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田中皐晴、ロッテのドラフト6位指名あいさつ 宮崎県都城市出身・日南学園高等学校の外野手

田中皐晴、ロッテのドラフト6位指名あいさつ 宮崎県都城市出身・日南学園高等学校の外野手

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ロッテからドラフト6位で指名された日南学園高等学校(宮崎県日南市)の田中皐晴外野手(18)が11月2日、同校で球団の指名あいさつを受けた。訪れたのは榎康弘アマスカウトディレクターと福澤洋一担当スカウト。ロッテが春季キャンプを張る宮崎県都城市の出身で、プロでの目標に「首位打者」を掲げた。

都城市出身の18歳、指名あいさつで「縁を感じています」

田中皐晴は「たなか・こうせい」と読む。10月22日のプロ野球ドラフト会議でロッテから6位指名を受け、11月2日、日南市の日南学園高等学校で球団関係者2人と対面した。

球団は同日、指名あいさつを行ったと発表。田中は球団を通じて「今日の指名挨拶を受けてより実感が湧いてきました。千葉ロッテマリーンズのキャンプ地でもある都城市の出身なのでとても縁を感じていますし、これからプロの世界でチームを代表する選手になることを目標として首位打者も獲得できるように成長していきたいです」とコメントを出した。

あいさつの後の取材でも、チームを代表する選手になりたいという思いと、首位打者という目標を口にしている。ドラフト当日の10月22日には、目標とする選手にソフトバンクの近藤健介を挙げていた。球界でも指折りの巧打者として知られる左打者だ。

都城市とロッテのつながりは深い。2026年春、ロッテは1軍の一次キャンプを2月1日から11日まで、2軍の二次キャンプを2月14日から23日まで、いずれも都城運動公園野球場で行った。この球場にはロッテグループが命名権を取得し、2月1日から「コアラのマーチスタジアム」の愛称が付いている。田中はこの縁を、球団へのコメントの中でまず口にした。

184センチの右投げ左打ち、球団の評価は「体格を生かしたパンチ力」

球団が発表した田中のプロフィールは、身長184センチ、体重87キロの右投げ左打ち。担当の福澤スカウトは、体格を生かしたパンチ力に加え、バットコントロールの良さと柔らかいリストワークを評価した。芯でとらえた打球を広角に打ち返せる点も持ち味として挙げ、守備や走塁をレベルアップしたうえで、将来は打撃を生かした戦力になることを期待している。

指名あいさつの席でも、福澤スカウトは打撃のタイミング、スイングの軌道、スイングスピードをすべて兼ね備えていたと語った。トレーニングを積めばさらに伸びる、というのが担当スカウトの見立てだ。

高校では投手と外野手を兼ね、投げては最速144キロを記録した。だが、本人の希望は野手一本。夏の甲子園の初戦を終えた後、高校からそのままプロに進み、次のステージでは打者として勝負すると明言していた。日本高等学校野球連盟が9月11日に公開したプロ野球志望届の提出者リストに名前が載り、ドラフト当日を迎えている。

8年ぶりの夏の甲子園で6打数4安打

日南学園高等学校にとって2026年夏は、8年ぶり10回目となる全国高校野球選手権大会への出場だった。チームを甲子園へ導いたのが田中のバット。宮崎大会では19打数10安打、打率5割2分6厘を残し、甲子園への切符をつかんでいる。

背番号1をつけて臨んだ甲子園でも勢いは止まらない。8月10日の1回戦、明徳義塾(高知)戦に3番・投手で先発すると、第1打席でライトオーバーの三塁打を放ち、第3打席でも右前安打。3打数2安打で、第4打席は申告故意四球だった。試合は9回裏に2番の豊丸蒼大がサヨナラ打を放ち、日南学園が2-1で勝利。宮崎県勢にとって令和に入って初めての夏の甲子園での勝利となった。

8月14日の2回戦の相手は、優勝候補に挙げられていた横浜(神奈川)。田中は4回に右翼線への二塁打で出塁し、同点のホームを踏んだ。この試合でも2安打を放ったが、チームは1-10で敗れ、3回戦には進めなかった。

甲子園での成績は2試合で6打数4安打。4本のうち2本が三塁打と二塁打の長打だった。宮崎大会と合わせると25打数14安打、打率5割6分となる。

マウンドでの出番は限られた。明徳義塾戦は先発として2回を投げ、初回に4番打者の適時打で1点を失って降板している。その後は右翼の守備に回り、3回以降は2番手以降の投手が明徳義塾を無失点に抑えた。横浜戦でも、9回2死満塁の場面で右翼から2番手としてマウンドに上がっている。打つ、投げる、守るの三役をこなした夏だった。

ロッテの2026年ドラフト、6位は高校生外野手

ロッテは10月22日のドラフト会議で、1位入札の鈴木泰成(青山学院大学)、外れ1位の宮原廉(近畿大学)と抽選を2回続けて外し、関西大学の米沢友翔を1位で指名した。支配下で指名した6人は次のとおり。

順位選手所属・守備
1位米沢友翔関西大学・投手
2位前田侑大高岡第一高校・投手
3位長屋竣大ENEOS・投手
4位黒田義信東日本国際大学・外野手
5位新城楓雅奈良大学附属高校・投手
6位田中皐晴日南学園高校・外野手

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6人のうち4人が投手で、野手は4位の黒田と6位の田中の外野手2人。高校生は前田、新城、田中の3人で、高校生の野手は田中だけだった。このほか育成選手として、高川学園高校の若藤芽空(内野手)、花巻東高校の佐々木十央真(投手)、関根学園高校の内田心温(内野手)の3人を指名した。育成を含めた9人のうち、高校生は6人を占めた。

指名あいさつは10月下旬から順に進んでおり、4位の黒田は10月30日に福島県いわき市の東日本国際大学で、3位の長屋は10月31日にENEOSの等々力クラブハウスで、それぞれ球団関係者と顔を合わせた。

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「宮崎を代表してプロ野球に入る」

ドラフト会議当日の10月22日、ロッテから6位で指名された田中は「ほっとしている」と話した。ロッテについては、ファンの応援がすごいという印象を持っていると明かし、得意の打撃を磨いて早く出場機会をつかみ、チームの中心選手になりたいと抱負を語っている。

ドラフト後には地元テレビ局の取材にも応じ、甲子園まで一緒に戦った仲間への感謝を語っていた。仲間がいなければプロの舞台には立てなかったとして、「宮崎を代表してプロ野球に入ると思うので、宮崎県民や日南市の方に勇気や感動、夢を与えられるような選手になりたい」と話している。

都城市出身で、日南市の日南学園高等学校で力をつけた18歳が、今度はプロの舞台に向かう。契約金や年俸などの条件はこれからの交渉で決まり、今後は球団との仮契約に進む。プロとしての一歩は、故郷の球場をキャンプ地に使う球団で始まる。

[文/構成 by スポーツ担当ライター TAKU]

寄稿者

TAKU
ボールを使う競技なら何でも観ます、TAKUです。学生時代はずっとバスケ部、いまは週末にフットサル。スポーツを中心に書くWebライターになって5年です。Bリーグ、バレーボール、ラグビー、テニスを中心に、野球やサッカーも書きます。試合の流れが変わった瞬間を、スコアと一緒に伝えるのが得意です。

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