神木隆之介、公開中の『踊る大捜査線 N.E.W.』にも出演 2003年作でスリ家族の長男役

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
俳優の神木隆之介(33)が、9月18日に公開された映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』に出演していることが9月21日、作品の公式Xで発表された。シリーズへの出演は、2003年の『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』以来23年ぶり。当時10歳の神木は、劇中に登場するスリ家族の長男を演じていた。本人は「出番は一瞬ですが、僕にとって最高の思い出です」とコメントしている。
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公開4日目の「キャスト解禁」と神木のコメント
発表は9月21日の正午だった。映画の公式X(@odoru_movief)が「キャスト解禁」と題して神木の名前を掲げ、「23年前、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』以来の『踊る』シリーズに出演!」と告知。今作でどんな場面に登場するかは伏せたまま、「劇場でご確認ください!」と呼びかけた。
投稿には、2003年作から切り出した少年時代の神木の場面写真が添えられた。おにぎりを手にした、まだあどけない姿だ。
神木のコメントは、劇場パンフレットに載った文章からの抜粋として公式Xに掲載された。
「オファーをいただき、すごく嬉しかったです!時が経ち、あの時と同じ台詞を言えるなんて。出番は一瞬ですが、僕にとって最高の思い出です」
「あの時と同じ台詞」という言葉から、2003年作の場面とつながる役どころであることがうかがえる。ただし、どの台詞をどんな場面で口にするのか、公式は明かしていない。出番は本人が「一瞬」と語る短さで、見逃さないためにはスクリーンから目を離せない。
173.5億円の大ヒット作で演じた「スリ家族の長男」
神木が出演した『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』は、2003年7月19日に公開されたシリーズの映画第2作だ。興行収入は173.5億円に達し、公式サイトはこの作品を「社会現象」と表現している。お台場を舞台に、湾岸署の刑事・青島俊作(織田裕二)らが連続殺人事件に立ち向かう物語だった。
神木の役は、劇中に登場するスリを働く一家の長男だった。恩田すみれ(深津絵里)が捕まえたスリ一家の息子で、保護されたあと、もらったおにぎりを食べながらすみれと無邪気に言葉を交わす場面がある。公式Xが添えた写真も、この場面のものだ。
神木は1993年5月19日生まれで、公開当時は10歳。大ヒット作の中の短い場面だったため、後年テレビで放送されるたびに「出てたの?」と驚く視聴者が相次いだ。
それから23年。子役は主演級の俳優になった。
最近の出演作を並べると、その歩みが分かる。2023年公開の『ゴジラ-1.0』で主人公の敷島浩一を演じ、2026年は5月15日公開の映画『君のクイズ』、4月スタートのフジテレビ月9ドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』(JAXA職員の木島真役)などに出演した。11月3日には、敷島浩一役を再び務める『ゴジラ-0.0』の公開を控える。主演作や大作が続く時期に、一瞬の出番のために「踊る」の現場へ戻ったことになる。
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青島が14年ぶりに主役へ、『N.E.W.』はどんな作品か
『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』は、青島俊作を主人公とする物語としては2012年の『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』以来、約14年ぶりの新作となる。監督の本広克行、脚本の君塚良一、プロデュースの亀山千広と、シリーズを手がけてきた顔ぶれが再び集まった。配給は東宝で、上映時間は142分。タイトルの「N.E.W.」には「NEXT. EVOLUTION. WORLD.」の意味を込めた。
舞台は2026年の東京だ。青島は湾岸署を離れ、警視庁刑事部捜査第一課に着任している。都内で誘拐事件が起き、犯人は身代金の運び屋に青島を指名する。3Dプリンターで作った拳銃による連続殺人や、盗まれた毒性ウイルスを街にばらまくという脅迫も重なり、青島は仲間とともに東京を走り回る。
キャストには趣里、白洲迅、増田貴久ら新しい顔ぶれが加わった。青島の同期で捜査一課長の北丘雲斗を演じる佐々木蔵之介は、2003年作に本庁の捜査員役で出演しており、神木と同じく23年ぶりのシリーズ出演となる。ユースケ・サンタマリア、真矢ミキ、水野美紀、甲本雅裕、寺島進、伊藤淳史、斉藤暁、小野武彦、北村総一朗ら、歴代のメンバーも顔をそろえる。主題歌はシリーズおなじみの「Love Somebody」で、織田自身が歌う。
作品の注目度は数字にも出ている。映画.comが発表した9月14日から20日の作品ページのアクセスランキングで、『N.E.W.』は前週の74位から2位に上がった。
29年続くシリーズの歩み
「踊る大捜査線」は1997年1月にフジテレビの連続ドラマとして始まった。所轄の刑事と警視庁本庁の対立を描いた物語は映画に広がり、公式サイトによれば、『N.E.W.』より前に公開された映画シリーズ8作品の累計動員は3863万人、累計興行収入は524.1億円に上る。動員は延べ人数だが、日本の人口の約3割に相当する規模となる。
劇場公開作品の流れは以下のとおり。
| 公開日 | 作品名 | 区分 |
|---|---|---|
| 1998年10月31日 | 踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間! | 映画第1作 |
| 2003年7月19日 | 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! | 映画第2作(神木隆之介が出演) |
| 2005年5月7日 | 交渉人 真下正義 | スピンオフ |
| 2005年8月27日 | 容疑者 室井慎次 | スピンオフ |
| 2010年7月3日 | 踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! | 映画第3作 |
| 2012年9月7日 | 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 | 映画第4作 |
| 2024年10月11日 | 室井慎次 敗れざる者 | 室井慎次2部作の前編 |
| 2024年11月15日 | 室井慎次 生き続ける者 | 室井慎次2部作の後編 |
| 2026年9月18日 | 踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ! | 最新作(神木隆之介が出演) |
2012年の『THE FINAL』でシリーズはいったん区切りを迎えた。だが、2024年に柳葉敏郎主演の『室井慎次』2部作が公開され、青島を主人公とする本筋も『N.E.W.』で動き出した。
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23年の時間をつなぐ「同じ台詞」
表を見ると、神木の出演は2003年作と2026年作のふたつだけだ。その間にシリーズは6本の映画を送り出し、神木は子役から主演俳優へと立場を変えた。
2003年作の撮影に参加した少年が、同じシリーズの新作で当時と同じ台詞を口にする。長く続いてきたシリーズだからこそ成り立つ仕掛けで、公開後の発表に合わせて2003年作を見返したくなる観客もいるだろう。
作品は全国で公開中だ。神木がどの場面に登場し、どの台詞を言うのか。その答えは、公式が呼びかけたとおり劇場で確かめるほかない。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]








































































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