岡留零樹、レノファ山口FCへ2028年加入内定 鹿児島城西高等学校から福岡大学へ進んだ経歴

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J3のレノファ山口FCは11月6日、福岡大学3年のFW岡留零樹(21)が2028年1月に加入することが内定したと発表した。同時に2026/27シーズンのJFA・Jリーグ特別指定選手としても承認され、大学に在籍したままJリーグの試合に出られる。鹿児島県出身で、鹿児島城西高等学校から福岡大学へ進んだストライカーだ。
背番号29、在学中からJ3のピッチへ
発表によると、岡留は2005年8月22日生まれの21歳。身長179cm、体重74kgのFWで、ユニフォームに入るネームは「OKADOME」、背番号は29に決まった。大学は2028年に卒業する予定で、正式な加入はその直前の2028年1月からとなる。
もう一つの発表が特別指定選手の承認だった。日本サッカー協会が認めた学生選手は、大学のチームに登録したまま、Jリーグなどの公式戦に出場できる。成長期の選手に、力に合った環境を用意するための制度で、岡留は卒業を待たずにプロの公式戦に立つ道が開けた。
時期の書き方には少し注意がいる。クラブの発表文は加入を「2028年1月より」とし、本人のコメントは「2027/28シーズンより」加入すると記す。J3は2026/27シーズンから8月に開幕して翌年5月に閉幕する日程へ移っており、2028年1月は2027/28シーズンの途中にあたる。シーズン後半から正式にチームの一員になる計算だ。
本人はクラブを通じて「幼い頃からの夢であったプロサッカー選手というキャリアを、レノファ山口FCという歴史ある素晴らしいクラブでスタートできることを大変嬉しく思います」とコメントを寄せた。家族や友人、指導者への感謝も述べ、「謙虚に、ひたむきに取り組み、結果で恩返しできるように頑張ります」と続けている。
鹿児島城西高等学校で迎えたプレミア初昇格の年
経歴の出発点は地元・鹿児島にある。小学生から中学生まではS.S.Advance FCでプレーし、高校は鹿児島城西高等学校へ進んだ。
高校3年だった2023年、鹿児島城西高等学校は高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ九州1部で優勝を争っていた。11月28日の第17節、福岡フットボールセンターでの筑陽学園高等学校戦では、前半14分に岡留が先制ゴールを決めている。チームは4-1で勝ち、勝ち点40で首位に立って最終節へ進んだ。12月2日の最終節は2位の日章学園高等学校と0-0で引き分け、勝ち点41でリーグ優勝を決めている。
その年の12月、広島で行われたプレミアリーグのプレーオフで、鹿児島城西高等学校はアルビレックス新潟U-18を2-1、近江高等学校を1-0で破った。高校年代の最上位リーグ、高円宮杯プレミアリーグへの初昇格。この年のプレーオフを勝ち抜いたのは鹿島アントラーズユース、帝京長岡高等学校、ファジアーノ岡山U-18と鹿児島城西高等学校の4チームで、九州からの昇格は鹿児島城西高等学校だけだった。学校の歴史に残る1年を、岡留は3年生として過ごしたことになる。
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2024年3月、福岡大学は新入部員を発表し、その中に鹿児島城西高等学校の主力3人が含まれていた。一人が岡留で、紹介では「大型FW」と書かれている。九州の大学サッカーで長く上位を争ってきた名門で、この年は大津高等学校や神村学園高等部など九州の強豪校からも新入部員が集まった。同じ高校からは主将だったCBの福岡想太朗、左SBの木原綾汰も福岡大学へ進んでおり、2人は今もサッカー部に名を連ねる。
福岡大学で積み上げた結果
福岡大学は福岡市城南区七隈にキャンパスを置き、岡留はスポーツ科学部に在籍する。部の公式サイトにある選手紹介の「目標」欄には、「結果で示す」と書かれている。
その言葉どおり、1年目から結果を残した。2024年は九州大学サッカーリーグで新人賞に選ばれ、2年生になった2025年は全国大会への切符がかかった九州大学サッカートーナメントで主役になる。
2025年7月5日、トランスコスモススタジアム長崎での決勝。相手の鹿屋体育大学に前半15分に先制を許したが、前半37分、岡留がGKとの1対1を制して同点ゴールを決めた。試合は延長を含む120分でも決着がつかず、PK戦へ。福岡大学のGK山田陽介が相手の2人目と3人目を続けて止め、後攻の4人全員が決めて勝負をつけた。3年ぶりの九州制覇で、福岡大学は総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントへ九州の第1代表として3年ぶり38回目の出場を決めた。同点ゴールの岡留は、大会の最優秀選手賞に選ばれている。
2025年、2026年と2年続けて総理大臣杯の登録メンバーに入り、背番号はどちらも11だった。2026年の九州大学サッカートーナメントでもチームは優勝し、大会2連覇を成し遂げている。
大学の選抜チームでも名前が挙がる。大学生の地域選抜が戦うデンソーカップチャレンジサッカーでは、2025年と2026年の大会で九州選抜とプレーオフ選抜に入った。2026年は大会優秀選手にも選ばれている。クラブが発表した主な選考歴は次のとおりだ。
| 年 | 主な受賞・選抜歴 |
|---|---|
| 2024 | 九州大学サッカーリーグ |
| 2025 | デンソーカップ |
| 2026 | デンソーカップ |
J3で上位を争うレノファ山口FC
迎え入れるレノファ山口FCは、山口県をホームタウンとするクラブだ。2025年の明治安田J2リーグは19位で終わり、J2で10シーズン目に初めての降格が決まった。最終節はホームでRB大宮アルディージャとの打ち合いを制したが、順位は上がらなかった。J3で戦うのは11年ぶりとなる。
8月に始まった2026/27シーズンの明治安田J3リーグでは、11月4日更新の順位表で15試合を終えて8勝3分4敗、勝ち点27の5位につける。失点12はリーグでも少ない部類に入り、首位の鹿児島ユナイテッドFCとの差は勝ち点4。J2復帰を争う位置にいる。
一方で得点は15試合で20と、上位6クラブの中で最も少ない。守備で粘って勝ち点を拾ってきたチームに、特別指定選手として大学3年生のFWが加わる。
九州リーグとJ3、二つの舞台
岡留が今季まず向き合うのは、福岡大学での戦いだ。サッカー部は10月30日、「九州リーグ五連覇へ」と題したお知らせを公式サイトに載せた。大学での試合と並行して、レノファ山口FCの練習や公式戦に加わる日々が始まる。
鹿児島の町クラブから鹿児島城西高等学校、そして福岡大学へ。九州で力を伸ばしてきたFWが、隣の山口県でプロへの一歩を踏み出す。卒業予定の2028年春を前に、背番号29がJ3のピッチでどんな結果を残すかが、最初の試金石になる。
[文/構成 by スポーツ担当ライター Mika]












































































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