豊臣兄弟!第27話「本能寺の変」あらすじと相関図 幻影演出の狙いと次回第28話は7/19放送

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NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」第27話「本能寺の変」が7月12日に放送され、世帯平均視聴率は11.3%だった。小栗旬(43)演じる織田信長が壮絶な自刃を遂げ、炎の中で見せた幻影演出がネットで大きな話題を呼んだ。次回第28話「急げ!秀吉」は7月19日放送予定。
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炎に消えた信長──11.3%の前半クライマックス
7月12日放送のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜夜8時)第27話「本能寺の変」は、世帯平均視聴率11.3%を記録した(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。
天正10年(1582年)6月2日、戦国最大のミステリーと呼ばれる「本能寺の変」を描いた回だ。仲野太賀(33)主演の本作が65作目の大河として放送を続ける中、前半戦最大のクライマックスを迎えた。
信長役の小栗旬にとって大河出演は節目となる10回目。「本当に一本筋の通った信長像を築くことができた」と同局を通じてコメントしており、その集大成となる壮絶な退場シーンが視聴者の心をつかんだ。
あらすじ──毒が発覚し、信長は逆上する
物語は備中の戦場から始まる。毛利攻めの総仕上げのため羽柴秀吉(池松壮亮)は弟・小一郎(仲野太賀)に「信長様を連れてきてほしい」と頼み、小一郎は遠路安土城へ向かった。
一方の安土城では、信長(小栗旬)が徳川家康(松下洸平)を接待中。食事に毒が盛られていたことが発覚し、饗応役の明智光秀(要潤)が首謀者をかばっていると察した信長は激怒する。
そして信長の甥・織田信澄(緒形敦)が変事に深く絡む斬新な展開が描かれた。信澄は光秀に、信長への積年の思いを打ち明ける。光秀は驚愕しつつも表沙汰にしないことを決め、やがて謀反へと踏み切る。
夜の本能寺。炎に囲まれた信長は、光秀の幻影と対峙した。「おまえじゃない」──脚本にはなかったこの台詞を小栗が言わせてほしいと申し出た、と本人が明かしている。秀吉であれば喜んで死を受け入れた。しかし現れたのは光秀だった。
信長の前に今度は弟・織田信勝(中沢元紀)の幻影が現れ、「我らの一生、ろくなものではござりませんでしたな」と語りかける。信長はフッと笑い、脳裏には羽柴兄弟の姿を浮かべながら「是非もなし」と呟き、自刃した。壮絶な最期だった。
相関図──第27話の主な人物関係
| 人物 | 役者 | 関係 |
|---|---|---|
| 豊臣秀長(小一郎) | 仲野太賀(33) | 主人公・秀吉の弟 |
| 羽柴秀吉 | 池松壮亮 | 小一郎の兄・天下人 |
| 織田信長 | 小栗旬(43) | 信孝の父・天下人 |
| 明智光秀 | 要潤 | 信長の重臣・謀反を起こす |
| 徳川家康 | 松下洸平 | 安土城で接待を受ける |
| 織田信澄 | 緒形敦 | 信長の甥・変事に関与 |
| 斎藤利三 | 内藤剛志 | 光秀の右腕・今回初登場 |
| 織田信孝 | 結木滉星 | 信長の三男・四国攻めを命じられる |
| 織田信勝(幻影) | 中沢元紀 | 信長の弟・信長の死際に現れる |
| 浅井長政(幻影) | 中島歩 | 信長の義弟・炎の中で現れる |
| 森乱 | 市川團子 | 信長の小姓・最後の命を受ける |
今回初登場となった斎藤利三(内藤剛志)は明智家の家老で、光秀から絶大な信頼を置かれる右腕的存在だ。「本能寺の変」と続く「山崎の戦い」でも先陣で活躍する。
幻影演出の狙い──「本火」ナイトロケとワイヤーアクションの裏側
今回を担当したチーフ演出・渡邊良雄監督が、演出の意図を明かした。
「本火(本物の火)が映像や芝居にもたらす力は、やはり大きい」──監督はそう語り、第8話「墨俣一夜城」での経験をベースに、本能寺の変でも同じ手法を採用したと説明した。ロケ地は時代劇のオープンセットが建ち並ぶ「ワープステーション江戸」(茨城県つくばみらい市)。屋根のない造りで本火を使い、ドローンによる俯瞰ショットも駆使した。
未明に起きた変を撮るためナイトロケとなり、信長が光秀の幻影と対峙してから自刃に至るラスト約7分がこのロケで収録された。「ブロックごとに本番前に全て確認し、本番だけ火をつけて撮影。ほぼ一発OKだった」と監督は振り返った。
信長の飛び蹴り→光秀が吹っ飛ぶシーンにはワイヤーアクションを用い、「異色の演出」としてSNSでも話題を呼ぶ。大河の「本能寺の変」でオープンセットロケを行うのは近年では異例で、小栗自身も「本火に囲まれているので、画の迫力が全く違う」と手応えを語った。
幻影として登場した人物は信勝、義弟・浅井長政(中島歩)、そして名もなき民たちだ。渡邊監督は「信長もやはり人間。恐怖政治の限界、信長という人間を演じ続けることの限界。それが”疲れたわ”という言葉に表れた」と解説する。炎の中で豊臣兄弟の姿が脳裏によみがえる演出は、本作の主題である”兄弟の絆”をクライマックスに凝縮した仕掛けだった。
なぜ「おまえじゃない」という台詞が生まれたのか。小栗は「本作の信長は、もし討ちに来たのが秀吉だったなら、むしろ喜んで死を受け入れた。それなのに、あの気難しい光秀が来たことが、どうしても許せなかった」と語り、アドリブを申し出た経緯を明かした。
ネットの反応──「小栗信長ロス」と”まさかの幻影”再登場
放送後のSNSには「来週から何をモチベーションにしたらいいのか。早速、小栗信長ロス」「圧巻の小栗旬劇場」「”是非もなし”の新解釈」といった声が相次いだ。
幻影として長政(中島歩)が再登場したシーンは「まさかの長政さまの登場」「久々の長政大歓喜」「長政が出てきた時、鳥肌立ちました!」と反響を集めた。第26話で豊臣兄弟が信澄の助命に動いたことが「変の一因になったのか」という考察合戦も白熱している。
次回第28話「急げ!秀吉」──7月19日放送、中国大返しが始まる
第28話は7月19日(日)放送。タイトルは「急げ!秀吉」で、羽柴秀吉の「中国大返し」が描かれる。
信長を討った光秀(要潤)は小一郎(仲野太賀)を捕らえるよう、家臣・斎藤利三(内藤剛志)に指示する。京に潜む小一郎は備中の秀吉と家族のいる長浜へ急報を送り、畿内周辺の諸将が明智方につかないよう足止めも図る。
事態を知った家康(松下洸平)と柴田勝家(山口馬木也)もそれぞれの思惑で動く中、秀吉はなおも信長の生存を信じ、毛利との和睦を急ぐ。「中国大返し」の幕開けと共に、ドラマは後半戦へ突入する。
放送はNHK総合・日曜夜8時から。NHK BSは同日夕方6時から、BSP4Kは正午12時15分からも放送される。
[文/構成 by たかなし もか]





































































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