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PHYSINT、PlayStationとの協業が解消 小島秀夫の新作はXboxで開発継続へ

PHYSINT、PlayStationとの協業が解消 小島秀夫の新作はXboxで開発継続へ

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コジマプロダクションの新作アクションゲーム「PHYSINT」で、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が協業解消を発表した。小島秀夫は6月中旬に突然のキャンセル通達を受けたと明かしている。開発は打ち切られず、新たにマイクロソフトのXboxと組んで続く。

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PHYSINTの協業相手がXboxへ交代

SIEは9月10日、コジマプロダクションが手がける新作「PHYSINT」の協業から離れると発表した。公式X(旧Twitter)アカウントで「慎重に検討した結果、コジマプロダクションのプロジェクトPHYSINTにおける協業から離れるという難しい決断を下した」と説明している。

入れ替わりで新たなパートナーとなったのがXboxだ。PHYSINTは今後、Xboxとの体制で開発が続く。SIEは声明の中で小島秀夫のビジョンへの敬意を強調し、約30年にわたる関係は今後も強いままだと付け加えた。

今回の一件は国内外の主要ゲームメディアが軒並み報じた。大手プラットフォーマー同士でパブリッシングパートナーが入れ替わるのは異例の動きだ。

ここで整理しておきたいのが、今回の協業解消の中身だ。対象はあくまでPHYSINTという1本のプロジェクトであり、SIEとコジマプロダクション、小島秀夫個人との関係そのものが切れたわけではない。独占契約が失効したという話ではなく、PlayStation側がこの作品の開発・パブリッシングという立場から退いた、というのが実態に近い。

SIEはPHYSINTを手放す明確な理由を明らかにしていない。示されたのは「慎重な検討の末の決断」という説明にとどまる。

突然のキャンセル通達から3カ月の模索

発端は今年6月中旬にさかのぼる。小島秀夫によれば、SIEから「制作中のPHYSINTのプロジェクトをキャンセルする」という通達が予告なく届いたという。

「6月中旬にSIEから突然、制作中のPHYSINTのプロジェクトをキャンセルするという通達が届きました」小島はそう明かした。突然の一報を受け、コジマプロダクションは次の協力先を探す作業に追われることになる。

そこから3カ月、小島は新たなパートナーを探し続けた。たどり着いた先がXboxだ。両社はすでにホラー作品「OD」で協業している。ODは2023年のゲームアワード(The Game Awards 2023)で発表され、映画監督のジョーダン・ピールが制作に参加していることが明らかにされた。今回の提携でその関係はさらに広がった。

小島は「次世代の諜報アクションであるPHYSINTは、制作を継続していますので、心配しないでください」と語り、開発が止まっていないことをファンに向けて明言した。Xboxを選んだ理由については「未来のビジョンを互いに共有できる相手」だと説明している。

関連記事:コジマプロダクション設立10周年展、チケットは9月11日発売予定 麻布台ヒルズギャラリーの会期と料金

小島秀夫とXbox幹部が語った本音

Xbox側からも歓迎のコメントが出ている。Xbox CEOのアーシャ・シャルマは「小島さんがコジマプロダクションとPHYSINTの制作でXboxを選んでくれたことを光栄に思う。既成概念に挑む彼の姿勢は、Xboxが支援したいと考える創造性そのものだ」と述べた。

PHYSINTは2024年、PlayStationの番組「State of Play」で発表された新世代のアクション・エスピオナージゲームだ。キャストには、2025年9月のコジマプロダクション設立10周年記念イベント「Beyond The Strand」で発表されたチャーリー・フレイザー、マ・ドンソク、浜辺美波の名が挙がっている。発売時期やプラットフォームの詳細は、現時点で明らかにされていない。

海外の一部メディアはPHYSINTを「Xbox独占タイトル」と位置づけて報じているが、独占契約の具体的な範囲や条件は今のところ不明だ。

ゲームと映像、広がるXboxとの新体制

今回の体制変更で、小島秀夫が手がける主要タイトルはOD、PHYSINTともにXboxとの協業に一本化された。マイクロソフトにとっては、看板作を確保できる意味合いも小さくないだろう。

小島秀夫とプレイステーションの関係は、1998年に「メタルギアソリッド」を初代プレイステーション向けに送り出して以来続いてきた。「Death Stranding」シリーズも含め、PlayStation向けの看板タイトルを長く手がけてきた実績を持つ。今回の体制変更が、こうした既存シリーズの今後にまで影響するかどうかは、現時点で明らかにされていない。

今回の協力関係は、映画やテレビ番組の制作にも及ぶ。両社は今後、協力の幅を広げる方針を示した。コジマプロダクションがかねて掲げる、ゲームと映像の境目を越える構想とも重なる動きだ。

PHYSINTの発売時期は依然として未定のままだ。それでも、開発が途切れずに続くと分かったことは、ファンにとって小さくない安心材料になった。

[文/構成 by ゲームライター ミナセ]

寄稿者

ミナセ
40代のおっさんWEBライター。歴は10年以上。月間100万PVのゲーム攻略サイト運営経験あり。学生時代は、放課後に一刻も早く帰ってゲームを起動することだけを考えていたゲーマー。FFやドラクエを中心に、ストーリーと成長体験のある作品に強く惹かれる。今も生活の中にゲームは欠かせず、話題作から定番まで幅広くプレイ。

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