バレー女子日本代表、アジア選手権3位決定戦でイランに3-0 銅メダルで2027年W杯出場権

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バレーボール女子日本代表が8月30日、中国・天津で行われたアジア選手権の3位決定戦でイランと対戦し、3-0で下した。前日の準決勝でタイに競り負け、大会での上位進出を逃していた日本が意地を見せた。手にしたのは、銅メダルと2027年ワールドカップの出場権だ。
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イランに3-0、接戦の第3セットも振り切る
第1セットは25-21、第2セットは25-16。日本が主導権を握ったまま連取した。イランも第3セットで粘りを見せ、終盤までもつれる展開となる。それでも日本は24-24の場面から連続得点で押し切り、26-24で振り切った。ストレート勝ちで、この大会の最終順位は3位に決まった。
日本とイランの対戦成績は、この試合以前で通算8戦8勝。過去に落としたセットも2022年のAVCカップでの1つだけという相性の良さだった。それでも警戒すべき要素はあった。イランには184センチのオポジット、エラヘがおり、チーム最多の79得点を挙げる大会屈指のアタッカーだ。アジアの中では珍しい高さを誇るチームが相手で、日本は簡単な勝利を許されない立場にあった。
予選4連勝も、前回覇者タイに準決勝で完敗
アクバシュ監督は大会前、14人の代表メンバーを発表した際に「プレッシャーに負けない選手とともに、チーム一丸となって目標達成したい」と意気込んでいた。日本は8月21日開幕の予選ラウンドをプールC首位で通過している。香港・中国を25-9、25-15、25-12のストレートで下すと、韓国戦は第1セットを33-31までもつれさせながらも3-0で勝利した。25日のベトナム戦も25-23、25-17、25-21で退け、3戦全勝で決勝トーナメントへ進む。この試合で初先発に抜てきされた20歳の秋本美空が両チーム最多16得点をマークし、勢いに拍車をかけた。185センチの高さを生かした攻撃が光り、解説席では母で元日本代表、2012年ロンドン五輪銅メダリストの大友愛が「すごい」とその活躍をたたえている。
勢いは準々決勝にも続いた。チャイニーズタイペイを25-14、25-21、25-13で下し、4連勝で準決勝に進出。相手は世界ランキング17位、前回覇者のタイだった。タイのサーブに苦戦し、第1セットを21-25、第2セットを20-25で連取された。第3セットは25-20で意地を見せて望みをつないだが、得意とするラリーでも主導権を握れないまま第4セットを20-25で落とし、1-3で完敗する。指揮を執るフェルハト・アクバシュ監督は試合後「申し訳ない」と言葉少なに打ち明けた。優勝チームに与えられるロサンゼルス2028オリンピックの出場権を、この大会で手にする道はここで絶たれている。
それでも下を向いてはいられなかった。キャプテンの石川真佑は敗戦直後、「自分だけじゃなくて、チームとしてもっと戦わなきゃいけない試合だった」と言葉を振り絞った。
エース和田が19得点、主将は目に涙
一夜明けたイラン戦で最も得点を挙げたのはアウトサイドヒッターの和田由紀子で、19得点(スパイク15、ブロック2、サーブ2)をマークした。ミドルブロッカーの島村春世が14得点で続き、キャプテンの石川も11得点を記録している。セッターの関菜々巳、リベロの福留慧美もスタメンで支え、攻守がまんべんなく機能した一戦だった。
勝利で銅メダルは確定したが、表彰式に笑顔はなかった。石川は試合後「やっぱり、自分たちの目指していたところには達していない。もちろん今日勝てたことは良かったけど、それ以上に個人的には悔しさの残る大会だった」と語った。和田も表彰台で目を潤ませ、複雑な胸中をにじませている。
なぜ、勝っても素直に喜べなかったのか。
その答えは、この大会に懸けられていた出場権の重さにある。
タイが連覇で五輪切符、日本は27年W杯へ照準
決勝は同日に行われ、前回大会を制したタイが中国を3-2のフルセットで破り、連覇を果たした。タイにとっては自国史上初となるオリンピック出場が決まっている。
日本にとってアジア選手権でのメダルは、2023年大会の銅に続いて2大会連続だ。2017年、19年には大会2連覇も果たしており、今大会の3位もアジアの上位常連としての地力を裏付ける結果になった。
収穫となったのは、上位3チームに与えられる2027年ワールドカップの切符だ。同大会はカナダとアメリカで共催予定で、かつての世界選手権に当たる大会に位置づけられる。今大会の順位による確定枠のため、日本はランキングポイントの行方を待たず、すでに来年の切符を手にした。
この27年ワールドカップでは、既にロス五輪出場権を得たチームを除いた上位チームに、2028年大会への出場枠が改めて与えられる仕組みだ。パリ2024では予選敗退の9位に終わり、悔しさを味わった日本代表にとって、来年のワールドカップはロス五輪へ直結する重要な一戦になる。準決勝でリードを守り切れなかった課題を克服できるか。日本代表の次の照準は、来年のワールドカップに定まった。
[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]












































































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