MEDIA DOGS

台風13号、沖縄本島地方は7日ごろに暴風域へ入る見込み 飛行機の欠航情報と備えを整理する

台風13号、沖縄本島地方は7日ごろに暴風域へ入る見込み 飛行機の欠航情報と備えを整理する

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

大型で強い台風13号(ドルフィン)が沖縄へ近づく。沖縄本島地方が暴風域に入るのは7日午前の見込みで、予想される最大瞬間風速は60メートル。日本航空グループと全日空は7日の県内発着全便の欠航を決めた。6日から9日にかけて計602便が欠航し、およそ8万6400人に影響が出る。

7日午前に本島が暴風域 瞬間風速60メートル予想

気象庁によると、台風13号は6日午前0時現在、日本の南の北緯25.9度、東経135.7度を時速20キロで西へ進む。中心気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートル。中心から半径220キロが暴風域で、強風域は北側700キロ、南側560キロにおよぶ。大型で強い勢力だ。

沖縄気象台は、大東島地方が6日午前中に、沖縄本島地方が7日午前に、久米島が7日午後に暴風域へ入ると予想する。最接近はそれぞれ、大東島地方が6日夜遅く、沖縄本島が7日昼過ぎから夕方、久米島が7日夜。気象庁が出す5日間の暴風域に入る確率は、5日午後9時の解析で大東島地方、沖縄本島の全地域、久米島のいずれも100%に達した。

暴風警報も段階を追って出される。大東島地方には6日午前2時5分、暴風警報が発表された。沖縄本島地方への発表は6日夜のはじめごろ、久米島は7日未明から明け方にかけての見込み。

動きが遅く、暴風が3日近く居座る恐れ

気象庁の進路予報では、6日正午に南大東島の東約220キロ、7日午前0時には南大東島の北北西約90キロへ達する。7日午後9時の予想位置は那覇市の北西約80キロ。本島のすぐそばを通る計算になる。

問題は速度だ。西へ時速20キロで進んできた台風は、本島に最も近づいたあとの7日夜以降に速度を落とし、8日夜には時速10キロ、9日には気象庁が「ゆっくり」と表す速さまで鈍る。半径220キロの暴風域はその間も縮まらず、進路のぶれを織り込んで気象庁が示す警戒範囲は7日に半径320キロ、8日には370キロまで広がる。狭い範囲を速く抜けるのではなく、大きな暴風域が低速で覆いかぶさる。沖縄気象台は、大東島地方で6日から7日にかけて、沖縄本島地方では7日から9日ごろにかけて暴風が続くとみる。

それでも勢力は大きく衰えない。進路にあたる海域は海面水温が高く、沖縄本島に最も近づく7日から8日にかけても、中心付近の最大風速40メートルの強い勢力を保つ見込みだ。

雨量も多い。気象庁が5日午後11時に出した沖縄地方気象解説情報によると、予想される24時間雨量は多いところで、6日午前0時からの24時間が大東島地方150ミリ、沖縄本島地方50ミリ。7日午前0時からの24時間では沖縄本島地方が200ミリに増え、7日から8日は警報級の大雨となる。8日午前0時からの24時間も沖縄本島地方で150ミリを見込む。海上はすでに荒れ始めた。大東島地方の近海では5日のうちに波の高さが9メートルに達し、気象庁は「猛烈にしけている」と表す。高潮への警戒も要る。

7日は県内発着が全便欠航 6〜9日で計602便

日本航空(JAL)グループと全日空(ANA)は、7日に沖縄県内を発着する全便の欠航を決めた。6日から9日にかけては、JALグループの205便、ANAの246便を含む計602便が欠航し、およそ8万6400人に影響が出る見通し。那覇のほか、宮古、石垣の各空港を発着する便が中心となる。

ANAは4日の時点で、6日4便、7日120便、8日100便の計224便の欠航を決めていた。そこから対象が9日まで延び、便数は246便まで積み上がる。JALグループも5日午前には、沖縄や鹿児島などを発着する6日分の76便を発表しており、9日までの合計が205便に膨らんだ。

航空券には特別対応が入る。ANAは8月6日正午から8日までに沖縄/那覇・宮古・石垣を発着する便を対象に、実際の運航状況にかかわらず手数料なしで搭乗便の変更と払い戻しに応じると発表した。JALグループも同様の対応をとり、沖縄/那覇・久米島は6日午後から8日、宮古・多良間・石垣・与那国は7日から8日が対象となる。欠航がまだ決まっていない便でも、日程をずらす判断ができる。

海の便も止まる。6日は先島の航路を中心に、少なくとも92便の欠航が決まった。

玉城知事「命を守る行動」 停電と熱中症への備え

沖縄県が災害対策本部会議を開いたのは5日午後。出張中のためオンラインで加わった玉城デニー知事は、台風が沖縄本島に近づくころには動きが遅くなり、影響が長引く恐れがあると指摘したうえで、「命を守る行動」を最優先にするよう県民へ呼びかけた。

知事が挙げた備えは4点。食料と飲料を前もって確保すること、浸水したら2階以上へ移ること、停電したら塩分と水分をこまめに取って熱中症を防ぐこと、涼しい服装で過ごすこと。真夏の停電ではエアコンが止まり、暑さ対策がそのまま台風対策になる。

沖縄気象台は、大東島地方と沖縄本島地方で一部の住宅が倒壊する恐れもある猛烈な風が吹く見込みだとして、早めの台風対策を呼びかけている。同気象台は、本島の風は6日未明から強まり、次第に非常に強い風になるとみている。屋外に置いた飛ばされやすいものの片付けは、6日の早い時間帯までに終えておきたい。

イベントへの影響も広がる。6日から9日に予定していた防災と健康をテーマにした体験イベント、高校生向けの医療職体験、那覇市の市民公開講座「宇宙の誕生と進化」、南風原町兼城の綱引きなどが相次いで中止となった。

9日以降は進路が読みにくくなる

台風は8日午後9時に東シナ海へ抜け、中心気圧950ヘクトパスカル、最大風速40メートルの強い勢力を保つ。9日午後9時の予想は960ヘクトパスカル。ゆっくりとした速さで西北西へ向かう。

その先が読みにくい。10日午後9時の予想位置は華中で、中心付近の最大風速は23メートルまで落ちる。ただ予報円は9日午後9時の半径185キロから、10日午後9時には280キロへ広がる見込みだ。東シナ海をどこまで西へ進むのか、どこで北へ向きを変えるのかは、まだ絞り込めない。

沖縄にとっての山場は7日から8日にかけて。暴風域を抜けたあとも、うねりを伴う高波と大雨は残る。旅行や帰省で沖縄を出入りする予定がある人は、各航空会社と船会社の運航情報を出発直前まで確かめておきたい。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

寄稿者

MEDIA DOGS 編集部
メディアドッグス株式会社のMEDIA DOGS 編集部チーム。インターネットマーケティングに約10年携わるメンバーで編成し、企画・取材・執筆から公開後の改善まで一貫して担当。「出会いを、設計する。」のもと、人と企業が正しく出会える場をつくるために、一次情報の確認とファクトチェックを徹底。情報をわかりやすく誠実に届け、読者の疑問を解決します。

コメントはこちら

*
*
* (公開されません)

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ライフハック/実用

More

グルメ

More

エンタメ

More

社会/ニュース

More

旅行/スポット

More

ファッション/ビューティー

More
Return Top