佐久間朱莉、ニトリレディスで逆転優勝 通算11アンダー、今季開幕戦以来の通算6勝目

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佐久間朱莉(23)が8月30日、ニトリレディスゴルフトーナメント最終日に「66」をマークし、通算11アンダーで逆転優勝を果たした。2打差の4位からスタートし、2位につけた桑木志帆(23)を振り切っての勝利。3月の開幕戦以来となる今季2勝目、ツアー通算6勝目を積み上げた。
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2打差の4位から「66」で頂点へ
北海道鶴居村の釧路カントリークラブ鶴居東コース(6640ヤード、パー72)で開催された今大会は、賞金総額1億円、優勝賞金1800万円をかけて8月27日に開幕した。出場120人が2日間の予選ラウンドを戦い、36ホール終了時点で60位タイまでが決勝ラウンドへ進出。2日目は日没で順延となり、29日に第2ラウンドと第3ラウンドを消化する変則日程となった。前日終了時点では、地元・北海道での初優勝を狙う阿部未悠が通算7アンダーで単独首位に立ち、桑木志帆と高久みなみが1打差の2位につけていた。
最終日、首位と2打差の4位で出た佐久間は7バーディ、1ボギーの「66」で回り、通算11アンダー(277)まで伸ばした。2位は桑木志帆=大和ハウス工業=で通算9アンダー。3位には阿部未悠が通算8アンダーで入り、4位は荒木優奈の通算7アンダー、5位は高久みなみの通算6アンダーだった。
この優勝で佐久間は、3月のダイキンオーキッドレディス以来となる今季2勝目、ツアー通算6勝目に到達した。3歳でクラブを握り、尾崎将司(ジャンボ尾崎)のもとでゴルフの基礎を学んだ佐久間は、埼玉県川越市の出身で2021年にプロ入りした。初優勝は2025年4月のKKT杯バンテリンレディスオープンだ。同年はブリヂストンレディスオープン、アース・モンダミンカップ、マスターズGCレディースも制して初の年間女王に輝いた。2026年は開幕戦のダイキンオーキッドレディスも制しており、前年女王としての開幕戦制覇は2001年、2003年大会を制した不動裕理以来23年ぶり2人目の記録だった。尾崎は2025年12月に78歳で亡くなっており、佐久間は開幕戦の優勝スピーチで「ジャンボさんに届けたい」と、亡き恩師への思いを口にした。
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前半5バーディー、最後は4メートルが沈んだ
最終日の佐久間は前半9ホールで5つのバーディーを奪い、一気に首位へ躍り出た。後半も大きく崩れず優位を保ったものの、追う桑木が18番で1打差まで詰め寄る。勝負は最終ホールにもつれ込んだ。
佐久間は18番、4メートルのバーディーパットを沈め、2打差での優勝を確定させた。前半で作った流れを最後まで切らさなかったことが、今季2勝目につながっている。
予選落ち続きの夏、上田桃子の一言
優勝までの道のりは平坦ではなかった。4週間前の全英女子オープンでは通算11オーバーに終わり、予選落ちを喫した。同期の桑木がこの大会でプレーオフを制し、海外メジャー初優勝を飾ったのとは対照的な結果となる。帰国後の北海道meijiカップでも初日を4オーバー「76」・80位と出遅れ、通算5オーバー・70位で再び予選を通過できなかった。
そんな時期に届いたのが、上田桃子からInstagramのメッセージだった。「チャレンジ精神を忘れないでプレーしたら良いよ」。優勝後、佐久間は「一人じゃない。周りが支えてくれた」と語り、「久しぶりに自信を持ってプレーできた4日間だった」と表情を緩めた。
優勝スピーチでは「開幕戦で優勝し、ここ2、3カ月は苦しい時間も長かった」と明かし、「皆さんの前で優勝スピーチをすることができてとてもうれしく思う」と声を弾ませた。
桑木志帆との年間女王争い、2位に浮上
同学年でプロテスト同期の桑木とは、今季の年間女王の座を争うライバル同士だ。岡山県出身の桑木は佐久間と同じ2021年にプロ入りし、8月2日(現地時間)にはイングランドで行われた全英女子オープンをプレーオフの末に制して、海外メジャー初優勝を果たしたばかりだった。
桑木の全英女子オープン制覇は、mediadogs.jpでも既報の通りだ。
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今大会で2位につけた桑木を振り切り、佐久間はメルセデスランキングを5位から2位に押し上げた。8月30日時点の同ランキングでは、首位の桑木が2334.68ポイント、2位の佐久間が1634.79ポイントで、その差は約700ポイント。3位以下には菅楓華、荒木優奈、永井花奈が続く。今季のJLPGAツアーは37試合が予定されており、年間女王をめぐる2人の直接対決は、この差を残したままシーズン終盤の数試合へ持ち越される。
目指すは米ツアー、国内制覇へ突き進む
佐久間はさらに「ことしの目標であるメジャー制覇に向けて、また明日から頑張っていきたい」と力を込めた。国内ツアーでは通算6勝を積み上げた一方、海外メジャーのタイトルにはまだ届いていない。「日本ツアーでもっと”無双”しない限りは向こう(米ツアー)で戦えない」とも語り、国内での勝利を積み重ねながら海外挑戦への準備を進める考えを示している。
2025年に続く2年連続の年間女王がかかるシーズン終盤、桑木との一騎打ちはさらに激しさを増しそうだ。
[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]











































































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