出さずに軽やかに生きるキャラクターです」と紹介した。唯との出会いで瀬名の中の“当たり前”が少しずつ崩れていく姿に面白さを感じたと語り、「将来への不安や葛藤を抱える方々の光になったら嬉しいです」と結んだ。
脚本の岡田も、同じ発表で「柴咲さんと赤楚さんを企画の最初からイメージして紡がせていただきました」と、企画の初期段階から2人を想定して書いたことを明かした。
9月16日には、完成した映画を観た吉川がコメントを寄せた。「映画を観ているあいだずっと泣いたり笑ったり驚いたりで、めまぐるしくさまざまな感情を呼び起こされました」と振り返り、「生きるのって悪くない。私のほかにもそう思ってくれる人がいるといいんだけど」とつづっている。
柴咲コウと赤楚衛二、この1年の出演作
柴咲は2025年に映画『兄を持ち運べるサイズに』で主演し、ABEMAのドラマ「スキャンダルイブ」でも主演を務めた。2026年8月28日に公開された中島哲也監督の映画『時には懺悔を』にも出演しており、『余命一年、男をかう』はそれに続く出演作となる。
赤楚は2026年1月からテレビ東京のドラマ「キンパとおにぎり〜恋するふたりは似ていてちがう〜」で主演し、2026年配信の映画「教場 Reunion」にも出演した。榮倉奈々とダブル主演するテレビ朝日のドラマ「あにいもうと」の放送も控える。
配信前の10月15日には、原作の版元・講談社のFRaUが会員向けの特別試写会を都内で開き、柴咲と吉川が上映後のトークに登壇する予定だ。
余命を知った女性が節約をやめて選んだのは、ホストとの72万円の契約だった。2人の関係がどこへ向かうのか、答えは11月5日の配信で確かめられる。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]





































































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