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エムバペ、フランス8強進出で今大会7得点目 メッシと並ぶ得点王争いと歴代最多記録の行方

エムバペ、フランス8強進出で今大会7得点目 メッシと並ぶ得点王争いと歴代最多記録の行方

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フランス代表FWキリアン・エムバペ(27)=レアル・マドリード=が、北中米ワールドカップの決勝トーナメント2回戦でパラグアイ戦の決勝点を挙げ、チームをベスト8へ導いた。硬い展開が続いたが、後半70分にPKを冷静に沈めた。これが今大会7得点目で、リオネル・メッシ(39)と得点王争いの首位に並ぶ。W杯通算では19点となり、メッシが更新中の歴代最多記録に1点差まで迫った。

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PK一発でこじ開けた、パラグアイ戦の決勝点

日本時間7月5日、米フィラデルフィア。フランスは北中米W杯の決勝トーナメント2回戦で、南米のパラグアイと対戦した。勝てばベスト8という一戦だった。

試合は重い展開だった。フランスがボールを握る時間は長かったが、パラグアイの守備は堅く、前半はスコアが動かない。均衡が破れたのは後半70分だった。

途中出場のデジレ・ドゥエがペナルティーエリア内で倒され、VARの確認を経てPKの判定が下る。キッカーを託されたのはエムバペだった。助走から迷いなく右足を振り抜き、ゴール左へ流し込む。これが決勝点となり、フランスは1-0で競り勝った。

チームを8強へ運んだのは、エースの一発だった。

セネガル戦から続く量産、今大会7点目

この得点で、エムバペの今大会通算は7点に伸びた。

初戦のセネガル戦で2点、第2戦のイラク戦でも2点を挙げてスタートを切った。第3戦のノルウェー戦こそ無得点だったが、決勝トーナメント1回戦のスウェーデン戦で再び2点。そしてパラグアイ戦の1点で、大会7得点に到達した。

フランスはグループステージを3戦全勝で駆け抜け、決勝トーナメントも危なげなく勝ち上がってきた。その攻撃をけん引してきたのが、背番号10のエムバペだ。

得点源としての働きは、優勝した2018年大会、得点王に輝いた2022年大会から変わらない。3大会続けてゴールを重ね、フランスの中心であり続けている。

エムバペはフランス代表の通算得点でも、歴代最多を更新し続けている。クラブではレアル・マドリードの主軸を担い、代表では背番号10を背負う。27歳にして、フランスサッカーの記録を次々と塗り替えてきた。

メッシと7点で並ぶ、得点王争いの首位

7点という数字は、今大会の得点ランキングでも重みを持つ。

アルゼンチンのメッシも、同じ7点で並んでいる。メッシは前日のカーボベルデ戦で7点目を決めて一時単独トップに立ったが、翌日にエムバペが追いつき、再び首位に並んだ。

3位にはイングランドのハリー・ケインとノルウェーのエルリング・ハーランドが5点で続く。2点差をつけて、エムバペとメッシの2人が抜け出している。

得点数が並んだ場合、得点王はアシスト数で決まる。この点ではエムバペが2、メッシが0とわずかにリードする。ただし、どちらのチームも勝ち進めば得点は動く。争いはまだ途中だ。

メッシは39歳。6度目のW杯を戦う背番号10にとって、これが最後の大会になる可能性は高い。最後の舞台で得点を伸ばすベテランと、次代を担う27歳。得点王争いは、世代を越えた対決でもある。

クローゼ超えの先へ、歴代最多記録の争い

もう一つ、2人が塗り替えつつある記録がある。W杯通算得点の歴代最多だ。

長らくこの記録は、ドイツのミロスラフ・クローゼが持つ16点だった。だが今大会、メッシとエムバペがそろってこの数字を超えた。

先を行くのはメッシだ。カーボベルデ戦で通算20点に到達し、歴代最多を更新中。W杯史上初となる8試合連続ゴールも記録した。追うエムバペは、パラグアイ戦の1点で通算19点。メッシの背中まで、あと1点に迫った。

エムバペのW杯通算得点は、2018年の4点、2022年の8点、そして今大会の7点を積み上げた数字だ。まだ27歳。記録を伸ばし続けるメッシを、次の世代のエースが追いかける構図になっている。

次はモロッコ、記録と勝ち上がりの両にらみ

フランスの次戦は準々決勝、相手はモロッコに決まった。現地時間7月9日、米マサチューセッツ州フォックスボロのスタジアムで対戦する。

モロッコは決勝トーナメント2回戦で開催国カナダを3-0で下し、8強一番乗りを決めた強敵だ。2022年大会ではベスト4に入り、フランスは準決勝でこのモロッコを破って決勝へ進んだ経緯がある。

エムバペにとっては、チームの勝ち上がりと個人の記録が重なる一戦になる。メッシとの得点王争い、そして歴代最多記録。ゴールを重ねれば、そのすべてが近づく。

パリで生まれた27歳が、大会の主役であり続けられるか。準々決勝の舞台が待っている。

[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]

寄稿者

久遠(KUON)
WEBライター(主にスポーツ記事)経験7年。スポーツ、格闘技が好きで、ボクシング世界チャンピオンが主宰するジムに4年間在籍。自分でも練習を重ね、”3分”の過酷さと濃さを体で知る。観戦もライフワークで、会場には年4回ほど足を運ぶ。選手目線の実感とファン目線の熱量、その両方を武器に、試合の見どころやリングのリアルをライター経験を活かしてわかりやすく伝えます。

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