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鳥貴族の値上げは2026年10月1日から 均一価格390円→410円、値上げ推移も整理

鳥貴族の値上げは2026年10月1日から 均一価格390円→410円、値上げ推移も整理

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焼き鳥チェーン「鳥貴族」を運営するエターナルホスピタリティグループ傘下のエターナルホスピタリティジャパンが9月10日、全品均一価格を390円から410円に引き上げると発表した。切り替えは10月1日午前9時から、対象は全国の鳥貴族全店。原材料費や人件費の上昇が理由で、2022年4月以降5年連続の値上げとなる。

10月1日9時から410円に、対象はフード・ドリンクの全品

エターナルホスピタリティジャパン(エターナルホスピタリティグループ傘下)は9月10日、「焼鳥屋 鳥貴族」で展開する均一価格を10月1日午前9時から410円に改定すると発表した。対象はフード・ドリンクの全品とテイクアウトメニュー。これまで税込390円だった均一価格が、20円高い税込410円になる。上げ幅は約5.1%だ。

食べ飲み放題の宴会プラン「トリキ晩餐会」も対象に含まれる。税込3900円から4100円に引き上げられ、こちらも200円のアップとなった。新価格は全国の鳥貴族全店で一斉に始まる。

発表から新価格までは、およそ3週間しかない。過去3年の値上げは発表から切り替えまでに40日から52日ほどの猶予があった。今回はそれよりかなり短い。

国産にこだわる食材費と人件費、上昇が続く運営コスト

鳥貴族は2016年から、フードメニューに使う食材をすべて国産に切り替えてきた。今回の値上げについて同社は、国産の鶏肉や野菜をはじめとする原材料費に加え、人件費やエネルギーコストなど店舗運営にかかる費用の上昇を理由に挙げている。

店舗オペレーションの見直しや仕入れの効率化、食品ロスの削減といったコスト削減の取り組みも続けてきた。それでも吸収しきれない水準までコストが積み上がり、均一価格という看板を保ったまま経営を続けるには、今回の価格改定が避けられなかった。

2022年から5年連続、60円上がった均一価格

鳥貴族の均一価格改定は、2017年以降で数えると今回が6回目になる。全品均一という業態の特性上、1品あたり数十円の変化でも大きく報じられてきた。

改定時期均一価格(税込)変化
2017年10月1日302円→321円(税抜280円→298円)+19円
2022年4月28日327円→350円+23円
2023年5月1日350円→360円+10円
2024年5月1日360円→370円+10円
2025年5月1日370円→390円+20円
2026年10月1日390円→410円+20円

2017年10月の改定と2022年4月の値上げの間には、2019年10月の消費税率引き上げ(8%から10%へ)が挟まっており、単純な税込価格の比較だけでは実態をつかみにくい。2022年4月28日は税抜298円から税抜319円への改定で、税込では327円から350円になった。

税率が10%で固定された2022年以降で見ると、350円から今回の410円まで60円、率にして約17.1%の上昇だ。2022年、2023年、2024年、2025年と4年連続で値上げが続いたうえに、今回で5年連続となる。

例年は5月、今回は10月という異例のタイミング

2023年以降の値上げは、3月に発表し5月1日に切り替えるパターンが定着していた。2023年は3月13日発表、2024年は3月22日発表、2025年は3月10日発表で、いずれも5月1日から新価格に切り替わっている。

今回は9月10日の発表から10月1日の切り替えまでで、これまでの春の定例パターンから外れた。発表のタイミングが変わった背景について、会社側からの詳しい説明は確認できない。

値上げの動きは鳥貴族だけの話ではない。外食チェーン全体でコスト増を価格に転嫁する動きが相次いでいる。

関連記事:くら寿司、9月4日から価格改定 サーモンなど33品目は120円に、110円メニューは37品目

くら寿司は9月4日から一部メニューの価格を改定したばかりで、原材料費やエネルギーコストの上昇という理由は鳥貴族と共通する。回転寿司でも居酒屋でも、コスト増を価格に転嫁する流れが強まっている。

「鳥貴族ショック」の記憶、客足への影響は

鳥貴族の値上げがそのたびに注目されるのは、2017年10月の280円から298円への改定が大きな反動を招いた前例があるからだ。値上げ後の既存店売上高は忘年会シーズンの11月、12月を除いて前年割れが続き、2018年7月期の経常利益予想を従来の22.8億円から14.3億円へ37%も下方修正する事態になった。「鳥貴族ショック」と呼ばれ、居酒屋業界で語り継がれている。

一方、直近の値上げでは状況が変わりつつある。2025年5月、370円から390円への値上げを行った初月、既存店の客数は前年比107.1%、客単価は103.6%だった。売上高は111.0%まで伸びている。人気グループ「SUPER EIGHT」の大倉忠義とのコラボレーションが集客を押し上げた面が大きく、値上げ単独の効果とは言い切れない。それでも、値上げ直後に客足が落ち込んだ2017年とは異なる結果になった。

物価上昇が社会全体に広がる今、外食チェーンの値上げは珍しくなくなった。10月1日以降、鳥貴族で410円という新しい均一価格がどう受け止められるか、次の既存店実績が一つの目安になる。

[文/構成 by MediaDogs編集部]

寄稿者

MediaDogs編集部
メディアドッグス株式会社のMediaDogs編集部チーム。インターネットマーケティングに約10年携わるメンバーで編成し、企画・取材・執筆から公開後の改善まで一貫して担当。「出会いを、設計する。」のもと、人と企業が正しく出会える場をつくるために、一次情報の確認とファクトチェックを徹底。情報をわかりやすく誠実に届け、読者の疑問を解決します。

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