ボルシアMG、ポランスキ監督を解任 板倉滉ら日本人4選手への影響と開幕3連敗の経緯

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ドイツ1部ボルシアMGは9月13日、オイゲン・ポランスキ監督(40)の解任をクラブ公式サイトで発表した。今季のブンデスリーガは開幕から3連敗で3得点12失点、最下位に沈む。後任が決まるまではコーチのヤン・モリッツ・リヒテ(46)が暫定的に指揮を執り、DF板倉滉、DF橋岡大樹、MF宇野禅斗、FW町野修斗の日本人4選手は、ポランスキの就任からわずか1年での体制変更を迎えた。
0-5大敗の翌日に決断、今季1部の解任第1号
発表は、敵地でフライブルクに0-5で敗れた翌日のことだった。ポランスキとともにコーチのトビアス・トルルセンも職を解かれている。今季のブンデスリーガで監督が交代するのは、ボルシアMGが最初のクラブだ。
スポーツディレクターのルーヴェン・シュレーダーは公式サイトで、準備期間は良く前向きな兆しもあったが、リーグ戦では望んだ結果が出なかったと説明した。直近の戦いぶりを受けて、即時に職務から外す決断に至ったという。そのうえで「オイゲンは根っからのボルシアの人間だ」と、クラブへの献身に感謝を示している。
ポランスキも声明を寄せた。「ボルシアMGは今も、これからも私のクラブ。だからこそ、こうなってしまったことが本当につらい」。残留を果たした昨季のあと、今季に向けて多くを変えたものの形にできなかったとして謝罪し、クラブが一日も早く立て直すことを願った。
3試合で12失点、開幕からの3連敗
ボルシアMG側から見た3試合の結果は次のとおりだ。
| 節 | 日付 | 対戦相手 | 会場 | スコア | 勝敗 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1節 | 8月29日 | RBライプツィヒ | アウェー | 0-3 | ボルシアMGの負け |
| 第2節 | 9月5日 | エルフェアスベルク | ホーム | 3-4 | ボルシアMGの負け |
| 第3節 | 9月12日 | フライブルク | アウェー | 0-5 | ボルシアMGの負け |
開幕戦のライプツィヒ戦は、前半に先制されると後半にも2点を失った。3点目を決めたのは、昨季までボルシアMGでプレーし、この夏ライプツィヒへ移ったMFロッコ・ライツ。古巣相手のゴールで、黒星スタートとなった。
より痛かったのは第2節だろう。1部に初めて昇格したエルフェアスベルクをホームに迎え、後半11分に3-1とリードを広げる。ところが同21分に1点を返されると、同35分に直接FKで追いつかれ、後半アディショナルタイムに勝ち越し点を奪われた。
そして第3節。前半23分にセットプレーから、同29分にも崩されて2点を追う展開になり、後半7分には主将のFWティム・クラインディーンストが2枚目の警告で退場した。10人になったチームは終盤の10分足らずでさらに3点を失い、最下位の18位に転落している。
就任から1年、残留後の再建策が裏目に
ポランスキはポーランド出身で、現役時代にボルシアMGでプレーした元MF。引退後はクラブの育成部門で指導者を務め、U-23を率いていた。
トップチームを任されたのは2025年9月だった。開幕3試合で結果が出なかったジェラルド・セオアネ前監督の後を受けて暫定監督に就き、同年11月に2028年までの契約で正式な監督となる。チームは残留争いを戦い抜き、昨季は12位で終えた。
シュレーダーは監督を代えず、この夏にチームと指導陣を大きく入れ替える道を選んだ。新加入は11人。一方で守備の中心だったDFニコ・エルヴェディが退団し、中盤を担ったライツも去った。昨季の5バックから4バックへの移行も狙いの一つだったが、開幕3戦の失点数は再建の難しさを示す。
中盤は負傷者にも悩まされた。MFイェンス・カストロプ、MFエンツォ・レオポルトらが離脱し、選手をやりくりしながらの戦いが続く。1年前と同じ第3節終了後に、再び監督が交代した。
日本人4選手の開幕3試合
監督交代が日本人選手の起用にどう響くかは、まだ分からない。現時点で確認できるのは、4人の開幕3試合の出場状況だ。
板倉滉は3試合フル出場
板倉は8月20日、アヤックスから1年ぶりに完全移籍で戻った。契約は2030年まで、背番号は6。シュレーダーはエルヴェディの退団後に求めていた人材だと評価していた。
復帰後は開幕から3試合続けて先発し、いずれも90分間プレーした。守備陣の軸として起用されてきたが、チームの12失点は最終ラインに立つ板倉にとっても重い数字となる。
橋岡大樹はデビュー戦で首を負傷
橋岡はスラヴィア・プラハから買い取りオプション付きの期限付き移籍で7月30日に加入した。ブンデスリーガのデビュー戦となった開幕のライプツィヒ戦に先発したが、後半27分に相手選手と接触して首を痛め、同30分に交代している。
担架で運び出されて病院へ搬送されたが、クラブは翌30日、病院での初期検査で重い頸椎損傷や神経学的な異常は見つからなかったと発表した。その後の2試合はメンバー外だった。
宇野禅斗は負傷でまだ出番なし
清水エスパルスから6月に完全移籍した宇野は、けがで出遅れた。開幕3試合はいずれもメンバー外。クラブは9月9日、チーム練習に参加して回復は順調だとし、試合勘を戻すためU-23の試合への出場を検討していると公式SNSで伝えていた。
町野修斗はフライブルク戦の後半45分のみ
2025年夏にホルシュタイン・キールから加わった町野は、在籍2年目。ライプツィヒ戦とエルフェアスベルク戦はベンチ入りしながら出番がなかった。フライブルク戦では0-2の後半開始から投入されたが、後半7分に味方が退場して数的不利となり、得点には絡めなかった。
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暫定リヒテ体制の初戦はマインツ
暫定で指揮を執るリヒテは、この夏にマンチェスター・シティの育成部門から加わったばかり。コーチのマルクス・ゲルハウスらが支える。1部の監督経験もあり、2020年9月から12月までマインツを率いた。当時マインツでスポーツ面の責任者を務めていたのが、現在ボルシアMGにいるシュレーダーだった。
次戦は9月19日のブンデスリーガ第4節で、ホームのボルシア・パルクにそのマインツを迎える。キックオフは現地15時30分、日本時間22時30分。この試合のあとには代表活動期間の中断が控え、正式な後任監督の人選も並行して進む。
板倉は3試合続けてフル出場してきたDF、橋岡と宇野は復帰を目指す段階、町野は出場時間を増やしたい立場と、4人の置かれた状況はそれぞれ違う。勝ち点0から抜け出すための新体制で誰がピッチに立つのか。答えの一端は、マインツ戦のメンバー表で見えてくる。
[文/構成 by スポーツライター ミカ]





































































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