鎮西バレー部、春高熊本県代表決定戦で城北に3-0 18大会連続39度目の優勝

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春の高校バレー(第79回全日本バレーボール高等学校選手権大会)の熊本県代表決定戦は11月7日、益城町のユナイテッドトヨタキズナアリーナ益城で男子決勝があり、鎮西高等学校が城北高等学校を3-0で下した。18大会連続39度目の優勝で、2027年1月4日に東京体育館で開幕する全国大会へ進む。
決勝は25-14、25-15、25-9のストレート
試合開始は午前10時。立ち上がりから速攻などで着実に得点を重ね、第1セットを25-14で先取した鎮西は、第2セットも8-7と競った場面から主将でエースの一ノ瀬漣のスパイクなどで3連続得点を挙げ、流れを引き寄せた。このセットを25-15で取ると、第3セットは城北を9点に抑えて25-9。1セットも20点台に乗せさせない完勝だった。
城北はコンビバレーが持ち味のチーム。だが鎮西の高いブロックに機動力を封じられ、最後までリズムをつかめなかったという。
勝負を決めたのは、やはり一ノ瀬だった。身長190センチ台の3年生は高さを生かした強烈なスパイクを次々にたたき込み、両チーム最多の25得点を挙げた。
鎮西の県代表決定戦の優勝は、これで18大会続く。大会公式サイトの出場校一覧では、前回の第78回大会で「17年連続38回目」、その前の第77回大会で「16年連続37回目」と記されており、今回の優勝で全国大会は18年連続39回目の出場になる。
ここ数年の県決勝は熊本工業高等学校との顔合わせが続いていた。第77回大会、第78回大会の決勝はいずれも鎮西が熊本工業を3-0で下している。今回はその熊本工業を、城北が準決勝で破った。
39チームの頂点へ、準決勝は開新にストレート勝ち
熊本県代表決定戦は10月31日、山鹿市の菊鹿グリーンパルスなどで開幕し、男子は39チームが出場した。夏の全国高校総体(インターハイ)で準優勝、秋の国民スポーツ大会で4位に入った鎮西は、大会前から優勝候補の大本命に挙げられていた。
11月1日の準決勝では開新高等学校と対戦。ストレート勝ちで決勝へ進んだ。
城北は準決勝で、2年続けて県決勝に進んでいた熊本工業高等学校をストレートで破り、決勝進出を果たした。県高校総体でも2位に入っており、決勝に向けては王者の鎮西を倒すことを目標に掲げていた。
一方の鎮西は、一ノ瀬が準決勝の後、今年1年間は春高で優勝するためにやってきたと話し、決勝も勝たなければならない通過点だと位置づけた。決勝を前にした取材でも、熊本で鎮西として戦う最後の試合になる決勝で、この1年間で最高のプレーを見せたいと話していた。
高校生で唯一の日本代表、一ノ瀬漣の歩み
一ノ瀬は2026年度の男子日本代表に、高校生でただ一人選ばれた。石川祐希や高橋藍らトップ選手と練習を重ね、海外の代表チームとの実戦も経験した。サーブで狙われても自ら拾って攻撃につなげる守備力も持ち味だ。
その一ノ瀬にとって、春高はまだ手の届いていない舞台になる。1年生から注目を集めながら、春高では2年連続で8強止まり。2年生だった2025年度は全国高校総体を制し、国民スポーツ大会でも決勝で東山高等学校(京都)を破って2冠を達成した。学校初の高校3冠をかけて2026年1月の第78回大会に臨んだが、準々決勝でその東山に敗れ、3冠には届かなかった。
一ノ瀬はこの敗戦を振り返り、勝てると思っていても簡単にはいかなかったと悔しさを口にしている。そのうえで、あの負けがあったからこそ多くの刺激を受けて成長できたと話し、自分にとって意味のある敗戦だったと位置づけた。
2026年度の鎮西は、全国高校総体の決勝で清風高等学校(大阪)にフルセットの2-3で敗れて連覇を逃し、国民スポーツ大会も4位。残る全国タイトルは春高だけになった。
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畑野監督の急逝から1年、宮迫監督のもとで迎える春
チームにとって、2025年は大きな節目の年でもあった。1974年から51年間にわたり男子バレーボール部を率いた畑野久雄監督が、2025年11月24日に80歳で死去。後を引き継いだ宮迫竜司監督のもとで、チームは第78回大会に挑み、2026年度のシーズンを戦ってきた。
畑野前監督が亡くなってからまもなく1年がたつ。新体制で迎える2度目の春高は、一ノ瀬ら3年生にとって最後の全国大会になる。
決勝の舞台となったユナイテッドトヨタキズナアリーナ益城は、益城町総合体育館の愛称だ。益城町が2026年3月にユナイテッドトヨタ熊本と命名権の契約を結び、この名前になった。前回の熊本県代表決定戦の決勝は御船町総合体育館、前々回は人吉スポーツパレスで行われており、決勝の会場は年ごとに変わる。
同じ日にあった女子決勝では、熊本信愛女学院高等学校が鎮西を3-0(26-24、25-15、25-18)で破り、6大会連続38度目の優勝を決めた。第1セットは22-24とセットポイントを握られてから3連続得点で逆転し、そのまま押し切った。信愛女学院は新チームになってから県大会での優勝がなく、県高校総体を制した鎮西を最後の大会で破った。熊本からは男子の鎮西、女子の信愛女学院が全国大会に出場する。
全国大会は2027年1月4日開幕、決勝は10日
第79回全日本バレーボール高等学校選手権大会は、2027年1月4日から7日までと、9日、10日の日程で東京体育館(東京都渋谷区)で開かれる。大会公式サイトによると、4日に開会式と男女1回戦、7日に3回戦と準々決勝を行い、8日をはさんで9日に準決勝、10日に決勝がある。観戦チケットは11月30日午前10時に発売される予定だ。
全国の代表校は11月上旬にかけて次々に決まっている。沖縄県では美里工業高等学校が首里高等学校を破り、5年ぶりの出場を決めた。
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熊本で18年続く連覇は、ここからが本番になる。2022年1月の第74回大会、2023年1月の第75回大会で2年続けて準優勝し、あと一歩で日本一を逃してきた鎮西が、1月の東京体育館でどこまで勝ち進むのか。組み合わせの発表が待たれる。
[文/構成 by スポーツ担当ライター TAKU]














































































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