鬼平犯科帳、最新作『本所の銕』が10月10日に時代劇専門チャンネルで独占初放送 『密告』は今冬

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
「鬼平犯科帳」シリーズの最新作2本の放送・配信日が決定した。市川染五郎が主演する第8弾『鬼平犯科帳 本所の銕』は10月10日(土)、時代劇専門チャンネルとその配信サービス「時代劇専門チャンネルNET」で独占初放送・独占配信される。松本幸四郎が主演する第9弾『鬼平犯科帳 密告』は今冬の放送・配信を予定している。
↓ 詳細が気になる方は、このまま下へ ↓
若き日の平蔵を演じる染五郎、放蕩無頼な青春時代を描く
『本所の銕』では、市川染五郎が若き日の長谷川平蔵・長谷川銕三郎を演じる。博打と酒に溺れ「本所の銕」と呼ばれた放蕩無頼な青春時代が舞台で、本所の悪御家人・横山小平次(駒木根葵汰)が銕三郎に接触し、相手にされないと分かるとその後を執拗に付け回し、やがて周囲の人間にまで手を伸ばしていく物語だという。共演は尾美としのり、中島瑠菜、阿佐辰美、山田真歩、山口馬木也ら。時代劇専門チャンネルでは10月10日午後1時、午後7時ほかに放送され、時代劇専門チャンネルNETでも同日午後1時から配信が始まる。本編放送後には、5月開催の第2回「鬼平犯科帳祭」で公開収録されたアフタートーク番組も独占放送される(NETでの配信はなし)。アフタートークには市川染五郎、中島瑠菜、阿佐辰美、駒木根葵汰が出演し、フジテレビアナウンサーの佐野瑞樹が聞き手を務める。あわせて解禁されたメインビジュアルは、銕三郎と平蔵それぞれの背後に映る影とキャッチコピーによって、前後編として過去と現在が繋がる2作品の構造を想起させるデザインとなっている。
『本所の銕』は、原作の「密告」で描かれた銕三郎時代のエピソードに着想を得たオリジナルストーリーで、物語は京に赴いていた平蔵(松本幸四郎)と旧友・岸井左馬之助(山口馬木也)が青春時代の出来事を思い出す形で幕を開ける。若き日の銕三郎の周囲には、無頼仲間の相模の彦十(尾美としのり)、若き日のおまさ(中島瑠菜)、若き日の岸井左馬之助(阿佐辰美)、父・長谷川宣雄(松尾貴史)らが配される。彦十は『密告』では平蔵の密偵として登場する。
密告がきっかけで明かされる平蔵の過去、幸四郎主演の第9弾
一方の『密告』では、これまでシリーズで長谷川平蔵を演じてきた松本幸四郎が主演する。平蔵の不在中、火付盗賊改方に賊の押し込みを予告する密告状が舞い込む。真偽の定まらないまま筆頭与力・佐嶋忠介(本宮泰風)らが現場へ向かうと、告発のとおり盗賊・伏屋の紋蔵(駒木根葵汰)一味が押し込みの最中で、一味は召し捕られる。取り調べで紋蔵は「自分は平蔵の息子だ」と主張。京から戻った平蔵は紋蔵と対面し、放蕩無頼だった青春時代に情けをかけた町娘・お百(山田真歩)の子だと察する。さらに密告状の書き手もお百とにらむが、そのお百の身に危険が迫っていた――という筋書きだ。駒木根は『本所の銕』の横山小平次と『密告』の伏屋の紋蔵を一人二役で演じており、過去と現在が地続きになった2作品を結ぶ役どころとなっている。
実の親子が演じる平蔵、7月には劇場で先行公開
染五郎は幸四郎の実子にあたる。歌舞伎の名跡としては、2018年に幸四郎の父が二代目松本白鸚を、幸四郎自身が十代目松本幸四郎を、染五郎が八代目市川染五郎をそれぞれ襲名しており、若き日の平蔵を実の息子が、その後の平蔵を実の父が演じる形での映像化となる。幸四郎は7月9日、東京・TOHOシネマズ日比谷で開かれた特別先行上映記念の前夜祭舞台挨拶で、2作について「『本所の銕』で別れ、『密告』で再会する平蔵とお百の歴史、思いの詰まった、非常に深みのある作品となりました」と語っていた。同じ舞台挨拶で染五郎は「今作では前回演じた時よりも時系列としても平蔵に近づいているので、そのグラデーションを見せたいと、”父の『鬼平』”を強く意識し、セリフ回しや歩き方など徹底的に真似して演じました」と、実父の当たり役を意識した役作りを明かしている。
『本所の銕』と『密告』は、7月10日から特別先行版『鬼平犯科帳 本所の銕/密告』としてTOHOシネマズ日比谷ほか全国で期間限定公開されていた。前後編2作をまとめて味わえたのはこの先行上映のみで、10月10日の放送・配信では『本所の銕』が先行するかたちとなる。原作は池波正太郎による時代小説「鬼平犯科帳」シリーズで、累計発行部数3000万部を超えるベストセラーとして知られる。時代劇専門チャンネルを運営する日本映画放送が松本幸四郎を主演に迎えて映像化を続けてきたシリーズで、今回の2作もその最新作にあたる。監督は山下智彦、脚本は大森寿美男、音楽は吉俣良で、制作は松竹、製作・著作は日本映画放送が担当する。山下は中村吉右衛門版「鬼平犯科帳」の一作目(1989年)に助監督として参加し、『鬼平犯科帳 THE FINAL』(2016年)でも監督を務めており、時代劇専門チャンネルは「平成・令和の『鬼平犯科帳』を知り尽くした監督」と紹介している。時代劇専門チャンネルは24時間365日時代劇だけを放送するチャンネルで、視聴可能世帯数は2026年4月末現在で約660万世帯。時代劇専門チャンネルNETでは1000話以上の時代劇が配信されている。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]































































コメントはこちら