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ONE SAMURAI 5、和田竜光vsジャレッド・ブルックスなど4試合追加 11月18日の対戦カード一覧

ONE SAMURAI 5、和田竜光vsジャレッド・ブルックスなど4試合追加 11月18日の対戦カード一覧

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ONE Championshipは10月21日、11月18日に東京・EBARA WAVE アリーナおおたで開く「ONE SAMURAI 5」の追加カード4試合を発表した。目玉は和田竜光と元ONEストロー級世界王者ジャレッド・ブルックスによるストロー級MMA。10月22日時点で決まった全7試合を、競技と階級つきで一覧にした。

追加はMMA2試合とキックボクシング2試合

発表された4試合の内訳は、総合格闘技(MMA)が2試合、キックボクシングが2試合だった。MMAはストロー級の和田竜光vsジャレッド・ブルックス(米国)と、ヘビー級の竹内龍吾vsハシモト・ブランドン。キックボクシングはストロー級の礼司vsルイ・ボテーリョ(ポルトガル)と、バンタム級のGUMPvs乾秀人の日本人対決となる。

ONEの日本法人は10月21日17時にプレスリリースを出し、各選手のコメントを添えて4試合の決定を伝えた。同じ日にはONEの英語版公式サイトも2本の記事で追加カードを紹介している。

ONEの階級はリミットが決まっていて、ストロー級は56.7kg、バンタム級は65.8kg、ヘビー級は120.2kgまで。報道によると、ラウンド数はMMAが5分3R、キックボクシングが3分3Rで行う。追加4試合について、階級リミットとは別の契約体重は10月22日時点で公表されていない。

会場のEBARA WAVE アリーナおおたは、東京都大田区東蒲田にある大田区総合体育館の愛称で、2026年4月からこの名前が使われている。ONE SAMURAIシリーズでは8月8日の「2」に続き、2度目の使用になる。

ONE SAMURAI 5 全対戦カード一覧(10月22日時点)

競技・階級対戦カード発表日
MMA ストロー級 世界タイトルマッチジョシュア・パシオ(フィリピン・王者) vs 山北渓人(日本・挑戦者)8月31日
キックボクシング ストロー級那須川龍心(日本) vs マフディー・ジャマリ(モロッコ)9月25日
キックボクシング ストロー級玖村将史(日本) vs エリス・バルボーサ(英国)9月25日
MMA ストロー級和田竜光(日本) vs ジャレッド・ブルックス(米国)10月21日(追加)
MMA ヘビー級竹内龍吾(日本) vs ハシモト・ブランドン(日本)10月21日(追加)
キックボクシング ストロー級礼司(日本) vs ルイ・ボテーリョ(ポルトガル)10月21日(追加)
キックボクシング バンタム級GUMP(日本) vs 乾秀人(日本)10月21日(追加)

並びはONE公式サイトの大会ページの掲載順で、試合順を示すものではない。ONEは大会ページに「More Fights To Be Announced(追加カードは今後発表)」と掲げていて、カードはまだ増える見込みだ。

メインはストロー級MMAの世界タイトルマッチになる。王者パシオはこの階級の世界王座を3度手にしてきたフィリピンの第一人者で、7月にはマンスール・マラチエフを1Rの一本で退けた。挑むのは日本の山北渓人。9月25日には、RISE世界スーパーフライ級王者の那須川龍心と、ONE初参戦の玖村将史のキックボクシング2試合が加わっていた。

関連記事:那須川龍心、次戦はONE SAMURAI 5でマフディー・ジャマリ戦 11月18日、EBARA WAVE アリーナおおた

和田竜光、元王者ブルックス戦は「一番熱い、いい相手」

追加カードの中で、もっとも注目を集めるのが和田とブルックスの一戦だ。

和田は山梨県出身。父の勧めで空手を始め、高校では柔道に取り組んだ。上京後は吉田道場で総合格闘技の練習を始め、プロでは最初の18試合をバンタム級で戦っている。フライ級に落としてから成績が上向き、国内のDEEPでフライ級王座を2度手にした。2018年7月の中国・広州大会でONEに初参戦している。

ONEでは2019年のフライ級ワールドグランプリで準決勝まで勝ち進み、元UFC王者デメトリアス・ジョンソンと3Rを戦い抜いて判定で敗れた。2024年7月にはシェ・ウェイに判定勝ちし、アーネスト・モンティーリャへの一本勝ちに続く2連勝を飾った。

その後は苦しい時期が続く。ストロー級に挑んだ2025年1月の試合でサンジャル・ザキロフに判定負けし、7月にはアバズベク・ホルミルザエフとの127ポンド契約の試合も判定で落とした。

連敗を止めたのは2026年4月29日、東京・有明アリーナでの「ONE SAMURAI 1」だった。フライ級で伊藤盛一郎と戦い、スプリット判定で勝った。ONEの英語版公式サイトは、この勝利をプロ27勝目と紹介している。11月はストロー級に戻しての試合で、伊藤戦から約7カ月ぶりのリングになる。

和田は発表に合わせたコメントで「最近の中では、本当に一番熱い、いい相手を当ててもらえた」と喜んだ。ブルックスについては、前に出てレスリングを仕掛け、絞め技の一本を狙ってくる選手だと分析し、「僕としてはやりやすい対戦相手」と話した。さらに「ジャレッド・ブルックスの倒し方を世界に配信するような、そんな内容になると思います」と自信を見せた。

ブルックスは3連敗からの再起戦

ブルックスは米インディアナ州出身のレスラーで、異名は“ザ・モンキー・ゴッド”。高校時代にはインディアナ州のレスリング王者になり、プロデビューから12連勝を記録した。UFCなどを経て、2021年にONEへ移っている。

ONEではリト・アディワン、箕輪ひろば、ボカン・マスンヤネを破り、2022年12月にパシオから5Rの判定でストロー級世界王座を奪った。2024年3月の再戦は、反則のスラム(相手を持ち上げてマットにたたきつける技)で失格負けとなり、ベルトを失う。同年8月には、パシオの負傷中に組まれた暫定王座決定戦でグスタボ・バラートを1Rで絞め落とし、暫定王者になった。

だが、そこから歯車が狂う。2024年12月にフライ級でリース・マクラーレンにスプリット判定で敗れ、2025年2月の王座統一戦ではパシオに2RでTKO負け。同年10月のフライ級の試合でもマラチエフにノースサウスチョークで一本負けし、3連敗となった。

11月18日は、最も実績を残してきたストロー級へ戻っての再起戦だ。報道によると、ブルックスにとって約1年1カ月ぶりの試合になる。同じ大会のメインでは、因縁のパシオが防衛戦に臨む。この一戦はタイトル挑戦者決定戦とは発表されていないが、勝敗は今後のストロー級の勢力図に関わってくる。

竹内龍吾vsハシモト、礼司vsボテーリョ、GUMPvs乾

ヘビー級MMAの竹内龍吾は、キングジム神戸に所属する柔道出身の選手だ。2024年にプロデビューし、DEEPの大阪大会で4試合続けてTKO勝ちを収めた。ONEでは2025年にカン・ジウォンを98秒で倒したが、それ以外の試合は落としていて、報道によるとONEでの戦績は1勝3敗。ONE初参戦のハシモト・ブランドンは8勝2敗で、7月にGRACHANヘビー級王者になった。竹内はコメントで、ハシモトとはONE参戦前にも対戦の予定があったと明かし、「僕が最高の形で勝つ」と力を込めた。

ストロー級キックボクシングの礼司は、ONEで2戦2勝の若手だ。4月の初戦でシェン・イーハンに判定勝ちし、8月の「ONE SAMURAI 2」では奥村将真に判定で勝った。国内のタイトルも手にしてきた。相手のボテーリョは欧州王者の肩書を持つポルトガルのベテランで、ONEではスーパーレックやパンパヤック・ジットムアンノンらと拳を交えてきた。ジャン・ペイメンには2度判定で勝っている。礼司は「KOをして、本戦契約してもらえるような試合する」と宣言した。

バンタム級キックボクシングのGUMPは、TEAM TEPPENに所属する“ミスター・ノーダメージ”。ONE Friday Fightsで2連勝中だ。対する乾秀人はKROSS×OVERのウェルター級王者で、ONEには初めて出る。乾はサウスポーのハードパンチャーで、GUMPもコメントで乾について「サウスポーで、階級的には上なんでパワーはあるかな」と話している。

開始は17時30分予定、配信はU-NEXT

チケットぴあの案内では、11月18日は16時開場、17時30分開始の予定となっている。ONE公式サイトの大会ページも、開始を日本時間17時30分にあたる時刻で表示している。いずれも予定で、変わる可能性がある。

ONE SAMURAIシリーズは、ONEが2026年2月に発表した日本向けの定期シリーズで、全大会をU-NEXTが独占ライブ配信する。和田と竹内もコメントの中で、U-NEXTでの観戦を呼びかけた。ただし「5」のU-NEXTの番組ページは10月22日時点で公開されておらず、配信開始時刻や視聴条件はまだ分からない。10月17日の「ONE SAMURAI 4」は、U-NEXTで見放題の作品として配信された。

カードは残り約4週間でまだ増える可能性がある。平日の水曜開催となる「5」は、王座戦と元王者の再起戦を軸に、日本人選手が多く並ぶ大会になりそうだ。

[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]

寄稿者

久遠(KUON)
WEBライター(主にスポーツ記事)経験7年。スポーツ、格闘技が好きで、ボクシング世界チャンピオンが主宰するジムに4年間在籍。自分でも練習を重ね、”3分”の過酷さと濃さを体で知る。観戦もライフワークで、会場には年4回ほど足を運ぶ。選手目線の実感とファン目線の熱量、その両方を武器に、試合の見どころやリングのリアルをライター経験を活かしてわかりやすく伝えます。

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