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望月慎太郎、ウィンブルドン8強逃す 世界1位シナーに0-3も第23シード撃破で示した実力と経歴

望月慎太郎、ウィンブルドン8強逃す 世界1位シナーに0-3も第23シード撃破で示した実力と経歴

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望月慎太郎(23)が、ウィンブルドン男子シングルス4回戦で第1シードのヤニック・シナーに6-3, 7-6, 6-3で敗れ、ベスト8入りを逃した。予選から勝ち上がっての四大大会初ベスト16で、日本男子では松岡修造、錦織圭に続く3人目となった。3回戦では第23シードを逆転で撃破。2019年ウィンブルドンジュニア王者が、世界1位を相手に力を示した。

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王者シナーに屈し、16強で終える

現地7月5日、ウィンブルドンのセンターコート。男子シングルス4回戦で、予選勝ち上がりの望月慎太郎が第1シードで世界1位のヤニック・シナーと対戦した。

相手は前年の覇者だ。望月はひるまずネットへ詰め、40回に及ぶネットダッシュで揺さぶりをかける。試合の途中には屋根が閉められ、両者のリズムが乱れる場面もあった。

それでも王者は崩れない。望月はシナーに6-3, 7-6, 6-3で敗れ、16強で大会を終えた。競った第2セットはタイブレークにもつれ込んだが、そこで1ポイントも奪えなかった。この試合がシナーにとって、ウィンブルドンで5大会連続の準々決勝進出となる。世界ランキング151位の挑戦は、ベスト8の一歩手前で止まった。

予選から本戦へ、四大大会初のベスト16

望月の戦いは予選から始まった。本戦の出場権をかけた予選3試合を勝ち抜き、128人が集うウィンブルドン本戦の舞台に立つ。

そこからも足を止めなかった。本戦で3試合を制し、四大大会で自身初のベスト16へ進んだ。世界ランキングは151位。予選から数えて6試合を勝ち上がっての16強で、ノーシードの選手が上位を脅かす戦いになった。

第23シード・ホダルを逆転で撃破した3回戦

ベスト16を引き寄せたのは、3回戦の一番だった。相手は第23シードで世界26位のラファエル・ホダル。格上を相手に、望月は第1セットを1-6で落とす苦しい立ち上がりだった。

だが、そこから流れを引き戻す。第2セットをタイブレークの末に取り返すと、第3、第4セットも連取した。1-6, 7-6, 6-4, 6-4の逆転勝ちで、上位シードを止めてみせた。

松岡修造、錦織圭に続く日本男子3人目

望月のベスト16は、日本の男子テニスに残る記録になった。ウィンブルドンの男子シングルスで日本勢がベスト16に入るのは、オープン化以降で3人目だ。

先に到達していたのは、松岡修造と錦織圭の2人だった。ウィンブルドンに限れば、望月が3人目としてその名を刻んだ。予選から勝ち上がっての16強という点でも、意味の大きい記録になった。

2019年ジュニア王者という経歴

望月とウィンブルドンの縁は、7年前にさかのぼる。2019年、16歳の望月はジュニア男子シングルスを制し、日本男子として初めて四大大会のジュニアで頂点に立った。

決勝ではカルロス・ヒメノ・バレロを6-3, 6-2で下している。この優勝で、日本男子初のジュニア世界ランキング1位にもなった。日本勢のウィンブルドンジュニア制覇は、1969年に女子の沢松和子が達成して以来だった。

あの舞台で頂点に立った16歳が、23歳で本戦のベスト16へ。ジュニア王者は、大人の四大大会でも上位を狙う選手に育った。

世界1位を苦しめた戦い、次への糧に

シナーは試合前、望月を「極めて危険な選手」と警戒していた。その言葉どおり、望月はネットへ果敢に詰め、世界1位を最後まで走らせた。

敗れはしたが、予選から16強までの戦いは、望月の現在地をはっきりと示した。世界151位の選手が、芝の大舞台で上位陣を脅かす力を持つ。2019年のジュニア王者は、四大大会の上位へ着実に近づいている。

センターコートでの一戦は、次につながる経験になった。望月の挑戦は、まだ始まったばかりだ。

[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]

寄稿者

久遠(KUON)
WEBライター(主にスポーツ記事)経験7年。スポーツ、格闘技が好きで、ボクシング世界チャンピオンが主宰するジムに4年間在籍。自分でも練習を重ね、”3分”の過酷さと濃さを体で知る。観戦もライフワークで、会場には年4回ほど足を運ぶ。選手目線の実感とファン目線の熱量、その両方を武器に、試合の見どころやリングのリアルをライター経験を活かしてわかりやすく伝えます。

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