MEDIA DOGS

スペイン、フランスに完勝で4大会ぶり決勝進出 無敗37試合でイタリアに並ぶ世界記録、エムバペ沈黙

スペイン、フランスに完勝で4大会ぶり決勝進出 無敗37試合でイタリアに並ぶ世界記録、エムバペ沈黙

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

サッカーのワールドカップ北中米大会は日本時間15日未明、準決勝でスペインがフランスを2-0で下し、4大会ぶりの決勝進出を決めた。前半はオヤルサバルのPK、後半はポロが追加点。無敗記録を37試合に伸ばし、イタリアの世界最多記録に並んだ。フランスのエムバペは今大会2度目の無得点に終わった。

↓ 詳細が気になる方は、このまま下へ ↓

スペインが完封勝利で決勝進出 オヤルサバルとポロが得点

ワールドカップ準決勝のスペイン対フランスは現地時間14日午後2時(日本時間15日未明4時)、テキサス州アーリントンのダラス・スタジアム(通称AT&Tスタジアム)で行われ、スペインが2-0で完封勝利を収めた。

均衡した立ち上がりから試合が動いたのは前半22分だった。フランスのリュカ・ディニュがペナルティーエリア内でラミン・ヤマルに反則を犯し、主審のイバン・バルトンがPKを判定する。直前にヤマル自身のハンドの疑いも指摘されたが、放送の判定分析担当は「接触は袖の部分で、腕の一部とは見なされない」との見解を示し、判定を後押しした。19歳の誕生日を迎えたばかりのヤマル(7月13日で19歳)が獲得したこのPKを、ミケル・オヤルサバル(29)=レアル・ソシエダ=が左足でゴール右上に鋭く蹴り込み、先制点とした。

後半58分にはペドロ・ポロ(26)=トッテナム=がダニ・オルモとのワンツーで右サイドを突破する。ペナルティーエリア右へ進入すると、右足でゴール右へ流し込み、追加点とした。フランスはGKマイク・メニャンがゴールを守ったが、最後まで反撃の糸口はつかめなかった。

この勝利でスペインは2010年大会以来となる4大会ぶりの決勝進出を決めた。決勝は7月19日、ニューヨーク・ニュージャージー・スタジアムで行われ、15日に行われるイングランド対アルゼンチンの勝者と対戦する。

無敗記録37試合、イタリアの世界最多記録に並ぶ

今大会のスペインは、ルイス・デラフエンテ監督のもとで負けなしを継続してきた。今回の勝利で国際Aマッチの無敗記録を37試合に伸ばし、ロベルト・マンチーニ元監督時代のイタリア(ジョルジーニョらが在籍)が持つ歴代最多記録に並んだ。リオネル・メッシを擁するアルゼンチンの36試合という記録も、これで上回っている。

決勝で負けなければ、スペインは単独で史上最長の無敗記録を樹立し、2010年大会以来2度目の世界王者となる可能性がある。デラフエンテ監督は勝利後、選手たちの結束と献身を称え、「このチームには驚かされ続けている。伸びしろはまだいくらでもある」と手応えを口にした。

エムバペ「相手を脅かす術がなかった」

フランスは決勝トーナメントのスウェーデン戦(3-0)、パラグアイ戦(1-0)、モロッコ戦(2-0)を無失点で勝ち上がってきたが、その3試合連続の無失点記録はこの準決勝で途切れた。フランスにとっては20試合ぶりとなる完封負けでもあり、3大会連続の決勝進出という目標も絶たれた。

主将のキリアン・エムバペ(27)=レアル・マドリード=は試合後、「相手を脅かす術がなかった」と振り返り、「戦術でも技術でも、目指していた試合はできなかった」と敗因を分析した。中盤の構成にも触れ、「中盤は3対2でスペインと向き合う形になり、厳しい戦いを強いられた。ファビアン・ルイスとロドリが自由に持てる時間が長く、プレッシャーの連係も足りなかった。もっとマンツーマンで、走らせるべきだった」と指摘した。

感情面については「みんなと同じように、大きな喪失感がある。決勝に進み、国に夢を与え、歴史を作ることを目指していた。言葉にできないほどの失望がある」と明かした。そのうえで「主将として、責任はすべて自分にある。それに異論はない。決勝に行きたかった。行けなかった」と結んだ。

デシャン監督、完敗認めつつ主審にも苦言

デシャン監督も会見で完敗を認めた。「スペインは強豪だと分かっていたが、今日それを証明された」「われわれは技術的なミスを重ね、相手に問題を突きつけられなくなった」と振り返り、「今日、相手は非常に良い守備を見せた。スペースをほとんど与えられなかった」と述べた。

一方で、この日の主審イバン・バルトンの判定については苦言も呈した。「第4、第5審判はトップレベルだった」と評価しつつ、「フィールドの主審について多くは言わないが、ワールドカップ準決勝を裁くレベルにあったのか」と述べ、判定への不満をにじませた。それでも「この落胆は大きい。ここまでの道のりを投げ捨てたくはないが、今日のスペインには何か上回るものがあった」と、相手をたたえる言葉も忘れなかった。

決勝の相手は15日に決定 スペインは2度目の世界一へ

スペインが対戦する決勝の相手は、15日に行われるイングランド対アルゼンチンの準決勝で決まる。決勝は7月19日、ニューヨーク・ニュージャージー・スタジアムで行われる。

一方のフランスは、7月18日にマイアミ・スタジアムで行われる3位決定戦に回る。エムバペは中心選手としてチームを牽引してきた責任を自ら引き受け、次戦への切り替えを誓った形だ。

スペインが決勝を勝ち抜けば、無敗記録は38試合となって単独で世界最多を更新し、2010年大会以来2度目のワールドカップ制覇が実現する。19歳になったばかりのヤマルら若い戦力を擁するスペインの快進撃は、まだ終わっていない。

[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]

寄稿者

久遠(KUON)
WEBライター(主にスポーツ記事)経験7年。スポーツ、格闘技が好きで、ボクシング世界チャンピオンが主宰するジムに4年間在籍。自分でも練習を重ね、”3分”の過酷さと濃さを体で知る。観戦もライフワークで、会場には年4回ほど足を運ぶ。選手目線の実感とファン目線の熱量、その両方を武器に、試合の見どころやリングのリアルをライター経験を活かしてわかりやすく伝えます。

コメントはこちら

*
*
* (公開されません)

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ライフハック/実用

【レビュー】脱いだ帽子ってどこに置く?スリコ「帽子クリップ」はマスクもタオルもかかる神グッズだった

【レビュー】脱いだ帽子ってどこに置く?スリコ「帽子クリップ」はマスクもタオルもか...

スリーコインズの「帽子クリップ」を正直レビュー。330円・カラビナ付きで、帽子はもちろんマスクや濡れタオルまで挟めて両手が自由に。耐荷重700gの強力マグネットの実力や、厚手の生地は挟めないという気になった点まで、実際に毎日使ってわかったこ...
More

グルメ

もちもち食感がクセになる!やまだ屋「桐葉菓」は仕事のお供にも◎な広島銘菓を正直レビュー

もちもち食感がクセになる!やまだ屋「桐葉菓」は仕事のお供にも◎な広島銘菓を正直レ...

宮島の老舗やまだ屋の「桐葉菓(とうようか)」を実食レビュー。もち粉生地のもちもち食感と、こしあん・粒あんの合わせ餡が想像以上にクセになる一品。1個137kcalで個包装、仕事の合間のおやつや手土産にもぴったりな広島銘菓を写真付きで紹介します...
More

エンタメ

More

社会/ニュース

More

ファッション/ビューティー

More
Return Top