【赤坂】豊川稲荷東京別院はご利益の異なるお社がずらり!お参りの順番と霊狐塚や縁切りの叶稲荷などを参拝レポ

取材・編集:MEDIA DOGS 編集部/ © 2026 MEDIA DOGS
お願いごとはいくつもあるけれど、あちこちの神社をまわる時間はない。そんなことはありませんか?
今回は、私も実際に東京都港区にある「豊川稲荷東京別院」さんへ行ってきたのでレポートしていきます。
ここは縁切り、開運、金運、良縁と、ご利益の異なるお社が境内に集まっている場所。一か所でひととおりお参りができて、ひとつずつ手を合わせていくと、それだけで時間が過ぎていきます。
しかも、鳥居があって狐の像がずらりと並んでいるのに、ここは神社ではなく曹洞宗のお寺なんです。
そしてなんと言っても、無数のお狐様が並ぶ一角があるのです!赤い前掛けをつけた石像が大小さまざまにずらりと並んでいて、稲荷という名前なだけあるなと感じました。
訪れたのは8月中旬の平日、夕方の4時半ごろ。境内の見どころと、参拝前に知っておきたい受付時間のことまで、写真多めでお伝えしていきます。
これから訪れるか悩まれている方は、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
タワーマンションの足元に、赤い提灯がずらり
最寄りは東京メトロの赤坂見附駅で、B出口から歩いて5分ほど。永田町駅の7番出口からも、同じく5分ほどの距離です。
大通りに面した壁に「赤坂 豊川稲荷」と大きく書かれているので、場所はすぐに分かりました。塀の上には赤い提灯が並び、その奥に濃い緑が茂っています。背後にはタワーマンションやオフィスビル。この対比が、いかにも都心のお寺という感じでした。


塀の前には「8月22日 縁日」の看板も出ていました。縁日は毎月1日と22日だそうです。
参道へ入る門には、柱に「南通用門」と書かれた札が掛かっていました。

門をくぐると、参道の脇には寄進者の名前を記した木札がびっしり。その先へ進むと、右手から急に境内が開けます。

広い境内に、驚くほど詰まっています
ここからは境内の様子をご紹介します。敷地はしっかり広さがあるのですが、その中にお堂や祠がぎっしり。ひとつずつ回ると、それなりに時間がかかりました。海外から来られた参拝者の姿も目立ちます。
お参りする順番については、公式に決められた案内は見当たりませんでした。境内には「境内ご案内」の案内図が立っているので、最初に一度見ておくと動きやすいと思います。
ひとつだけ気をつけたいのが、ここが神社ではなくお寺だということ。参拝のときに拍手はしません。
お稲荷様なのに、実は曹洞宗のお寺
参拝する前に、この場所の成り立ちに少しだけ触れておきます。
豊川稲荷東京別院は、愛知県豊川市にある妙厳寺(豊川稲荷)の、唯一の直轄別院にあたります。江戸時代、大岡越前守忠相が豊川稲荷から吒枳尼眞天(だきにしんてん)を勧請し、自邸で祀ったのが始まり。文政十一年(1828年)に参詣所が建てられ、明治二十年(1887年)に現在の地へ移りました。
つまり神社ではなく、曹洞宗の寺院。鳥居と狐像が並ぶ景色は稲荷神社そのものなのですが、お堂の中は寺院の造りになっています。この不思議さが、ここを訪れる面白さのひとつ。

本殿の前で目を引くのが、両脇に鎮座する青銅のお狐様。近くで見上げると、思っていたよりずっと大きく、堂々としています。赤い前掛けが緑青の色に映えていました。

手水舎と、奥の院そばの御神木
参道の途中には手水舎があります。緑色の屋根が印象的な建物で、その向こうにはガラス張りのビルが見えました。この景色の混ざり方が、都心のお寺ならではです。

奥の院のそばには、しめ縄が張られた大きな木が立っていました。幹の太さからして、かなりの年月をここで過ごしてきたのだろうと思います。

大黒堂と、七福神をめぐる
境内には七福神が祀られていて、それぞれ別の場所に安置されています。順に手を合わせていくと、ちょっとした巡礼のようになりました。
そのなかのひとつが、芸事や音楽をつかさどるとされる弁財天。ここは芸能関係の方の参拝が多いことでも知られていて、ジャニーズのタレントが訪れるという話も、ファンのあいだではよく語られています。
七福神をめぐる専用の台紙(1,000円)も授与されているので、ひとつずつ集めながらまわりたい方は、先に受けておくとよさそうです。
大黒堂には、大きな袋を担いだ石像の大黒天。お堂の中まで見えるようになっていて、明るい雰囲気でした。

別の一角には福禄寿尊が祀られていました。周りには赤い幟が何本も立ち、その足元に小さな祠とお狐様が寄り添っています。

参道の脇には、寄進札に囲まれた小さな祠もありました。こういう小さな場所が境内のあちこちにあって、歩くたびに新しい発見があります。

「子だき狐」と、縁切りの叶稲荷
境内でひときわ目を引いたのが「子だき狐」です。母狐が子狐を抱えるように寄り添っていて、どちらも赤い前掛けをつけています。

そしてこの別院で知られているのが「叶稲荷尊天」。すべての悪縁を断ち切り、開運と招福を授けてくださるとされています。縁切りを願って訪れる方も多い場所です。

赤い幟がトンネルのように続く参道は、それだけで独特の雰囲気がありました。

ずらりと並ぶ霊狐塚のお狐様
お狐様がもっとも多く集まっているのが「霊狐塚(れいこづか)」です。
中央の石碑を囲むように、大小さまざまなお狐様が何十体も並んでいます。どれも赤い前掛けをつけていて、一体ずつ表情が違う。奉納された石像がここに集められているそうです。

「太郎稲荷」の幟が立つ一角には、赤い鳥居と、両脇にお狐様が整列した参道もありました。石像に見つめられながら、あいだを進んでいくかたちになります。


境内の奥には、良縁を願う愛染明王のお堂も。二本の大木にしめ縄が渡され、その奥にハート型の絵馬がびっしりと掛けられていました。

豊川稲荷東京別院を訪れて|良かった点・気になった点
実際に歩いてみて感じた、良かった点と気になった点をまとめます。
【良かった点】
- 1か所でひととおりお参りできる:縁切り、開運、金運、良縁と、ご利益の異なるお社が境内に集まっています
- 見どころの密度:広い敷地に、祠やお堂がぎっしり。歩くたびに新しい発見があります
- 霊狐塚の迫力:赤い前掛けのお狐様が、大小さまざまにずらりと並んでいます
- アクセスのよさ:赤坂見附駅から徒歩5分ほど。都心の移動のあいだにも寄れます
- 都会の中の別世界:ビルに囲まれているのに、境内に入ると空気が変わります
【気になった点】
- 授与所の受付が早めに終わります:御朱印の受付は15時30分まで。私が伺った日は15時ごろにはもう締め切られていました。夕方に行くなら、参拝だけになる可能性があります
- 全部まわると時間がかかります:お堂と祠の数が多いので、ひとつずつ手を合わせていくとそれなりに時間が必要です
- 参拝者は絶えません:混雑というほどではありませんが、平日の夕方でも人が途切れることはありませんでした
豊川稲荷東京別院の口コミ・評判
他の方の受け止め方も気になったので、Yahoo!マップのクチコミを見てみました。ここでは、出典ページで確認できた原文から短い一節を引用しています。
良い口コミ
都会の中の静寂な場所。たくさんのお稲荷さんに癒されます。愛知県の本院、豊川稲荷の別院ですがこちらもパワーを感じます。
Yahoo!マップ:りゅうのすけさん(2024年8月19日・原文より引用)
大通りのすぐ内側なのに、境内に入ると音が遠のきます。この落差は実際に立ってみると分かりやすいです。
縁切りで初めて行ったけどここ良いわ。七福神巡りここで完結するし
Yahoo!マップ:nova liteさん(2026年2月27日・原文より引用)
「七福神巡りがここで完結する」というのは、まさにそのとおりでした。境内をひとまわりするだけで、いくつものご利益にお参りできます。
都会ですが、まあまあ大きなお寺です。広くて、いくつものお詣りする箇所があるので、小さい子のお散歩にいいかも。
Yahoo!マップ:はるしょーさん(2026年4月11日・原文より引用)
お参りする場所が点在しているので、歩いてまわる楽しさがあります。石畳の道も整えられていました。
気になる口コミ
御朱印狙いの人は15時までに行きましょう〜
Yahoo!マップ:Yahoo!マップユーザーさん(2023年11月23日・原文より引用)
私が伺った日も、15時ごろにはもう授与所が閉まっていました。御朱印やお守りが目当てなら、午後の早い時間に着くように動くのがよさそうです。
境内はそれ程広くはないですが、七福神や多くのお稲荷様がいらっしゃいます。しかも、稲荷なので神社と思っておりましたが、お寺様なのですね
Yahoo!マップ:Yahoo!マップユーザーさん(2023年6月12日・原文より引用)
稲荷なのにお寺、という点に驚かれている方は何人もいます。私も、鳥居と狐像を見て神社だと思っていました。参拝の作法もお寺のものになるので、初めてなら頭に入れておくとよさそうです。
口コミまとめ
「都会の中の静けさ」と「稲荷なのにお寺」という2点が、繰り返し挙がっていました。七福神をひとまわりできる点を評価する声も目立ちます。境内の広さについては、「広くて、いくつもお詣りする箇所がある」という声と「それ程広くはない」という声の両方がありました。
あわせて、授与所の受付は15時30分までという点だけ頭に入れておくと安心です。
ビルの谷間に、こんな場所がありました
ご利益の異なるお社を、ひとつずつまわっていく時間になりました。鳥居をくぐって狐像に迎えられ、でも中はお寺。その不思議さを味わいながら、ひとつずつ手を合わせていくうちに、気づけばぐるりと一周していました。
この日は同じ赤坂で、もう一社お参りしています。こちらは住宅街のただ中にある古社で、江戸から残る社殿と樹齢400年の大イチョウがありました。
詳細はこちらから
【赤坂の住宅街にある江戸から残る古社の参拝レポ】
東京・赤坂氷川神社へ行ってみた!縁結ひ&樹齢400年の大イチョウ、江戸から残る社殿を参拝レポ
駅から歩いてすぐなので、赤坂や永田町へ出かける用事のついでにも寄れます。いろいろなご縁を整えたい方や、都心で少し静かな時間を持ちたい方は、ぜひ足を運んでみてください。
豊川稲荷東京別院の基本情報
| 名称 | 豊川稲荷東京別院(とよかわいなり とうきょうべついん) |
| 宗派 | 曹洞宗(愛知県・豊川稲荷妙厳寺の直轄別院) |
| 御本尊 | 豊川吒枳尼眞天(とよかわだきにしんてん) |
| 所在地 | 〒107-0051 東京都港区元赤坂1-4-7 |
| アクセス | 東京メトロ 赤坂見附駅(B出口)から徒歩約5分/永田町駅(7番出口)から徒歩約5分 |
| 参拝時間 | 5:00〜20:00 |
| 授与所受付 | 9:00〜15:30(御朱印) |
| 拝観料 | 無料 |
| 境内の見どころ | 霊狐塚/叶稲荷尊天/融通稲荷/大黒堂/七福神/愛染明王/子だき狐 |
| 縁日 | 毎月1日・22日 |
| 公式サイト | http://www.toyokawainari-tokyo.jp/ |
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]
※本記事は訪問時の情報をもとに作成しています。サービス内容や営業時間、料金等は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトや店舗にご確認ください。
この日の赤坂のもう一社と、別の日に参拝した浅草のお寺についても書いているので、よければそちらもどうぞ!
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