箱根『金乃竹 仙石原』に泊まってきた!全9室の露天風呂付き隠れ宿は、チェックインも食事もお部屋で完結でした

📷写真・📝レビュー提供:やままる
取材・編集:MEDIA DOGS 編集部/ © 2026 MEDIA DOGS
温泉宿でゆっくりしたいのに、チェックインで並んで、大浴場の時間を気にして、食事のたびに食事処まで移動して……と、意外とやることが多い。そんな経験、ありませんか。
今回は、箱根・仙石原にある温泉旅館「金乃竹 仙石原」に1泊してきました。客室は全部で9室だけ、そのすべてに露天風呂が付いた温泉旅館です。
宿に着いてから翌朝出発するまで、ほかの宿泊客とほとんど顔を合わせないまま終わった1泊でした。チェックインもお部屋、夕食も朝食もお部屋。館内を移動したのは、夜にバーへ行った20分だけです。
この記事では、到着からチェックアウトまでの流れと、館内で過ごせる場所を写真多めでレポートします。
訪れたのは6月下旬の平日。宿から一歩も出ない1泊でしたが、それ自体が目的になるくらい満足度の高い滞在でした。これから泊まるか悩まれている方は、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
竹に囲まれた全9室の隠れ宿 金乃竹 仙石原はどんな宿?
金乃竹 仙石原は、箱根・仙石原にある温泉旅館です。客室は9室だけで、そのすべてに源泉かけ流しの露天風呂が付いています。
目印は道路沿いに立つ木枠の看板。周りは一面の竹林で、車を降りた時点でもう宿の世界に入っています。

宿のテーマは竹取物語。お湯は大涌谷から引いた白濁湯で、泉質は酸性-カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉です。公式サイトによると源泉の温度は60.6℃で、浴槽では41〜42℃に調整されているとのこと。
静けさに振り切った造りで、滞在中に館内で騒がしさを感じる場面は一度もありませんでした。
駐車場から客室まで一直線 フロントに立ち寄らないチェックイン
駐車場では無料で広く取られております。
ここで荷物をスタッフさんに預けたら、そのまま黒塀の門へ。木札に「金乃竹」と彫られた門をくぐると、竹と苔に囲まれた小道が始まります。


水車が回っていて、水の音と、風が森を抜ける音が静かに聞こえます。

小道を進んだ先が玄関への入り口です。

靴を脱いで上がると、目の前に大きな水盤があります。竹を並べた壁が水面に映り込む造り。その先には、腰を下ろせる畳の空間も続いていました。


玄関脇には、箱根寄木細工や扇子が並ぶ小さな物販コーナーもあります。

ここまで来ても、フロントに立って手続きをする場面は来ません。この宿はチェックインそのものが客室の中で完結します。荷物と一緒にそのまま部屋まで案内され、腰を落ち着けてから手続きをする流れでした。
ウェルカムドリンクは種類がすごい お部屋でメニューから選ぶ
部屋に入ると、まずウェルカムドリンクとウェルカムスイーツのメニューを見せてもらえます。その場で選んで注文する形式です。
私たちが伺った時のドリンクは小田原・曽我の梅を使った梅サワーと梅ソーダの限定2種に加えて、コーヒー、紅茶、ハーブティー、ジュース類、さらに生ビールやシャンパン、ウイスキーまで。スイーツは巨峰大福、水羊羹、チーズスフレの3種から1つ選べました。


ウェルカムドリンクといえば1〜2種類から選ぶ宿が多いので、このボリュームにはちょっと驚きました。
私が頼んだのは梅ソーダと巨峰大福。梅ソーダは梅干しがまるごと沈んでいて、甘さより酸味が立った味がとっても美味しいのです。

大福は切ると、中から巨峰がまるごと出てきました。求肥は皮というより、巨峰を包んだ薄い膜くらいの厚み。

同行者は生ビールと水羊羹を注文。ひとくちもらったところ、こちらも甘さ控えめでした。本人いわく「甘すぎなくておいしい」とのこと。

ちなみに、客室の冷蔵庫に入っているドリンクはすべて無料と説明を受けました。
泊まったのは地下の「煌」 温泉は好きなタイミングで何度でも
9つの客室には、姫・風・光・響・煌・帝・空・宵・雫と、それぞれ名前が付いています。館内の案内板を見ると、2階・1階・地下に分かれた配置でした。

今回泊まったのは、地下にある「煌(KIRAMEKI)」。ベッドのある部屋と食事用のスペースが分かれた造りで、ベッドに寝そべると窓の外に庭と木々が見えます。
滞在した日はあいにくの雨。それでも雨に濡れた緑は、これはこれで風情がありました。ふだんはスマホを触ってばかりの2人が、この日はあまり触らずに話していたくらいです。
そして何よりよかったのが、客室の露天風呂。到着後すぐ、夕食前、夕食後、バーから戻ったあとと、1泊のあいだに何度も入りました。大浴場のように時間や混み具合を気にせず、思い立ったときに入れるのが本当に楽です。
一方で、自然との距離もかなり近いです。露天風呂の扉を開けっぱなしにしていたら、なめくじがお風呂場まで入ってきました。庭ではモリアオガエルの卵も見かけています。
お部屋そのもの(広さや造り、客室露天風呂の様子)は、写真を多めにして別の記事にまとめていますので、よければご覧になってみてくださいね。
【金乃竹の客室「煌」についての宿泊記】
【箱根・仙石原】金乃竹の客室「煌」に宿泊!95㎡フラットタイプの源泉掛け流し露天風呂と竹づくしの空間をレポ
同じ箱根で、客室の露天風呂を使いながら宿にこもって過ごしたい方には、以前泊まった「ふふ箱根」も選択肢になります。こちらも客室に温泉が付いたタイプで、金乃竹とはまた違うラグジュアリーホテルの滞在なので、あわせてご覧になってみてくださいね。
【ふふ箱根の客室風呂についての宿泊記】
【宿泊記】ふふ箱根の客室風呂が最高すぎた!快適すぎる「コンフォートスイート」を徹底解説
夕食も朝食もお部屋 食べ終わってそのままベッドでゴロゴロが可能
金乃竹 仙石原は、夕食も朝食も客室で提供されます。食事処まで移動しなくていいので、部屋着のまま食べて、そのままくつろげる流れです。
夕食は18時から。京懐石のコースが一品ずつ運ばれてきて、終わったのは20時半ごろでした。2時間半かけてゆっくり食べた計算になります。品数は多いのに、動けなくなるほど苦しくはならない配分でした。
この日は誕生日だったので、コースの最後に誕生日ケーキも登場。食べきれない分は4等分にして、一部をその場で、残りを翌朝に出してくれるという提案までしてくれました。いつもホテルで誕生日のケーキをお願いすると食べきれなくてもったいないことになることが多いのですが、このサービスには感動。初めての体験でした。
京懐石のコースは一品ずつ内容が変わっていくので、何がどんな順で出てきたのかは別の記事にまとめています。よければのぞいてみてくださいね。
【金乃竹の夕食についての体験レポ】
箱根『金乃竹 仙石原』の夕食は部屋食の京懐石12品!泡の塩と鮎の骨抜き体験を写真付きでレポ
朝食は8時35分から、同じスペースで。金目鯛の塩焼き、焼き海苔、冷奴、温泉卵、茹で野菜、味噌汁と、朝から品数がしっかりあります。前の晩に残したケーキも、約束どおり運ばれてきました。
朝食も一品ずつの中身を別の記事にまとめていますので、あわせてご覧になってみてくださいね。
【金乃竹の朝食についての体験レポ】
箱根『金乃竹 仙石原』の朝食は全部お部屋で!金目鯛の干物と釜炊き「つや姫」でご飯がすすむ和朝食を体験レポ
食後に部屋を移らなくていいので、夕食のあとは21時40分ごろまでベッドでごろごろ。レストランからの帰り道がないだけで、こんなに楽になるのかと思いました。
夜はBar Bambooへ 竹林と水盤を眺める席がいろいろ
館内で客室以外に行ける場所が、地下のバーラウンジ「Bar Bamboo」です。営業は20時から24時まで、ラストオーダーは23時30分。
夕食の担当スタッフさんに尋ねたところ、カウンターだけでなくソファ席、テラス席、少し離れた席もあって、ラウンジのように使えると教えてもらいました。それなら覗いてみたい。22時ごろ、部屋を出ました。

バーの入口には「喫煙目的室」の表示が出ていました。20歳未満は立ち入れない旨も書かれています。カウンターの奥には酒瓶がずらり。その先は屋外のテラスにつながっています。

中に入ると、カウンターのほかにソファ席が点在していて、奥にはワインセラーもありました。照明はかなり絞ってあります。

いちばん驚いたのがテラス席でした。竹林と水盤がライトアップされていて、足元には赤い下駄が並んでいます。水盤には竹がそのまま映り込んでいて、写真では上下がひっくり返って見えるほど。


デッキに置かれた椅子は、背もたれを倒して寝そべる形。座ってしまうと、しばらく立ち上がる気になりません。

夜の景色はかなりゆったりしていて、景色を満喫。正直あまり期待せずにバーにお伺いしたのですが、かなり満足な滞在になりました。






























































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