りくりゅう、新語・流行語大賞ノミネートに三浦璃来がXで喜び GP中国杯の後輩ゆなすみへ応援呼びかけ

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート・ペア金メダリスト、三浦璃来(24)と木原龍一(34)の愛称「りくりゅう」が、11月5日に発表された「現代用語の基礎知識選 2026 T&D保険グループ新語・流行語大賞」のノミネート30語に入った。三浦は同日夜に自身のXを更新し、「ペア競技をたくさんの方に知っていただけて、とても嬉しいです!」と喜んだ。同じ投稿で、11月6日に開幕するGP中国杯に出る後輩ペア、長岡柚奈・森口澄士組「ゆなすみ」への応援も呼びかけている。
「りくりゅう」は30語の最後に、トップテンは12月1日
ノミネート30語は11月5日の午後に公表された。主催側の公式サイトには50音順で語が並び、「りくりゅう」は30番目に載っている。表記はひらがなの「りくりゅう」で、ほかの語との組み合わせはない。
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新語・流行語大賞は1984年に始まった賞で、その年に広く話題になった言葉と、その言葉に深く関わった人物や団体を顕彰する。選び方は2段階になっている。まず『現代用語の基礎知識』に収録された用語をもとに、自由国民社と大賞事務局がノミネート語を選ぶ。そこから選考委員会がトップテンと年間大賞を決める仕組みだ。
選考委員は5人。漫画家・コラムニストの辛酸なめ子、お笑い芸人のパトリック・ハーラン、俳優でエッセイストの室井滋、漫画家のやくみつる、『現代用語の基礎知識』編集長の大塚陽子が名を連ねる。トップテンは12月1日午後2時に発表され、同じ時刻から東京・千代田区の東京會舘で表彰式が開かれる予定だ。
フィギュアスケートの言葉が年間大賞に選ばれたことは過去にもある。2006年、トリノ五輪で金メダルを獲得した荒川静香が演技に取り入れた技「イナバウアー」が年間大賞に選ばれた。五輪の話題では、2018年に平昌五輪のカーリング女子日本代表の「そだねー」も年間大賞となっている。りくりゅうがこの流れに続くのか、12月1日に答えが出る。
三浦の投稿は夜8時56分、後輩の名前を添えて
三浦がXに投稿したのは11月5日午後8時56分(日本時間)だった。ノミネートを伝えるニュースの投稿を引用し、りくりゅうが流行語に、という一文に驚いた表情の絵文字を添えて書き出している。
続く文面は短い。「ペア競技をたくさんの方に知っていただけて、とても嬉しいです!」。りくりゅうという呼び名と一緒に、ペアという種目そのものが知られたことを喜ぶ言葉だった。
そのうえで三浦は、話題を後輩へ移す。「明日から始まるGP中国杯には私たちの後輩である長岡柚奈・森口澄士組」が出場すると大会と2人の名前を挙げ、最後は愛称のゆなすみを繰り返して、応援を「ぜひよろしくお願いします!」と呼びかけた。ノミネートを喜ぶ投稿の半分ほどを、試合を控えた後輩の紹介にあてている。
投稿には、ノミネートを喜ぶファンからの返信が相次いだ。報道によると、「すごーい!うれしい」と喜んだうえで、注目されるこのタイミングでゆなすみの名前を出すのが三浦らしいと書き込んだファンもいたという。ノミネートが伝わった午後の時点でも、SNSでは「りくりゅう入ってるー!」と驚く投稿や、年間大賞を期待する投稿が広がっていた。
ゆなすみはGP中国杯からシーズンを始動
三浦が名前を挙げた長岡柚奈・森口澄士組は、京都府宇治市の木下アカデミーを拠点にするペアだ。2023年にペアを結成し、りくりゅうが現役時代に所属した木下グループのアカデミーで練習を重ねてきた。
2人は2025年9月、ミラノ・コルティナ五輪の最終予選で日本のペアの2枠目をつかんだ。2025年12月の全日本選手権では2度目の優勝を飾り、日本代表として五輪に出場した。ただし五輪のショートプログラム(SP)では、長岡がサイド・バイ・サイドの3回転ループとスロー3回転サルコーで転倒し、59.62点の19位。フリーには進めなかった。
それでも、シーズンの最後に結果を残す。3月にチェコ・プラハで開かれた世界選手権では、SP5位からフリーで3位に入り、自己最高の合計209.13点で4位となった。りくりゅうが出場しなかった大会で、日本のペアとして表彰台まであと一歩に迫った。
2025-26シーズンの主な成績を表にまとめた。
| 大会 | 時期 | 順位 |
|---|---|---|
| 全日本選手権 | 2025年12月 | 優勝 |
| 四大陸選手権(北京) | 2026年1月 | 3位 |
| ミラノ・コルティナ五輪 | 2026年2月 | 19位 |
| 世界選手権(プラハ) | 2026年3月 | 4位 |
迎える2026-27シーズン、2人はグランプリ(GP)シリーズで第3戦の中国杯と第6戦のNHK杯に出場する。中国杯は11月6日から8日まで、中国・深圳で開かれる。国際スケート連盟(ISU)によると、中国杯が深圳で開催されるのは初めてだ。NHK杯は11月27日から29日までで、会場は東京の京王アリーナTOKYOとなる。
中国杯は、けがを乗り越えて臨む今季の初戦になる。長岡は2026年4月に右足を疲労骨折し、8月には練習から帰る途中の交通事故で左足を骨折した。2人は9月の木下グループ杯への出場を辞退していた。
金メダルから引退、プロとしての半年
りくりゅうが言葉として広まったのは、2月のミラノ・コルティナ五輪だった。2月15日(現地時間)のSPでリフトにミスが出て5位と出遅れたが、翌16日のフリーで158.13点をマークし、合計231.24点で逆転優勝。日本のペアとして初めて五輪の金メダルを手にした。このフリーの得点は10月、ギネス世界記録に認定されている。
2人がペアを組んだのは2019年夏。カナダを拠点に7シーズンを戦い、2023年と2025年には世界選手権を制した。五輪後の3月の世界選手権は欠場し、4月17日に現役引退を表明する。2月の五輪が、競技会での最後の舞台になった。
引退後の動きは早い。プロスケーターとして5月にアイスショーで氷に戻ると、自らプロデュースするアイスショー「THE DESTINY」を7月31日から8月2日まで東京辰巳アイスアリーナで開いた。7月にはYouTubeチャンネル「りくりゅうちゃんねる」を開設し、8月23日にはそれぞれのSNSで婚約を発表している。10月には現役時代の所属先、木下グループのスポーツアンバサダーにも就いた。
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次の舞台は、2027年1月8日から始まる「りくりゅうのありがとうツアー Presented by 木下グループ」だ。大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームを皮切りに、全国約10都市を回る。4月28日の引退会見では、将来は2人でペアの指導者を目指す考えも示している。2025年12月の全日本選手権でペアのエントリーはわずか3組と、日本ではまだ選手の少ない種目だ。
ほかの29語は世相を映す言葉が並ぶ
30語には、2026年の暮らしや社会を映す言葉が並んだ。4月から16歳以上の自転車の交通違反に適用された「青切符」、気象庁が最高気温40度以上の日を指す言葉として使い始めた「酷暑日」、防災情報の最上位にあたる「警戒レベル5」などが候補入りしている。テニスやバドミントンの要素を合わせたラケット競技「ピックルボール」、イラストレーターのナガノが描く人気作品にちなむ「ちいかわ(現象)」、人の手を離れたAIの振る舞いを指す「AI暴走」も選ばれた。
千葉県の市川市動植物園で暮らすニホンザルの子ども「パンチくん」も、22番目に名前がある。オランウータンのぬいぐるみを抱く姿が国内外で知られた子ザルで、りくりゅうとは別の話題で2026年に注目を集めた。
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ゆなすみの中国杯は11月6日に始まる。12月1日の発表を待つあいだに、三浦が応援を呼びかけた後輩たちが深圳の氷に立つ。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 南條楓]














































































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