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ENHYPEN・NI-KIファンMINAさん、配信中に悲劇か 誹謗中傷の果てに起きたこと「言葉は取り返しがつかない」

ENHYPEN・NI-KIファンMINAさん、配信中に悲劇か 誹謗中傷の果てに起きたこと「言葉は取り返しがつかない」

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K-POPグループENHYPENのファンとして知られた20代の日本人女性が、2026年8月5日早朝、ソウル市内の自宅でTikTokライブ配信中に命を絶った。聯合ニュースが報じた。女性はコンサートでの行動をきっかけにファン同士の批判にさらされていた。SNS上の誹謗中傷と人命をめぐり、議論が広がる。

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ソウルで20代日本人女性が死亡、配信中の悲劇

2026年8月5日午前5時33分ごろ、ソウル市竜山区漢江路洞のマンション型住居「オフィステル」から、「友人がライブ配信中に自殺を試みた」との通報が入った。聯合ニュースによると、駆けつけた警察が現場で20代の日本人女性の死亡を確認した。

女性はTikTokで約8万人のフォロワーを抱えるインフルエンサーで、自宅からTikTokのライブ配信をしていた最中に自ら命を絶ったとされる。その様子はそのまま配信された。通報したのは女性の知人で、X(旧ツイッター)にも警察への通報を呼びかける投稿が相次いだ。

ソウル竜山警察署は犯罪性はないとみて、死亡の経緯を調べている。毎日経済が伝えた。

コンサートの花束、NI-KIの発言、そして誹謗中傷

亡くなった女性は、7人組K-POPグループENHYPEN(エンハイプン)の日本人メンバー・NI-KI(20、本名=西村力)のファンとして、ファンコミュニティの中で広く知られていた。ENHYPEN はHYBE傘下のBELIFT LABに所属する。

経緯は、ENHYPENのアメリカ公演にさかのぼる。女性がメンバーのSUNOO(ソヌ)にひまわりの花束を渡し、NI-KIへ届けてほしいと頼んだとされる場面が、他のファンの撮影で拡散された。ファンの間では「他のメンバーを仲介役にした」「コンサート中に不適切な行動をとった」として批判が起きた。

女性は自身のXアカウントで謝罪文を投稿している。「ENHYPENのfansignに何度も参加していたことで、メンバーとの距離感を勘違いしてしまっていました。アメリカで失礼な行動を取ってしまったことを深く反省しています」と記し、ファン活動を終了する旨を伝えた。

批判が沈静化しなかった背景に、NI-KIのWeverse Live(動画配信)での発言がある。NI-KIは配信のなかで「”自分を知ってほしい”という人が何人かいるんですよ。そしてノッてないし、楽しんでいるように見えない。それが見えるとちょっとテンションが下がる」と語った。特定の個人名は出していなかったが、花束騒動の直後というタイミングから、多くのファンが女性への言及と受け取った。

この発言をきっかけに、コンサートマナーの批判は女性の容姿や経歴にまで及ぶ人格攻撃へ拡大する。女性は亡くなる前、Instagramのストーリーで自身に届いた中傷メッセージのスクリーンショットを公開し、「なんで全く知らない人にこんなことを言われなきゃいけないの」と記していた。

ネット上の反応は二分、問われる「推し活」の距離感

SNS上で話題を取り上げるインフルエンサーの滝沢ガレソ(@tkzwgrs)氏がこの件を投稿し、日本でも瞬く間にXで拡散した。

女性の死を受けて、SNSやコメント欄では反応が割れている。

ガールズちゃんねるに立った聯合ニュース配信の記事のトピックには、投稿から数時間で数百件のコメントがついた。「アイドルと距離が近くなり過ぎも危険だよね。認知されたかったり見返り求めたり。適度な距離感大事だよ」というコメントには、193の賛同がついている。一方で「昔のジャニーズくらいの距離がいいと思うわアイドルって。年1〜2のツアーと普通のCD発売。最近は接触系多すぎて勘違いするよ」には831の賛同がつき、アイドルビジネスのあり方そのものへの疑問も目立った。

NI-KIの発言の是非をめぐっても意見は分かれる。Yahoo!知恵袋には「ニキのライブの発言についてどう思いますか」という質問が複数投稿された。「来てくれたお客さん全員が楽しめるようにしたいっていうニキの言ってることは全くおかしくない」という回答がある一方、質問者は「流石にいちばん大切にするべきファンを悲しませる発言にあまり納得できなかった」と書いている。

香港メディアThe Standardの取材に応じた、K-POPと韓国文化を研究するサイラス・ン氏は「アイドルの発言がファンによって増幅され、特定の個人を標的にしたネット上のさらし行為につながることがある」と指摘した。「適切なガイダンスがなければ、ファンコミュニティはますます有害になりうる」とも述べている。

所属事務所は沈黙、捜査は継続中

8月5日時点で、ENHYPENの所属事務所BELIFT LABからは、この件に関する公式コメントは出ていない。NI-KI本人も沈黙を保っている。

ソウル竜山警察署は引き続き死亡の経緯を調べている。韓国メディア毎日経済によれば、現時点で犯罪の疑いは確認されていない。

ファン同士のマナー批判が人格攻撃へとエスカレートし、一人の命が失われた。コンサートマナーの指摘がどこで一線を越え、取り返しのつかない誹謗中傷に変わるのか。アイドル産業が「接触」を売り物にする以上、この問いは繰り返し突きつけられる。

つらいときや悩みがあるときは、一人で抱え込まず相談してください。いのちの電話(0570-783-556)、よりそいホットライン(0120-279-338)、韓国の場合は自殺予防相談電話(109)で、24時間相談を受けつけている。

[文/構成 by さとう つづり]

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