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サッカー日本代表、ウルグアイ戦などのメンバー31人発表 松木玖生ら4人が初招集

サッカー日本代表、ウルグアイ戦などのメンバー31人発表 松木玖生ら4人が初招集

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日本サッカー協会が9月17日、9月下旬から10月上旬の国際親善試合4試合に臨む日本代表31人を発表した。松木玖生、谷村海那、中野就斗、齋藤俊輔の4人が初招集となる。北中米ワールドカップをベスト32で終えたチームは、9月24日のウルグアイ戦から12日間で4試合を戦う。

W杯後初の招集、31人の顔ぶれ

日本サッカー協会(JFA)は9月17日、キリンチャレンジカップ2026とキリンカップサッカー2026に臨むSAMURAI BLUE(日本代表)のメンバー31人を発表した。森保一監督が率いるチームにとって、6月から7月にかけてカナダ・メキシコ・アメリカで行われたFIFAワールドカップ2026以来の活動になる。

初招集は4人。松木玖生(サウサンプトンFC/イングランド)、谷村海那(横浜F・マリノス)、中野就斗(サンフレッチェ広島)、齋藤俊輔(KVCウェステルロー/ベルギー)が、初めてA代表のリストに名前を並べた。

JFAの発表はポジションをGK、DF、MF/FWの3つに分けている。31人の内訳は次の通り(*が初招集)。

ポジション選手所属
GK早川友基鹿島アントラーズ
GK小久保玲央ブライアンシントトロイデンVV/ベルギー
GK鈴木彩艶アストン・ビラ/イングランド
DF板倉滉ボルシア・メンヘングラートバッハ/ドイツ
DF渡辺剛フェイエノールト/オランダ
DF冨安健洋クリスタル・パレス/イングランド
DF安藤智哉FCザンクトパウリ/ドイツ
DF伊藤洋輝バイエルン・ミュンヘン/ドイツ
DF瀬古歩夢ル・アーヴルAC/フランス
DF鈴木淳之介FCコペンハーゲン/デンマーク
MF/FW伊東純也KRCゲンク/ベルギー
MF/FW鎌田大地クリスタル・パレス/イングランド
MF/FW相馬勇紀FC町田ゼルビア
MF/FW前田大然イプスウィッチ・タウン/イングランド
MF/FW谷村海那*横浜F・マリノス
MF/FW堂安律アイントラハト・フランクフルト/ドイツ
MF/FW上田綺世LOSCリール/フランス
MF/FW田中碧リーズ・ユナイテッド/イングランド
MF/FW中野就斗*サンフレッチェ広島
MF/FW中村敬斗オリンピック・リヨン/フランス
MF/FW佐野海舟マインツ05/ドイツ
MF/FW熊坂光希柏レイソル
MF/FW久保建英レアル・ソシエダ/スペイン
MF/FW鈴木唯人SCフライブルク/ドイツ
MF/FW田中聡シャルケ04/ドイツ
MF/FW松木玖生*サウサンプトンFC/イングランド
MF/FW佐野航大PSVアイントホーフェン/オランダ
MF/FW塩貝健人VfLヴォルフスブルク/ドイツ
MF/FW齋藤俊輔*KVCウェステルロー/ベルギー
MF/FW後藤啓介SCフライブルク/ドイツ
MF/FW佐藤龍之介バレンシアCF/スペイン

国内クラブ所属は早川、相馬、谷村、中野、熊坂の5人で、残る26人は海外クラブでプレーする。スタッフは森保監督以下、名波浩、齊藤俊秀、中村俊輔、前田遼一、長谷部誠の5コーチが並び、監督とコーチの顔ぶれはワールドカップから変わっていない。ただし役割は入れ替わり、長谷部が守備を統括し、前田が担っていた攻撃のセットプレーを中村が引き継ぐ。

初招集の4人、それぞれの道のり

松木玖生(23)は北海道室蘭市の出身。青森山田高から2022年にFC東京へ加入し、ルーキーイヤーから先発に定着した。2024年7月にサウサンプトンFCへ完全移籍が決まり、労働ビザの都合で最初のシーズンはトルコ1部ギョズテペでプレーした。今はイングランド2部チャンピオンシップが主戦場だ。世代別代表の常連として育った23歳が、ようやくA代表の扉を開いた。

森保監督は発表会見で、右ウイングでの出場が多い一方で前線のどこでもボランチでもこなせる点、攻守にハードワークしながら局面で競り勝てる点を挙げた。2列目から飛び出してゴールを決められることと、チームを鼓舞する強いメンタリティーも評価している。

関連記事:松木玖生のプレミア昇格の夢、スパイ行為で急転直下「木の後ろから撮影」異例の除外処分

谷村海那(28)の道のりはさらに遠回りだった。岩手県出身の183cmは花巻東高、国士舘大を経て、2020年に当時JFLのいわきFCへ加入する。JFL、J3、J2とチームの昇格に合わせてカテゴリーを一つずつ上げ、2025年夏に横浜F・マリノスへ移った。クラブが9月17日付で公表した記録では、J1通算22試合12得点、J2通算101試合33得点、J3通算29試合6得点。今季の明治安田J1リーグは7試合を終えて6得点を決め、得点ランキング2位につける。日本人ではトップタイの数字だ。

森保監督は、ワールドカップメンバーだったFW小川航基を外して谷村を呼んだ理由をこう説明した。「呼べるのであれば(小川)航基も呼びたかったなと思います。ただ、マネジメントというところで、4試合どうやって選手をローテーションさせていくかというところは決めていないですが、今Jリーグの中で一番点を取っている、結果を出している選手ということで見させてもらいたいというところもありました」

中野就斗(26)は東京都出身。桐生第一高から桐蔭横浜大に進み、2022年に特別指定選手としてサンフレッチェ広島でプレーを始め、翌2023年にプロA契約を結んだ。本職はセンターバックだが、右ウイングバックへ移ってから出番を伸ばし、今季のJ1では2得点1アシストを記録する。コーナーキックのような弾道で味方に届くロングスローも持ち味だ。広島は9月28日にベネズエラ戦が組まれたエディオンピースウイング広島を本拠地とする。初招集の26歳は、見慣れたピッチで代表デビューの機会をうかがう。

齋藤俊輔(21)は神奈川県出身の173cm。横浜F・マリノスの下部組織から桐光学園高に進み、2024年に水戸ホーリーホックへ加入した。2年目の2025年はJ2で27試合8得点。クラブのJ1昇格に力を貸し、2026年1月にKVCウェステルローへ完全移籍した。左ウイングで開幕から先発を続ける今季は、ベルギー1部で6試合3得点。9月5日のメヘレン戦では2得点を決めている。ロサンゼルス五輪世代が中心のアジア競技大会メンバーからは外れていたが、そこからA代表へ飛んだ。森保監督は「まず武器を持っているのが非常に素晴らしいこと」と話し、守備面の上積みを求めた。

W杯の26人から20人が残留、6人が外れた

5月15日にワールドカップメンバーとして発表された26人のうち、今回も名前があるのは20人。GKは早川と鈴木彩艶、DFは板倉、渡辺、冨安、伊藤、瀬古、鈴木淳之介の6人、MF/FWは伊東、鎌田、前田、堂安、上田、田中碧、中村、佐野海舟、久保、鈴木唯人、塩貝、後藤の12人が残った。

今回いないのは大迫敬介、長友佑都、谷口彰悟、菅原由勢、遠藤航、小川航基の6人。このうち遠藤は、負傷でワールドカップを欠場することが決まった6月11日に、自身のSNSで日本代表からの引退を表明している。その代役として6月12日に選手変更で登録された町野修斗も、今回のリストにはない。大迫、長友、谷口、菅原の4人について、JFAは選外の理由を発表していない。負傷でワールドカップメンバーから外れた三笘薫と南野拓実も、今回のリストには入っていない。

小川航基を外して谷村海那を呼んだことについて、森保監督は「単純に2人を入れ替えたというところではないです」と前置きしたうえで説明した。「可能性のある選手、力を見せてくれる選手たちを招集させてもらいながら、次のシンガポールでの戦い(11月)であったり、最終的にはアジアカップの戦いで、どうベストを作れるかというところで選手を見せてもらう中で、ワールドカップからすれば入れ替えている選手ということは、今回の選手選考ではあること」

残った20人も、5月のワールドカップメンバー発表時点と所属クラブが変わった選手が目立つ。鈴木彩艶はパルマ・カルチョからアストン・ビラへ、冨安健洋と板倉滉はアヤックスからそれぞれクリスタル・パレス、ボルシア・メンヘングラートバッハへ。上田綺世はフェイエノールトからLOSCリール、中村敬斗はスタッド・ランスからオリンピック・リヨン、前田大然はセルティックからイプスウィッチ・タウン、後藤啓介はシントトロイデンVVからSCフライブルクに移った。夏の移籍市場を挟んで、代表の海外組の地図は書き換わっている。

日本はワールドカップでオランダと2-2、チュニジアに4-0、スウェーデンと1-1でグループステージを抜け、ラウンド32でブラジルに1-2で敗れた。大会後の7月20日付のFIFAランキング更新では17位に上がり、アジア勢の先頭に立つ。

関連記事:FIFAランキング、W杯後の更新で日本は17位に上昇 スペインが1位、ノルウェーは12ランクアップ

12日間で4試合、宮城から東京へ

今年からFIFAの国際試合カレンダーが変わり、これまで9月、10月、11月と3カ月に分かれていた活動期間のうち、9月と10月が一つにまとまった。日本の9月24日から10月5日までの日程は、その影響を受けている。

初戦は9月24日午後7時5分、宮城のキューアンドエースタジアムみやぎでウルグアイ代表と。9月28日午後7時25分にはエディオンピースウイング広島でベネズエラ代表と対戦する。ここまでがキリンチャレンジカップ2026だ。

続く10月1日午後7時10分、横浜国際総合競技場でエクアドル代表と戦うところからキリンカップサッカー2026が始まる。最終戦は10月5日午後7時30分、国立競技場。キリンカップサッカー2026は4カ国のノックアウト方式で、10月1日には同じ横浜国際総合競技場でパナマ代表対ニュージーランド代表も行われる。日本はエクアドル戦に勝てばその勝者と、敗れれば敗者と国立競技場で対戦する。

チームは9月21日午後4時30分に高円宮記念JFA夢フィールド(千葉)、9月25日同時刻にホットスタッフフィールド広島でトレーニングを一般公開する予定だ。いずれも選出された全選手が参加するとは限らず、天候やコンディションで急きょ変更する場合があるとJFAは断っている。

チケットは動きが早い。9月28日のベネズエラ戦はJFAが9月17日に完売を発表し、当日券の販売はないと明記した。テレビ放送では、9月24日のウルグアイ戦がフジテレビ系列の全国生中継とTVerのライブ配信で伝えられる。

アジアカップ開幕まで4カ月を切った

森保監督の任期は2027年1月7日にサウジアラビアで開幕するAFCアジアカップまで。9月から10月の4試合、11月のシンガポールでの活動を合わせても、本番までに使える時間は限られる。31人という多めの招集も、4試合を戦い抜くためのローテーションと、候補を広げる作業を両立させる狙いがある。

選考の考え方について、森保監督はこうも語った。「これは今回だけでなく、できるだけ日本サッカーの幅を広げながら、土台を広げながら、最終的にはその時の最高・最強の頂点を作っていくということでこれまでも活動してきた中で、選ばれなかった選手にとっては悔しくてストレスが溜まるようなことをしてしまっているかもしれませんが、日本サッカー全体のことを考えれば、これはやっていかなければいけないということで判断させてもらっています」

28歳でJFLから代表まで上り詰めた谷村、26歳でポジションを変えて評価を高めた中野、21歳でベルギーの主力になった齋藤、23歳でイングランド2部に身を置く松木。4人の経歴はそれぞれ違う。宮城から始まる12日間が、その4人にとって最初の試験になる。

[文/構成 by スポーツライター ミカ]

寄稿者

Mika
元ブロガーで日本代表戦や海外サッカーのニュースを中心に、スポーツ・エンタメ分野の記事を執筆してきたWEBライター。これまで執筆した記事は2,000本以上。試合日程や結果、選手のプロフィール、移籍情報、国際大会の仕組みなど、日本代表や欧州リーグに関する記事を長く執筆しており、所属クラブが頻繁に変わる選手、複雑な大会方式、海外との時差がある試合日程などを、初めて読む人にも伝わる形へまとめることを得意としている。主な執筆分野は、日本代表、Jリーグ、海外リーグ、チャンピオンズリーグ、ワールドカップ、海外移籍。

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