【全試合結果速報】井上尚弥・中谷潤人らの『THE DAY 』の結果をリアルタイムで更新します。

2026年5月2日(土)、東京ドームで”NTTドコモ presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ 井上尚弥vs中谷潤人”が行われる。興行名は”THE DAY -やがて、伝説と呼ばれる日。”
開場13:30、開演15:00、全7試合。メインの世界スーパーバンタム級4団体統一戦(井上尚弥vs中谷潤人)、セミ前のWBC世界バンタム級戦(井上拓真vs井岡一翔)など主要カードの結果を、本記事で随時更新する。
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開始時間・試合結果速報 リアルタイム更新中
Lemino配信は14:30スタート。開演15:00。
※スマホの場合は、横スクロールで見れます。
| 試合開始時間 | 対戦カード | 階級・ラウンド | 結果 |
|---|---|---|---|
| 15:15 開始 15:53 終了 | 王者 △富岡浩介(RE:BOOT) vs 同級5位 △田中将吾(大橋) | WBOアジアパシフィック フライ級タイトルマッチ10回戦 | 10R 判定(1-1) 引き分け |
| 16:04 入場 16:13 開始 16:55 終了 | 2冠王者 ●ユン・ドクノ(韓国) vs 東洋太平洋3位、WBOAP5位 ⚪︎森脇唯人(帝拳) | OPBF東洋太平洋 &WBOアジアパシフィック Sミドル級タイトルマッチ10回戦 | 10R 判定(2-1) 森脇唯人 新チャンピオン |
| 17:03 入場 17:06 開始 17:55 終了 | WBC世界同級7位 ●阿部麗也(KG大和) vs IBF世界同級6位 ⚪︎下町俊貴(グリーンツダ) | フェザー級10回戦 | 10R 判定(2-1) 下町俊貴 選手 |
| 18:09 入場 18:15 開始 19:02 終了 | 王者 ●田中空(大橋) vs 同級1位 ⚪︎佐々木尽(八王子中屋) | OPBF東洋太平洋ウェルター級 タイトルマッチ10回戦 | 10R 判定(2-1) 佐々木尽 新チャンピオン |
| 19:20 入場 19:32 開始 20:22 終了 | 王者 ⚪︎井上拓真(大橋) vs 同級4位 ●井岡一翔(志成) | WBC世界バンタム級 タイトルマッチ12回戦 | 12R 判定(3-0) 井上拓真 チャンピオン防衛 |
| 20:39 入場 20:47 開始 21:22 終了 | WBO世界バンタム級4位 ⚪︎武居由樹(大橋) vs WBA世界スーパーバンタム級15位 ●ワン・デカン(中国) | スーパーバンタム級8回戦 | 8R 判定(2-0) 武居由樹 選手 |
| 21:38 入場 21:55 開始 22:45 終了 | 4団体統一王者 ⚪︎井上尚弥(大橋) vs WBA、WBC、WBO1位、IBF3位 ●中谷潤人(M.T) | 世界スーパーバンタム級 4団体統一戦12回戦 | 12R 判定(3-0) 井上尚弥 チャンピオン防衛 |
試合の詳細の結果を知りたいという方は
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視聴方法
本大会はLeminoのPPV独占配信。地上波・BSでの放送はない。配信開始は14:30で、全7試合を順次中継する。PPVチケットは事前価格6,050円(税込)、当日価格7,150円(税込)。販売ルートはLemino、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、WOWOW百貨店、DAZNの6種。
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ドコモの料金プラン”ドコモ MAX”および”ドコモ ポイ活 MAX”契約者は、追加料金なしで視聴できる。見逃し配信は5月2日(土)試合終了後から5月31日(土)23:59まで。会場観戦のチケットは完売しており、一般の追加販売はない。全国の映画館ではライブビューイングが実施され、5月2日18:30上映開始予定、全席指定8,200円(税込)となっている。
当日の時間の見方、3つのポイント
興行開始は15:00。Lemino配信は14:30スタート。第1試合から全試合を追うなら、15時前にはPPV購入と視聴環境の準備を終えておきたい。
セミ前のWBC世界バンタム級戦・井上拓真vs井岡一翔は、国内メディアの予想で19時前後のゴングが中心値。ライブビューイング劇場は18:30上映開始のため、世界戦は18時台後半〜19時台前半の開始が見込まれる。
メインの井上尚弥vs中谷潤人は、国内メディア予想の中心値で入場19:45・ゴング20:00前後。早ければ19時台後半、押せば21時台に入る。20時台に必ず画面の前にいるのが、メインを逃さない確実な見方だ。
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公式発表は”開演15:00、配信14:30″の2点のみ。残りは進行次第で動く。前の試合が判定までもつれればメインも後ろ倒しとなり、序盤にKO決着が重なれば予想より早くゴングが鳴る。
試合詳細・ハイライト
各試合の詳細な経過、ハイライトは試合終了後に随時更新する。
第7試合|井上尚弥 vs 中谷潤人
世界スーパーバンタム級4団体統一戦12回戦 ハイライト
結果:井上尚弥 ○ 判定3-0(116-112、115-113、116-112)× 中谷潤人
→ 井上が4団体統一王座の防衛に成功
井上尚弥(32歳・大橋):32戦32勝(27KO)、WBA・WBC・IBF・WBOスーパーバンタム級4団体統一王者、世界4階級制覇。身長165cm/リーチ171cm/オーソドックス。リング誌P4P 2位、世界戦27連勝(23KO)の世界記録保持
中谷潤人(28歳・M.T):32戦32勝(24KO)、世界3階級制覇王者。バンタム級王座を返上してSバンタム級へ。身長173cm/リーチ174cm/サウスポー。”Big Bang”の異名、リング誌P4P 6位
ともに32戦無敗、リング誌P4Pトップ10に名を連ねる日本人ボクサー同士の4団体統一戦。日本ボクシング史上最多5万5000人を集めた東京ドームで、世代と実績、そして現在進行形の評価が真正面から交差する。
入場では中谷がフードをかぶり客席に笑みを浮かべながら花道を進み、リング上で四方の観客に小さく一礼。続いて井上は右腕を真上に掲げて姿を現し、シャドーボクシングをしながらリングへ。「君が代」の独唱、両者のリングコールに観客の拍手と大歓声が響き渡った。
“序盤(1-3R): 探り合いから井上がプレッシャーを強め始める”
身長で勝る中谷が身を低くして構える1R立ち上がり。井上はジャブと右ボディストレートで距離を測り、中谷も右ジャブで井上をけん制する。井上のステップインからの右に対して、中谷はバックステップでかわしつつ左カウンターを狙う展開で、互いに探り合う立ち上がりとなった。2Rに入ると井上は軌道を変えたジャブの連打から右に連係させていくが、中谷は手で弾いてさばく。両者前手を触れ合いながら距離を測り合う中、井上は右ボディフック、続けてボディジャブを伸ばしてプレッシャーをかけ、中谷は右ジャブを散らしつつ左ストレートをボディに送り返した。3Rは井上が踏み込みのフェイントを織り交ぜながらタイミングを探り、ボディストレートから左フックを中谷に届ける。上体を振って距離を詰め、ジャブを強めながら中谷をコーナーに追い詰めて右ストレート。中谷がコーナーから脱した瞬間にも井上は右を伸ばすが、こちらは浅い当たりとなった。
“中盤(4-6R): 互いに当てて返す、激しい応酬の応酬戦”
4Rは井上が引き続きジャブを上下に散らしてプレッシャーをかける展開。井上の右フックを浴びた中谷は即座にストレートでリターンし、互いの右ストレートと左ストレートが空を切るスリリングな応酬に発展。井上はボディへのフェイントから変化させたジャブで中谷を捉えるが、中谷もすかさずストレートを返した。5Rは井上がジャブからボディストレートを放ち、中谷はかわしながらアッパーを狙う。接近してきた中谷を井上は左右のフックで振り払い、中谷はストレートを顔とボディに2段打ちで返す。井上は左フックでこれを迎撃すると、中谷がコーナーを背負ったタイミングで右ストレートをクリーンヒット。距離が掴めてきたか井上は続けて右ストレートを伸ばし、中谷もストレートからの右フックでリターンする激しい打ち合いに。6Rは井上が強い踏み込みからボディストレートを放つが、中谷はかわして直後にストレートをリターン、ワンツーを飛ばすが井上も即座にストレートを返す。両者ジャブの差し合い・探り合いに戻る中、中谷はジャブから左ストレート、アッパーと振り始めるも井上は当てさせず、井上が踏み込むと中谷は左カウンターを狙う構図となった。
“後半(7-9R): 中谷が攻勢、井上は技術と手数で凌ぐ展開”
7Rは中谷が攻勢を強める展開。右フック・左ストレート・右フックの連打で井上をブロックさせつつややよろめかせると、井上もボディストレートと左フックで応戦するが中谷は十分に当てさせない。井上は手数を増やしてストレートと左フックで中谷を捉え、前進を抑えると、最後は右フックから右ジャブのコンビネーションで中谷の顔にヒットを返した。8Rは両者距離を詰めて近距離での打ち合いに突入するも、ともにガードが高くヒットを許さない。距離があくと井上は強いジャブを連打、中谷は左スイングフックから右フックをつなぐ。中谷の左アッパーは井上が見切ってかわすと、中谷は左ボディストレートから右フックで軽く井上を捉え、コーナーに詰めるシーンも作るが、井上は有効打を与えなかった。9Rも中谷が左ストレートの上下打ちから右フックでプレッシャーを発する展開。井上はジャブで中谷を抑えて右ストレートを放ち、中谷は対処しながら右ジャブで攻め手を探る。井上はジャブとフットワークで中谷の距離を微妙に外し、ノーモーションの右ストレートを中谷にクリーンヒット。中谷は右アッパーから左フック、井上は右ストレートと両者強打を振るい合うが、互いに決定打は与えない高度な攻防が続いた。
“終盤(10-12R): 中谷の出血、井上の追撃、そして判定勝利”
10Rは中谷が圧力を強め井上をロープに詰める展開。井上はフックの上下打ちで中谷を押し戻すが、直後に中谷の右フックがヒット、井上は一瞬足が止まる場面も。両者距離を近づけての打ち合いに突入し、井上のジャブの直後に中谷はワンツーをリターン。コーナーに追い詰めて攻め切ろうとしたところで偶然のバッティングが発生、中谷が眉間左側から出血しドクターチェックが実施された。試合再開後、中谷はすぐに前へ出て井上をコーナー・ロープに詰め、長身を活かして井上を押し込んでいく形でラウンドを締めた。
流れが変わったのは11R。前に出てくる中谷に井上は右フックで応戦、リング中央での打ち合いからワンツーから右ストレートをつないでヒットさせる。中谷はすぐ体勢を戻して打ち合いに臨むが、井上がワンツーからの右アッパーを叩き込むと中谷は左目に受けたか明らかに失速。井上も逃がさず追撃し、中谷はガードを上げてリングを回って耐える展開となった。最終12Rは中谷がストレートと右フックを強振するが井上はブロックで破らせない。井上はジャブを伸ばし、右アッパー・右フック・右ストレートと多彩に打ち分けてストレートで中谷を捉える。中谷は左をストレートとクロスで軌道を分けて放ち最後まで攻め抜いたが、井上はガードを下げてジャブを放って前に出ながら12Rを終えた。
判定は116-112、115-113、116-112の3-0で井上が勝利。32戦無敗同士のスーパーバンタム級頂上決戦を制し、4団体統一王座の防衛に成功した。
リング上インタビューに応じた井上は、まず対戦を引き受けた中谷への感謝を口にした。1年前から自身が呼び掛けて実現したこの対戦について、お互いが無敗のままぶつかれたからこその意義を強調。中谷を「気持ちの強いファイター」と称え、PFPランキング上位の相手からの勝利だからこそ価値があると、勝利の重みを語った。
5万5千人が集まった東京ドームの景色には感謝を述べ、「また東京ドームに戻ってきたい」と再びの凱旋にも意欲を示している。今後については「ちょっとゆっくり休ませてください」と明言を避けつつ、去年4試合と今年の東京ドーム連戦で張り詰めていた1年への疲労感をにじませた。少し休んでから大橋秀行会長と父・真吾トレーナーとともに今後を決めていく方針だ。
そして最後に飛び出したのが、「次はKOする試合を見せれたらと思う」という宣言。判定決着となった今回を踏まえての言葉で、ファンへの次戦への期待を込めてリング上インタビューを締めくくった。
第6試合|武居由樹 vs ワン・デカン
スーパーバンタム級8回戦 ハイライト
結果:武居由樹 ○ 判定2-0(77-75、77-75、76-76)× ワン・デカン
武居由樹(29歳・大橋):元WBO世界バンタム級王者・元K-1王者。昨年9月メディナ戦でキャリア初のKO負け、Sバンタム級に上げての再起戦
ワン・デカン(26歳・中国):WBAアジア・スーパーバンタム級王者。手数と圧力、打たれても下がらないタフネスが武器
昨年9月のメディナ戦でK-1時代を含むキャリア初のKO負けを喫した武居が、階級をSバンタム級に上げての再起戦。東京ドームで復活の一歩を刻めるか。
“前半(1-4R): フットワークで翻弄するも、デカンは止まらない”
1Rから武居はサウスポーのステップで足を止めず動き続け、デカンに的を絞らせない。踏み込んでの左ボディアッパーや左ストレートをクリーンヒットさせるが、デカンはひるまず前に出てくる。2Rも距離を支配しボディと顔への打ち分けで優位に進めたが、デカンも踏み込みからの左フックで武居を捉える場面を作った。3Rはデカンが圧力を強め軌道の読みにくい右フックで迫り、4Rは武居が大きくリングを回って距離を取る展開に。左ボディブローをコツコツ当てる武居に対し、デカンは右ストレートから返しの左ショートフックで応戦。タフネスと前進力で食い下がった。
“後半(5-8R): カウンターからフィニッシュへ、判定で再起戦勝利”
5Rは武居がフットワークでかわしながらデカンがバランスを崩したところに右アッパー、左ストレートを的確に当てる。しかしデカンは被弾しても止まらず、右ストレートで打ち返してくる。6Rは武居が左ストレートからデカンを打ち合いに呼び込み、右フック・左ストレートの連打、ボディ打ちでガードを下げさせる。デカンは右目を気にする様子を見せながらも圧力を落とさず、右ストレートの連続ヒットで武居にクリンチを強いた。
7Rは武居が足とボディ打ちから連打を狙い、デカンはコーナーに詰めてフックを強振するも、武居はフットワークで脱出。最終8Rもデカンは追いかける手を緩めず右フックから右アッパー、コーナーで右ストレートをヒットさせるが、武居もフットワークから右・左のストレートで応酬し試合終了のゴングを聞いた。8R通じてデカンの圧力をしのぎながらも自分のボクシングを貫き、武居が判定2-0で再起戦に勝利した。
8ヶ月ぶりの再起戦勝利となった武居だが、リング上のインタビューでは勝利を喜ぶ表情はなく、「こんな大きな大会で大したことない試合をしてしまって……ワン選手、本当に強かったです」と、自身の内容に納得していない様子をのぞかせた。今後について問われると「今日はもうこれ以上言えることは何もない」と言葉少なに答え、「たくさんの応援ありがとうございました。ワン選手、本当に強かったです」と、繰り返し対戦相手への敬意と感謝を口にした。
第5試合|井上拓真 vs 井岡一翔
WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦 ハイライト
結果:井上拓真 12R 判定勝ち(3-0)
(118-108 井上、119-107 井上、120-106 井上)
井上拓真(30歳・大橋):WBC世界バンタム級王者
井岡一翔(37歳・志成):世界4階級制覇王者・勝てば日本人初の5階級制覇
兄・尚弥のメインイベントを前に、弟・拓真がレジェンド井岡を迎え撃つ一戦。那須川天心戦で評価を高めた王者と、日本人初の5階級制覇を狙う37歳の挑戦者が、東京ドームで向き合った。
“序盤(1-3R): ジャブの差し合いから一気に急展開、2度のダウン”
1Rは両者ジャブの差し合いで慎重にスタート。井岡は堅実なブロックで打ち終わりにカウンターを狙う老練な組み立てを見せた。しかし2R、拓真が体の動きとジャブの数を増やしてリズムを掴むと、終了間際に右クロスをカウンターで合わせ、左アッパー、右フックとフォローして井岡をダウンさせた。さらに3R、拓真はジャブからの右アッパーで2度目のダウンを奪取。東京ドームに衝撃が走った。
“中盤(4-6R): 拓真が完全支配、余裕すら漂う試合運び”
4R終了時の途中採点は40-34、39-35、39-35と3者とも大差で拓真を支持。拓真はジャブで距離を支配し、井岡が踏み込んでくるとストレートを合わせる。ロープやコーナーを背負っても慌てず、ステップでサイドに抜けて井岡のパンチを空振りさせた。5Rからはロープを背にして井岡を呼び込み、L字ガードからカウンターを狙う余裕の展開に。6Rには右アッパーで井岡を後退させ、笑みを浮かべる場面も見られた。
“終盤(7-12R): レジェンドの意地も、拓真の壁は崩せず”
7Rは拓真が攻勢を強め、右アッパーから左フックの連係で井岡を追い込む。8R終了時の途中採点は80-70、79-71、79-71と圧倒的な差に。拓真はフットワークで的を絞らせず、井岡が連打をまとめてもポジションを入れ替えてそれ以上の手数を返した。9Rもジャブを連続ヒットさせ井岡の接近を完封。10Rには右ストレートと左アッパーでクリーンヒットを重ね、井岡は鼻血を流しながらも前に出続けた。
11Rも拓真は押し引きにメリハリをつけ、ロープ際でL字ガードから井岡のパンチを受けると「大丈夫」とジェスチャーする余裕ぶり。最終12R、挽回を狙う井岡を逆に左フックでふらつかせ、カウンターの右ストレートで迎撃。最後は井岡がストレートを当て返してゴングを聞いた。
判定は119-107、120-106と大差の3-0で拓真が勝利。初防衛に成功し、レジェンド井岡の5階級制覇の夢を阻んだ。序盤の2度のダウンで試合の主導権を決定づけ、中盤以降は距離の出し入れとカウンターで12R完全支配。拓真のボクシングIQの高さが際立つ圧巻の内容だった。
試合後、拓真は「張り詰めた12ラウンドだったけど、自分の中ではあっという間で、すごく楽しい時間だった」と振り返り、「レジェンドという相手がいてくれたからこそ今日の自分があった。強い自分を生み出してくれたのも井岡選手」と敬意を示した。今後については「自分はずっと統一戦を思っている。まだまだこんなもんじゃないぞというのを証明したい」と語り、「井上尚弥の弟」ではなく「井上拓真」として更なる高みを目指す覚悟をにじませた。
第4試合|田中空 vs 佐々木尽
OPBF東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ10回戦 ハイライト
結果:佐々木尽 10R 判定勝ち(2-1)
(96-94 田中、97-93 佐々木、96-94 佐々木)
田中空(24歳・大橋):5戦5勝(5KO) / OPBF東洋太平洋ウェルター級王者・”ハマのタイソン”
佐々木尽(24歳・八王子中屋):23戦20勝(18KO)2敗1分 / 元OPBF&WBO-AP同級統一王者・”ザ・ムービー”
日本人初のウェルター級世界王者を目指す、同い年24歳同士の激突。KO率100%の無敗王者・田中と、昨年6月のノーマンJr.との世界戦でKO負けを喫し復権を誓う佐々木が、東京ドームで激突した。
“序盤(1-3R): 初回から火花を散らす打撃戦”
1R、田中はガードを固めて距離を詰め、アッパーやショートの連打で先手を取る。ラウンド終盤には左フックで佐々木の体勢を崩す場面も。しかし2Rは佐々木もボディから上への打ち分けで応戦し、互いに譲らない展開に。田中の縦のパンチで佐々木が出血するが、佐々木も上下の打ち分けで的確に当て返した。3Rは佐々木がプレッシャーをかけてカウンターの連打で田中の足元を揺らす。ただし打撃が低くなりレフェリーから2度の注意を受けた。
“中盤(4-6R): 途中採点は佐々木リード、両者ともに流血”
4Rから両者の戦い方に幅が出始める。佐々木は超接近戦だけでなくジャブで距離を作る場面を見せ、田中はロープに佐々木を押し込む形で主導権を握ろうとした。5R終了時の途中採点は2-1で佐々木がリード。6Rは劣勢を受けた田中がさらに前に出るが、佐々木も左ボディフックを起点に手を止めない。このラウンドで田中からも鼻血が見られ、両者ともに血を流しながらの消耗戦へ突入した。
“終盤(7-10R): 最後の1秒まで打ち合った死闘”
7Rは佐々木がジャブと近距離を使い分けるメリハリある攻めで印象を残す。8Rは佐々木が序盤をリードしたが、後半は田中がアッパーやボディで巻き返しを見せた。9Rは佐々木が上下に散らす立体的な連打で田中を後退させるが、田中も接近戦でショートのフックを回転させて対抗。最終10R、佐々木はジャブとボディを軸に距離の出し入れで試合をコントロールし、田中はアッパーで突破口を探り続けた。最後は両者がフックを強振し合うなか、10Rのゴングが鳴った。
判定は96-94(田中)、97-93(佐々木)、96-94(佐々木)の2-1で佐々木が勝利。1人のジャッジは田中を支持する僅差の決着だったが、佐々木が王座を奪い返し、世界再挑戦への道を切り拓いた。田中はプロ初黒星を喫したものの、KO率100%の無敗王者として最後まで打ち合い続け、ウェルター級の未来を感じさせる一戦となった。
試合後、佐々木は「本当に強いチャンピオンだった。今の自分のままじゃ世界は無理だなと思った」と田中の実力を認めつつ、「これからが僕の本領です。ついて来てもらえたら嬉しい」と語った。9月の新宿での次戦に向け、世界を見据えたさらなる進化を誓った。
第3試合|阿部麗也 vs 下町俊貴
フェザー級 10回戦 ハイライト
結果:下町俊貴 10R 判定勝ち(2-0)
(96-94、96-94、95-95)
阿部麗也(33歳・KG大和):28勝(10KO)5敗2分 / WBC世界フェザー級7位・IBF8位・サウスポー
下町俊貴(29歳・グリーンツダ):23勝(12KO)1敗3分 / IBF世界フェザー級6位・サウスポー
世界戦線への生き残りをかけた、サウスポー同士の世界ランカー対決。会社員として働きながらリングに立ち続ける”サラリーマンボクサー”阿部は、2024年のIBF世界戦(ロペスに8RTKO負け)からの再起を期して「そろそろ俺の左が火を噴く」と意気込んで臨んだ。一方の下町は、減量苦に耐えた日本Sバンタム級王座(4度防衛)を返上し、フェザー級初戦となる今回に「世界に行くための大事な一戦」と位置づけていた。
右ジャブの取り合い、前足の位置争い、角度の駆け引きが全ラウンドにわたって続く技術戦。阿部は胸元に目線を落とす独特の構えに加え、細かいステップで距離を作りながらカウンターを狙い、下町は右ジャブを多用してリズムを構築し、左ストレートで的確にポイントを重ねた。7Rに阿部が鼻から出血するも前に出続け、解説も「どっちが取ってもおかしくない」と評するほどの大接戦に。最終10Rまでもつれた末、96-94、96-94、95-95の判定2-0で下町が勝利。1人のジャッジはドローをつけており、紙一重の決着だった。フェザー級初戦を白星で飾り、引き分けを挟んでの連勝を21に伸ばした。
第2試合|ユン・ドクノ vs 森脇唯人
OPBF東洋太平洋&WBOアジアパシフィック Sミドル級タイトルマッチ 10回戦 ハイライト
結果:森脇唯人 10R 判定勝ち(2-1)→ 新王者・2冠獲得
(97-93、96-94、96-94)
ユン・ドクノ(30歳・韓国):10勝(8KO)2敗2分 / 前OPBF&WBO-AP Sミドル級2冠王者
森脇唯人(29歳・ワールドS):2勝1分 / 東京五輪ミドル級日本代表
昨年12月の初戦では、森脇が初回にダウンを奪い優勢に進めていたが、バッティングによる負傷で4R負傷引き分け。ベルトに手が届かなかった因縁のダイレクトリマッチが、東京ドームで実現した。
序盤から五輪代表のスピードと回転力で主導権を握った森脇だが、4R以降はユンが距離を詰めて頭をつけての打ち合いに持ち込む展開に。陣営の作戦通り、距離を取るシーンと接近戦を切り替えながら対応し、5R終了時点で2-1とリードを保った。
最終10Rまでペースを崩さず、97-93、96-94、96-94の判定2-1で勝利。プロわずか3戦目でOPBF東洋太平洋&WBO-AP Sミドル級の2冠王座を獲得した。
試合後、森脇は「東京ドームでプロ3戦目で勝てたのは非常に大きい」としながらも、「まだまだまだだと思ってる。今日の内容じゃまだまだ、それはわかってる」と反省を口にした。日本人世界王者がまだ誕生していないスーパーミドル級について「村田さん、竹原さんにも続いて」と、一つ下の階級の先人に続く意欲を見せた。
第1試合|富岡浩介 vs 田中将吾
WBOアジアパシフィック フライ級タイトルマッチ 10回戦 ハイライト
結果:引き分け(10R 判定ドロー) ※富岡が王座防衛
富岡浩介(23歳・RE:BOOT)12勝(8KO)4敗1
田中将吾(24歳・大橋)5勝(3KO)1分
中学時代に一度拳を交え、僅差の判定で富岡が勝利した因縁の再戦。叩き上げの王者と、アマチュアエリートの挑戦者が東京ドームのオープニングマッチで激突した。
序盤から王者の落ち着きと挑戦者の積極性が拮抗する緊張感の高い展開。6R以降、富岡は右で距離を詰めつつバックステップで誘い込み、持ち味の左ストレートを打ち込む巧みな組み立てを披露。対する田中も近距離・中間距離の双方でストレートを軸に応戦し、プロ初の10回戦を感じさせない動きで王者を追い詰めた。
中盤以降はジャブを起点にした富岡がやや主導権を握る場面が増えたが、最終ラウンドまで両者ともペースを落とさず打ち合い、判定は1-1のドロー。規定により富岡が初防衛に成功した。勝敗を完全に分けるには至らない接戦で、両者にとって課題と手応えの双方が残る一戦となった。
本記事は試合進行に合わせてリアルタイム更新される。最新情報は当ページをリロードして確認してほしい。
※試合開催・放送予定は主催者・放送局の都合により変更になる場合がある。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]




























































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