MediaDogs

新着記事

あおもり国スポのゴルフ少年男子、クマ2頭の目撃で競技中止 第1日の結果がそのまま最終成績に

あおもり国スポのゴルフ少年男子、クマ2頭の目撃で競技中止 第1日の結果がそのまま最終成績に

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

第80回国民スポーツ大会「あおもり国スポ・障スポ」のゴルフ少年男子競技が2026年9月11日、青森市の東奥カントリークラブでクマ2頭の目撃を受けて中止となった。けが人はなく、順位は前日10日の第1日の成績で確定した。国体時代を含め、クマの出没によるゴルフ競技の中止は今回が初めてだ。

第2日開始直後にクマ2頭、選手はクラブハウスへ避難

ゴルフ競技は9日から11日までの3日間の日程で行われていた。9日に公式練習、10日と11日の2日間で18ホールずつ合計36ホールのストロークプレーを戦う計画で、少年男子の会場となった青森市大字滝沢の東奥カントリークラブには28都道府県から監督・選手合わせて112人が集まっていた。順位は各都道府県3選手の合計スコアで競う団体戦で決まる。

11日は競技開始から間もない午前8時10分ごろ、7番ホール付近で大会スタッフが親子とみられるクマ2頭を目撃した。ホールに選手はまだ出ておらず、クマはその後隣接する2番ホールのフェアウェーへ移動する。プレー中の選手も、その姿を目にした。

選手はいったんクラブハウスへ避難し、午前8時25分に競技が一時中断された。会場には選手団や運営スタッフなど約230人がいたが、けがをした人はいない。運営側はクマ対策として爆竹や撃退スプレーを備えていたという。

県と協議の末、日本ゴルフ協会が中止を発表

青森県と日本スポーツ協会、スポーツ庁は協議を重ね、午前10時ごろ、選手の安全を確保できないとしてこの日の競技中止を決めた。

日本ゴルフ協会は「少年男子の部は競技会場において熊が目撃され、選手・監督の安全を確保できないため11日の競技を中止し、第1日の成績が最終成績となりました」と発表した。少年男子競技は本来、この日の競技終了後に表彰式まで予定していたが、順位は10日の第1日分のスコアのみで確定した。

1999年の正式種目化以来、クマによる中止は初めて

ゴルフが国体(現・国民スポーツ大会)の正式種目に採用されたのは1999年。以来、クマの出没を理由に競技が中止となるのは今回が初めてだ。あおもり国スポ・障スポ全体でも、競技そのものが取りやめになった例はこれまでない。なお、ゴルフ競技は10月10日の総合開会式に先立つ「会期前競技」(9月3日〜13日)として実施されており、今回の中止も開幕前の出来事にあたる。

青森県内では市街地に近い山林でのクマの目撃情報が相次いでいた。ゴルフ場のような開けた環境でも、クマと遭遇し得る。今回の一件は、そのことを浮き彫りにした。

青森県は少年男子19位で確定、女子は団体18位で大会を終える

大会前日の10日、青森県チームは少年男子が19位、成年男子が25位タイの成績で初日を終えていた。会場が異なる女子は青森カントリー倶楽部(青森市)で行われ、青森県代表の梅本りさ、工藤夏姫、佐藤心々の3選手は15位で最終日の11日を迎え、この日の競技を終えて団体18位で大会を終えた。青森県勢としてこれまでで最高の順位だった。

少年男子は東奥カントリークラブ、成年男子は平内町の夏泊ゴルフリンクスと会場が分かれており、クマが確認されたのは少年男子の会場のみだった。東奥カントリークラブは12日、通常営業に戻るという。

クマによる中止こそ異例だが、選手の安全を優先する判断の速さは、屋外競技を抱える大会運営のあり方を考えさせる出来事となった。

[文/構成 by スポーツ担当ライター 久遠(KUON)]

寄稿者

久遠(KUON)
WEBライター(主にスポーツ記事)経験7年。スポーツ、格闘技が好きで、ボクシング世界チャンピオンが主宰するジムに4年間在籍。自分でも練習を重ね、”3分”の過酷さと濃さを体で知る。観戦もライフワークで、会場には年4回ほど足を運ぶ。選手目線の実感とファン目線の熱量、その両方を武器に、試合の見どころやリングのリアルをライター経験を活かしてわかりやすく伝えます。

コメントはこちら

*
*
* (公開されません)

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

エンタメ

More

スポーツ

More

ライフハック/実用

More

グルメ

More

社会/ニュース

More
Return Top