豊昇龍、九州場所初日は新小結・美ノ海と対戦 対戦成績は6戦全勝、2日目は朝乃山

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日本相撲協会は11月6日、福岡国際センターで九州場所(11月8日初日)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決めた。3場所連続で休場していた横綱・豊昇龍(27)=立浪部屋=は、初日に新小結の美ノ海(33)=木瀬部屋=、2日目に東前頭筆頭の朝乃山(32)=高砂部屋=と対戦する。豊昇龍は美ノ海に6戦全勝、朝乃山にも5戦全勝と、2人に負けたことがない。
初日は新小結・美ノ海、2日目は大関経験者の朝乃山
取組編成会議は、場所の2日前に初日と2日目の取組を決める会議だ。11月6日に決まった顔ぶれで、西横綱の豊昇龍は初日に東小結の美ノ海の挑戦を受ける。2日目の相手は東前頭筆頭で大関経験者の朝乃山だ。
東横綱の大の里は、2場所連続の優勝を狙う。初日は小結の義ノ富士、2日目は藤凌駕と組まれた。大関陣は、安青錦が朝乃山、義ノ富士の順に当たり、霧島は宇良、藤青雲と、琴桜は藤凌駕、美ノ海と対戦する。
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美ノ海と朝乃山は、豊昇龍と当たる前後に大関とも顔を合わせる。美ノ海は初日に横綱、2日目に大関・琴桜。朝乃山は初日に大関・安青錦、2日目に横綱・豊昇龍と、どちらも場所の入り口から上位との対戦が続く。
九州場所は11月8日から22日までの15日間、福岡市の福岡国際センターで行われる。
美ノ海には6戦全勝、幕内では3戦3勝
豊昇龍と美ノ海の対戦は、これまで6回。すべて豊昇龍が勝っている。
6戦のうち3戦は、2人がまだ幕内に上がる前のものだ。2019年に幕下で1回、2020年に十両で2回当たり、いずれも豊昇龍が白星を挙げた。美ノ海が新入幕を果たしたのは2023年九州場所で、幕内で初めて顔を合わせたのは2024年九州場所の9日目となった。大関だった豊昇龍が上手投げで下し、1敗を守っている。
2026年に入ってからは、春場所と名古屋場所で続けて対戦した。3月12日の春場所5日目は結びの一番で組まれ、豊昇龍はのど輪で美ノ海を突き放し、右を差して左上手を効かせたすくい投げで勝った。7月の名古屋場所でも豊昇龍が勝ち、幕内での対戦は3戦3勝になる。
| 場所 | 豊昇龍の地位 | 美ノ海の地位 | 勝者 |
|---|---|---|---|
| 2024年九州場所9日目 | 大関 | 前頭4枚目 | 豊昇龍 |
| 2026年春場所5日目 | 横綱 | 前頭2枚目 | 豊昇龍 |
| 2026年名古屋場所 | 横綱 | 前頭2枚目 | 豊昇龍 |
数字だけを見れば、相性のいい相手だ。ただし美ノ海は、前回の対戦から番付を上げて三役として向かってくる。
沖縄出身で初めての三役、33歳の新小結
美ノ海は沖縄県うるま市の出身。鳥取城北高等学校から日本大学に進み、2016年春場所で初土俵を踏んだ。身長176センチと上位では小柄なほうで、左前みつを取って寄る相撲を持ち味にする。
10月26日に発表された九州場所の番付で、東小結に上がった。沖縄県出身の力士が三役に昇進するのは初めてで、33歳5カ月での新三役は戦後4番目の年長記録となる。初土俵から三役までにかかった63場所は、学生相撲出身の力士では最も遅い記録だ。
2025年春場所では11勝4敗を挙げ、沖縄県出身の力士として初めて敢闘賞を受けている。昇進を決めたのは2026年9月の秋場所だった。西前頭3枚目で大関2人を破って10勝5敗とし、2度目の敢闘賞を手にした。秋場所を終えた時点の幕内成績は18場所で139勝131敗となる。地元・沖縄で10月4日に開かれたトークショーでは、九州場所の目標について「今までと変わらず一生懸命必死に相撲を取って、見ている人に楽しんでもらえるように頑張りたい」と話している。
新小結として迎える初日。いきなり横綱と当たる。
朝乃山にも5戦全勝、最後の対戦は2024年春場所
2日目の朝乃山は富山県富山市の出身で、最高位は大関。秋場所は東前頭6枚目で10勝5敗と勝ち越し、九州場所では東前頭筆頭まで番付を戻した。
豊昇龍は朝乃山にも5戦全勝で、5回とも幕内での対戦だ。最初は2021年夏場所で、朝乃山は大関、豊昇龍は前頭5枚目だった。その後は2023年名古屋場所、秋場所、九州場所、2024年春場所と4回当たり、いずれも豊昇龍が勝っている。2人が当たるのは2024年春場所以来で、およそ2年8カ月ぶりとなる。
美ノ海と朝乃山は、ともに豊昇龍がまだ負けていない相手だ。休場明けの横綱にとって、序盤の2日間は過去の相性で見れば悪くない組み合わせになった。
3場所連続休場、右ひざ手術から出場を決めるまで
豊昇龍が本場所の土俵に上がるのは、7月の名古屋場所以来となる。
休場が続いたのは5月の夏場所からだった。初日の高安戦で右太もも裏を痛め、2日目から休場。7月の名古屋場所は出場したものの、13日目までに6敗し、14日目から休んだ。右脚のけがが治りきらず、右ひざも痛めていたという。7月下旬に右ひざの手術を受け、9月の秋場所は初めて全休した。3場所続けての休場で、秋場所の休場が決まった際、師匠の立浪親方(元小結旭豊)は、次の場所で結果が出なければ進退の話が出てしまうという趣旨の発言をしていた。
10月の秋巡業に途中から合流し、10月27日には福岡県糸島市の立浪部屋で福岡入り後初めて相撲を取る稽古を行った。部屋の幕下以下と15番取り、その後は出稽古を重ねている。
関連記事:豊昇龍、九州場所へ「出るつもり」 右ひざ手術後の朝稽古で幕下以下と15番13勝2敗
11月2日と3日には幕内の平戸海と2日間で62番を取り、出場については「出るつもりでやっている」と話していた。
関連記事:豊昇龍、九州場所へ「出るつもりでやっている」 平戸海と2日で62番の稽古、出場は師匠と相談
最終的に出場を決めたのは11月4日だ。この日は福岡県那珂川市の武隈部屋に出稽古し、2日目に当たる朝乃山、豪ノ山と計15番取って13勝2敗だった。稽古の後に立浪親方と話し合い、自分から出たいと伝えた。翌5日は福岡県糸島市の立浪部屋で紫色の締め込みを着けて調整し、ぶつかり稽古では胸を出した。朝稽古を終えると、ファンに向けて「元気な姿を見せたい」と語った。けがと手術で悔しい思いをしたと振り返り、「今は早く始まってほしい。わくわくしている」とも口にしている。右ひざについては、問題はないという考えを示した。
横綱在位11場所目、まだ届かない横綱での優勝
豊昇龍は2025年初場所で2度目の幕内優勝を果たし、翌春場所で横綱に昇進した。九州場所は横綱として11場所目になる。
ところが、これまでの10場所のうち休場は5場所に上り、横綱としての優勝はまだない。審判部長の浅香山親方(元大関魁皇)は、右ひざに不安を抱える豊昇龍について「白星をしっかり積み重ねることが薬になる」と話し、「出るからには言い訳はできない」とも指摘した。立ち合いでひざに負担をかけずに序盤で白星を重ねられるかが、復帰場所の焦点になる。
モンゴル・ウランバートル出身の豊昇龍は、日本体育大学柏高等学校に留学し、高校1年生の夏にレスリングから相撲に転じた。2018年初場所で初土俵を踏み、大関、横綱と番付を上げてきた。
初日は11月8日。新小結の美ノ海を相手に、名古屋場所以来となる本場所の一番に臨む。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 疾風(HAYATE)]












































































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