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ユニコーンガンダム立像が2026年8月末で展示終了、お台場9年の歴史に幕 後継立像の可能性とフィナーレ施策を整理

ユニコーンガンダム立像が2026年8月末で展示終了、お台場9年の歴史に幕 後継立像の可能性とフィナーレ施策を整理

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東京・お台場の”実物大ユニコーンガンダム立像”が2026年8月末で展示を終える。設置から8年11カ月、お台場の象徴だった全高19.7メートルの巨像が姿を消す。終了に合わせて新デカール装飾やフィナーレイベントを順次展開し、ガンダム50周年に向けた「ランドマーク構想」へバトンが渡る。

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8月末で立像撤去、TOKYOガンダムプロジェクトが正式発表

TOKYOガンダムプロジェクト2026実行委員会は5月15日、東京・お台場のダイバーシティ東京 プラザ前に立つ「実物大ユニコーンガンダム立像」の展示を、2026年8月末で終了すると発表した。同日に配信された「ガンダムカンファレンス SPRING 2026」での発表で、ガンダム公式アカウントも同じ内容を周知している。

立像の正式名称は”RX-0 ユニコーンガンダム Ver. TWC(TOKYO WATER FRONT CITY)”。住所は東京都江東区青海1-1-10、ダイバーシティ東京 プラザ2階のフェスティバル広場だ。設置開始は2017年9月24日で、終了予定の2026年8月末まで約8年11カ月にわたって街角に立ち続けたことになる。

立像の運営は、TOKYO ガンダムプロジェクト 2026実行委員会が担う。臨海副都心エリアの活性化と東京都のグローバル人材育成を目的に組成された組織だ。立像公式サイトおよびガンダム公式の発表によると、フィナーレに向けて新たなデカール装飾を施した姿で立像を披露し、関連イベントも順次開催される予定だ。

2009年潮風公園から続く、お台場ガンダム17年の系譜

お台場のガンダム立像は、ユニコーンが初代ではない。2009年7月11日から8月31日にかけて、臨海副都心の潮風公園で「GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト」の一環として全高約18メートルの”RG1/1 RX-78-2ガンダム Ver.G30th”が期間限定で公開された。52日間の展示で動員はおよそ415万人。クールジャパンを体現する観光資源として、地域に大きな反響を残した。

その後、初代立像は静岡ホビーフェアへ移設。2012年4月19日、ダイバーシティ東京 プラザの開業に合わせてTOKYOガンダムプロジェクトの一環として”RG1/1 RX-78-2 ガンダム Ver.GFT”の名で同施設2階フェスティバル広場に再登場した。お台場での”常設”はここから始まる。RX-78-2は2017年3月5日に展示を終了し、同年9月24日からユニコーンガンダムへバトンタッチした流れだ。

ユニコーンガンダムの全高は19.7メートル。初代の18メートルを上回る大きさで、重量は約49トン。ファンが「お台場の象徴」と呼んだ理由は、サイズだけにはとどまらない。発光部分は全身50カ所に及び、ユニコーンモードからデストロイモードへの変身演出を劇中さながらに再現した。日中は11時、13時、15時、17時の各回で変身演出があり、夜は19時から21時30分まで、ガンダムUCや「閃光のハサウェイ」と連動した映像演出が壁面で流れる。

49トンの巨像と、9年弱の数字が物語るもの

設置から終了発表までの累計は8年11カ月。日数に直すと約3,200日になる。三井不動産とバンダイナムコは2017年8月23日のリリースで、立像名称・全高19.7m・重量49tといった主要スペックを公表していた。来場者数の累計や経済効果の具体額については、運営側からの公式公表は見当たらない。バンダイナムコホールディングスの統合報告書2025でも、IPの戦略的な位置づけには触れているが、立像単体の動員データは載っていない。

それでも、お台場という場所にガンダムが14年立ち続けたインパクトは数字以外で表れる。立像終了を告げるオリコンの記事は「8年11カ月にわたってお台場で親しまれてきた」と表現し、ITmediaは「17年の公開から9年弱」と見出しに刻んだ。展示終了の発表当日、Xでは「ガンダムカンファレンス」「ユニコーンの次」が一時トレンド入りした。

電撃オンラインは5月15日付の記事で「ガンダムランドマーク構想が発表。そして”実物大ユニコーンガンダム立像”は8月末に展示終了へ」と並列で見出しを打ち、ファミ通も同日、”ガンダム50周年プロジェクト”発表まとめのなかでフィナーレ施策と新構想を伝えた。発表は単発ではなく、2029年の50周年を見据えた一連のロードマップの一部として位置づけられている。

SNSは惜別と次への期待が交錯

立像終了の一報を受け、SNSには別れを惜しむ投稿が相次いだ。Xではガンダム公式アカウントが「約9年間にわたりお台場で親しまれてきた実物大ユニコーンガンダム立像は、2026年8月末をもって展示を終了します」と告知。リプライ欄には「お台場の象徴がなくなるのは寂しい」という声や、「次のガンダムが何か気になる」と期待を寄せるコメントが並んだ。

海外向けにも反応が広がる。Dexertoの記事は、ファンの英語コメント「It was like a symbol of Odaiba…Thinking that it’s going to end feels so incredibly lonely」を紹介。別のファンは「Thank you for all the memories so far. There’ll be a next time, right!?」と次の機体への希望を残した。

「え⁉️今年の8月になくなるの😫⁉️ 次のガンダムの構想あるんかな」。Xで投稿された一般ユーザーの反応は、終了の事実を実感としてつかみ切れない驚きと、新立像への淡い期待が混ざる。SNSが沸く一方、撤去後の立像本体の行方について、運営側からの説明はまだない。2009年潮風公園のRX-78-2 Ver.G30thが2010年夏から2011年春にかけて静岡ホビーフェアで再展示されたように、過去の立像は撤去後も別の場所で姿を見せた経緯がある。今回のユニコーンガンダムも同様の道筋をたどるかは、後日の発表を待つ段階だ。

ガンダムランドマーク構想と、お台場の次

立像の引退は終わりではない。バンダイナムコグループは「ガンダム50周年プロジェクト」を発表し、その一環として「ガンダムランドマーク構想」をスタートさせる。世界中のファンが訪れたくなる”ガンダムの新しい施設”を日本に作る構想で、詳細は後日発表される。

お台場に後継立像が立つかどうかは、現時点では明言されていない。ガンダム公式とTOKYOガンダムプロジェクト2026実行委員会の発表は、ランドマーク構想の場所や形態について「詳細は後日」と繰り返すにとどまる。新施設が立像の延長線上にあるのか、別の体験型コンテンツになるのか。お台場というロケーションを維持するのか、別の都市へ展開するのか。判断材料は出そろっていない。

ファンが残された時間は約3カ月半。8月末まで、夜間の壁面演出と変身ギミックは通常運行が続く。新たに施されるデカール装飾の披露時期や、終了記念のイベント詳細は、立像公式サイトとガンダム公式の各種チャネルで順次発表される予定だ。

2009年に潮風公園で415万人を呼び込んだ初代から数えて17年。ダイバーシティ東京での”常設”開始から数えて14年。49トンの巨像が見守ったお台場の風景は、2026年9月から確実に変わる。次の主役は、まだ名前を持たない。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

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