ボジニャ、チリの名門コロコロへ移籍 会長が合意を明言、40歳のカーボベルデ代表GK

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カーボベルデ代表GKのボジニャ(40)が、チリ1部の名門コロコロへの加入で合意した。コロコロのアニバル・モサ会長が7月24日、合意を明言している。ボジニャは今夏のW杯でカーボベルデ史上初の決勝トーナメント進出に貢献し、世界的な注目を集めていた。
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会長が移籍合意を明言、契約は1年半
モサ会長は「ボジニャはコロコロの選手となる」としたうえで、「数日中にチリへ渡り、メディカルチェックを受け、モヌメンタル・スタジアムで紹介される予定だ」と今後の日程を明らかにした。契約期間は1年半とされる。ボジニャはチャベス退団後、契約上は無所属の立場でW杯に臨んでおり、移籍金なしでの獲得が可能な状態だった。移籍情報は移籍市場に詳しい記者らも伝えており、大会後は複数クラブが獲得に興味を示していたという。
コロコロは1925年創設のチリを代表する名門クラブで、国内リーグ制覇は34回を数える。運営会社ブランコ・イ・ネグロを率いるモサ会長のもとで、現在も国内リーグ首位を走り、元バルセロナMFのアルトゥーロ・ビダルも所属する強豪だ。本拠地はサンティアゴのエスタディオ・モヌメンタル・ダビド・アレジャーノで、収容人数は4万7347人に上る。
無所属からの一転、ポルトガル2部チャベスは昨季限りで退団
ボジニャは本名をジョジマール・ジョゼ・エヴォーラ・ディアスといい、1986年6月3日生まれ。ポルトガル2部チャベスとの契約が2026年6月に満了し、無所属のままW杯本大会を迎えていた。カーボベルデの複数クラブで頭角を現した後、アンゴラのプログレッソ・ド・サンビザンガ、モルドバのジンブル・キシナウ、ポルトガルのジル・ヴィセンテを経て、2017年からはキプロスのAELリマソールで5シーズンを過ごした。ここが最長在籍クラブとなる。その後スロバキアのASトレンチーンを挟み、ポルトガルのチャベスへ。今回のコロコロ加入で、実に7カ国目のクラブに身を置くことになった。
2012年に代表デビューし、これまでに94試合に出場(歴代2位)。アフリカ・ネイションズカップにも2013年、2015年、2021年、2023年と4度出場してきたベテランだ。それでも所属先が定まらないままW杯に臨む状況は、決して恵まれたものではなかった。長年にわたり各国リーグを渡り歩きながら守護神を務め続けてきた経験こそが、大舞台での落ち着いたプレーにつながったといえる。
スペインを完封、W杯史上最小国を決勝Tに導く
カーボベルデにとって今大会は自国史上初のW杯出場だった。人口約60万人と大会でも際立って小さい国が、グループHでスペイン、ウルグアイ、サウジアラビアと対戦。ボジニャを中心とした守備陣が踏ん張り、3試合すべてを引き分けでしのいだ。
なかでも初戦のスペイン戦は圧巻だった。優勝候補の猛攻を受け、シュート27本を浴びながらも無失点。0-0の引き分けに持ち込み、大会を通じてスペインを無得点に抑えた唯一のチームとなった。ウルグアイ戦は2-2、サウジアラビア戦は0-0で乗り切り、グループ2位で決勝トーナメント進出を果たす。大会史上最も人口の少ない国の決勝T進出という記録も打ち立てた。
メッシのFKを弾く、延長の末にアルゼンチンに散る
決勝トーナメント1回戦の相手は、前回王者アルゼンチンだった。前半29分にリオネル・メッシのゴールで先制を許すと、後半にデロイ・ドゥアルテが同点に追いつく。1-1のまま試合が進んだ終盤、メッシがペナルティエリア手前左から放った左足のフリーキックは、壁を越えてゴール右上に向かう完璧な軌道を描いた。ここでボジニャが横っ飛びで両手を伸ばし、この一撃を弾き出す。
決着は延長戦にもつれ込んだ。リサンドロ・マルティネスが勝ち越すと、シドニ・ロペス・カブラルが再び追いつき2-2。だが延長終盤、別のセットプレーの場面でクリスティアン・ロメロが競り合ったヘディングがゴール方向へ流れ、カーボベルデDFディネイ・ボルヘスに当たってオウンゴールとなった。この一点が決勝点となり、2-3でカーボベルデは敗れている。初出場ながら前回王者を最後まで苦しめた戦いぶりに、SNSでは称賛が広がった。
フォロワー5万人から3000万人へ、注目度の高さも移籍の後押しに
大会中、ボジニャのインスタグラムフォロワー数は開幕前の約5万人から、3000万人近くにまで急増した。40歳のベテランGKが、わずか1カ月足らずで世界的な知名度を得た格好だ。
モサ会長は今回の獲得理由について「スポーツ的に非常に適切な状態にあるため、彼を獲得している」と、実力面での評価を強調した。無所属という立場でありながら南米屈指の名門が動いた背景には、確かな実力に加え、大会での活躍で得た注目度の高さもあったといえる。ボジニャにとっては、40歳にして新天地での挑戦が始まる。数日中に予定されるチリ入りとメディカルチェックを経て、モヌメンタル・スタジアムでの正式なお披露目を待つことになる。
[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]




































































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