楽天ラクヨコが8月25日に開設 2,100円(税込)以上で利用可・30日返品などの使い方を整理

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
楽天グループは8月25日、プチプラアイテムを扱う新しいオンラインストア「楽天ラクヨコ」を開設した。取扱商品は約6万点からのスタートで、1回の注文は2,100円(税込)以上16,666円(税込)まで。一部商品には「Rセレクト」のラベルが付き、発送日から30日以内ならユーザー都合でも返品できる。想定する主な利用者は若年層だ。
楽天市場とは別チャネル、6万商品でスタート
楽天グループはEC事業のほか金融や通信、カードなど幅広い事業を手掛ける企業で、今回はそのEC分野で新たに始めた業態だった。URLは「rakuyoko.rakuten.co.jp」で、ウェブブラウザに加えてiOS・Androidアプリからも使える。楽天市場とは別に用意した直販型の販売チャネルであることが特徴だ。
ファッションアイテムやスマホアクセサリー、インテリア・キッチン雑貨など幅広いジャンルを扱い、価格帯は数百円からと手頃。開設時点の商品数は楽天が厳選した約6万点で、順次拡充する。想定する主な利用者は若年層。
Temu・SHEINに対抗、若年層を取り込む
背景にあるのは、Temu(テム)やSHEIN(シーイン)、Amazonの「Amazon Haul」といった海外発の低価格ネット通販の広がりだ。数百円からの手軽さで若い世代の支持を集めており、楽天にとっても無視できない存在になっていた。ITmedia NEWSは今回の開設を「楽天版SHEIN」、ASCII.jpは「楽天版“Temu”」と評しており、対抗する動きだとの見方もある。
名称の「ラクヨコ」は、楽天らしい買い物の楽しさと、人の賑わいや出会いを連想させる「横丁」を組み合わせた造語だという。多様な商品が並ぶ活気ある売り場を目指す意図がうかがえる。楽天は同ストアを、これまで接点を持ちにくかった若年層を「楽天エコシステム(経済圏)」に呼び込む入り口と位置づけた。エコシステムとは、通販や金融、通信、カードなど楽天グループの各サービスを、共通の楽天IDや楽天ポイントでつなぐ仕組みを指す。
2,100円から16,666円、送料無料の条件
使い方の面で押さえておきたいのが金額の条件だ。1回の注文は2,100円(税込)以上16,666円(税込)までで、この範囲内なら送料は無料になる。対象は沖縄・離島・一部地域を除く地域だ。下限を下回ると注文自体ができず、上限を超える場合は複数回に分けて注文する必要がある。商品の多くは数百円台からとされ、1点だけでは下限に届かないことも多い。たとえば1,500円の商品を1点買っても注文はできず、600円台の小物をもう1点足すなどして2,100円以上に金額を調整する使い方が基本になる。
ポイント還元は購入金額100円(税抜)につき楽天ポイント1ポイント。貯まったポイントは支払いにも使える。会員登録をすれば500円オフクーポンが1枚もらえる仕組みだ。
返品ルールで確認しておきたいのは「Rセレクト」の有無。楽天が独自の基準で検品・選定した商品には「Rセレクト」のラベルが付き、発送日から30日以内ならユーザー都合の理由でも返品できる。この特典はRセレクト表示のある商品が対象で、全ての商品に一律で適用されるわけではない。購入前にラベルの有無を確認しておくと安心だ。会員登録で500円オフクーポンを受け取ったうえで、商品ページの「Rセレクト」表示を確かめながら2,100円以上になるよう組み合わせると、送料無料とポイント還元をまとめて活用できる。
Rセレクトは30日返品、他の低価格ECとの違い
見た目の作りにも工夫を凝らした。スマートフォンでの縦スクロールを軸に、SNSを眺める感覚で商品と出会えるつくりで、鮮やかな単色とグラデーションを使ったポップな配色が印象的だ。ASCII.jpは、欲しいものを検索するのではなく、偶然の商品との出会いを演出する「セレンディピティ」を意識した設計だと評した。閲覧履歴や購買行動に応じて、ホーム画面や商品詳細ページの下部に「おすすめ」を並べる仕組みも取り入れている。従来の「検索して比較する」買い方に、眺めて偶然出会う楽しさを重ねる狙いだ。
低価格帯のネット通販では、Temu(テム)やSHEINが先行し、Amazonも「Amazon Haul」で加わった。いずれも工場や卸から消費者へ直接商品を届ける低コストの仕組みで知られ、日本でも利用者を増やしている。これらとの違いとして目立つのが、楽天が自社の基準で品質を確かめたうえで「Rセレクト」として選び出す仕組みだ。価格の安さだけでなく、選定や返品のしやすさで信頼を得ようとする狙いが透ける。
品ぞろえは順次拡大、クーポンも継続へ
現時点の中心はファッションやスマホアクセサリー、インテリア・キッチン雑貨など。楽天は品ぞろえと対象ジャンルを、開設時点の約6万点を起点に順次広げていく方針だ。定期的なセールやクーポン配布も続ける計画で、会員登録者には開設に合わせて500円オフクーポンを配布した。楽天ラクヨコには、パソコンのウェブブラウザのほかiOS・Androidアプリからもアクセスでき、開設初日から誰でも利用を始められる。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]




































































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